今年もハーレーに乗って奥さんとタンデムで北海道ツーリングに行ってきました。
ホントウは昨年の北海道ツーリングで最後のつもりでしたが毎年北海道へは新日本海フェリーで渡っていましたが「たまには商船三井さんふらわあに乗ってみたいね」「道南方面にも行ってみたいね」という話がまとまり今年も北海道ツーリングに出かけることになりました。
そうと決まれば早速準備に取り掛かります。
まず時期的な点では例年と同じ7月上旬と決めました。
ルートや行きたい場所を決めるのに必要な資料は今まで10年間で使ってきたガイドブックやネットで収集しました。
しばらくすると「北海道ツーリングベストガイド2022」が書店に並び我が家のライブラリーに追加されました。
バイクに積んでいる荷物をチェックします。
普段のツーリングから一通りのモノがありますが出来るだけ荷物を減らしつつ長期間で人里離れた北海道で必要になりそうなものを選びます。
すべての工具とパーツはこの防水バッグに入れてサドルバッグに収めています。
工具類はインチサイズが多いハーレーならではのモノが必携で最低限の修理、補修が出来るようにしています。
交換パーツは新品の前後ブレーキパッドとプラグ、ヒューズ、ワイヤーや適当なボルト、金具類です。
何かと汎用性の高いのがテープと両面テープ、針金、ビニタイ、ロックスです。
チューブ入りタイヤの必需品、パンク修理剤です。
私のハーレーはフロントはキャストホイールに変えているのでチューブレスですがリアはワイヤーホイールのままなのでチューブ入りです。
かなり昔に友人たちとツーリングに行った時に使っているのを見て効果はあるかなと思っています。
プラグは新品に交換してギャップを適正値に調整しておきます。
エアクリーナーとブリーザーホースは破損はみられないので汚れだけ落として再使用します。
※関連記事「北海道ツーリング前にハーレーのエアクリーナーとプラグを掃除した」はコチラ
リアブレーキのディスクを冷却する自作したエアインテークですがアルミダクトがかなり傷んでいたので交換しました。
リアに大きなサドルバッグがあるバイクだリアブレーキディスクの冷却が十分でない事があるのですがこんな自作のモノでも10度以上の温度低下が実測出来ているので効果ありです。
※関連記事「アルミダクトで自作したブレーキディスク冷却用のエアインテークを交換した」はコチラ
北海道ではクルマが少なく一般道でもかなり飛ばしている事が多いようです。
最近の取り締まりでは従来からのレーダー波だけでなくレーザーを使ったものが増えてきました。
そこでデイトナ製のレーザー・レーダー探知機をインナーカウルに埋め込んでいます。
※関連記事「デイトナのMOTO GPS LASERをハーレーに取り付け」はコチラ
でも待ち受け画面のデジタルスピードメーターの数字が小さくて見にくいので以前使っていたコムテックのレーダー探知機を同じくインナーカウルに埋め込んで見やすくしています。
※関連記事「北海道ツーリングに向けてハーレーのスピードメーターをダブル化」はコチラ
私のハーレーのマフラーはオリジナルの右二本出しから左右出しにカスタムしているので後方エンジンのエキパイが右もも近くを通っています。
その結果水ぶくれのような火傷になるのでレッグガードの革で自作のガードを追加してライダーパンツにホックで固定出来るように加工しています。
※関連記事「ハーレーのエキパイでのやけど対策で加工したレッグガードは効果あった」はコチラ
これらの準備をしてツーリングに行く3ヶ月前にはフェリーと泊まるホテルの予約が出来てきたので行きたい場所を決めて行程表を作ってみました。
※私が使っている「行程表」を公開しますので興味がある方は自由に試してみてください。
表形式で、Microsoft Office の Excel(エクセル)を使っています。
この下に、エクセルの「行程表」をアップしています。念のためウイルスチェックはしています。
対象ファイルをダウンロード、保存して使ってください。
「ツーリング行程表」のエクセルファイルは下の「ダウンロード」をクリックしてください。
使い方については、次の記事を参考にしてください。
「誰でも使えるエクセルのツーリング行程表を公開」はコチラ です。
この表の特徴は、「出発時刻」と「移動するポイントの区間距離」それに「休憩時間」を入れれば、自動的にそれぞれの「移動走行時間」や「到着・出発時刻」などが一覧表で見られます。
こういう「行程表」を作っておけば、ツーリングに出かける前に「もう少し余裕があるからここも寄ってみよう」「ちょっと時間が掛かりそうだからルートを変更しよう」とか「この辺でお昼どきだから、ランチする場所を探してみよう」と計画を練る事が出来ます。
また実際にツーリングで走っている時でも「行程表」のタイムスケジュールと照らし合わせて、「思ったより早く着いたから見学時間を長くしよう」「遅れているからコース変更」「宿に着くのが遅れそうだからあらかじめ電話をしておこう」などと役立てる事も出来ます。
むずかしい事はやっていないので記入例を見ていただければおわかりいただけると思いますが、一応使い方を書いておきます。
・「タイトル」「日程」は適当に入力します。
・あらかじめ自分の走行ペースを設定しておきます。
表の中のピンク色のセルを入力します。
「一般道の平均時速(例:40km/h)」と「高速道路の平均時速(例:85km/h)」の数字部分だけを入力します。
※数字だけ入力すれば「km/h」などは自動で追加されて表示します。
市街地を含むのか、郊外メインか、北海道のようなところかなどによって設定します。
・ガソリン代を試算するために自分のバイクの「平均燃費:20km/L」とガソリン単価の目安「ハイオク:170円/L」の数字を入力します。
あとは、表の中のアイボリー色のセルを入力していきます。
・最初に「出発時刻」を入力します。
・ネットのルート検索サイトなどで走行するルートの「ポイント間の距離(km)」を調べて入力していきます。
・停まるポイントでのおおよその「見学・休憩時間」を「0:20(←20分の意味、1:30なら1時間半)」を入力します。
・有料道路を利用する場合は「通行料」、「昼食や喫茶代」それに「宿泊費」などを入力します。
ポイント数が多くて行が足らない場合は行挿入で追加します。 この時は計算式がずれないように複写します。
ここまで入力すれば、あとは色の塗っていない部分を自動的に計算されて埋めて「行程表」が作られます。
各ポイントの「到着・出発時刻」と全行程の「走行時間」「見学・休憩時間」それに「ガソリン代」やツーリング全体の「総費用」が計算されます。
ツーリングに出かける際にはこれを印刷して持って行きます。
最初に書いたようにこれはあくまで「一つの目安」です。
時間配分をあらかじめ考えておいて、走っている最中に間に合うかどうかわからず、あせって無理な走行をしないようにするためのものと割り切っています。
これに縛られてしまってはツーリングが楽しめません。
私も行程表で作ったとおりに走る事はほとんどなく、いつも景色や天候状況などで自由気ままに変えています。
だから計画としての「行程表」とは別に、帰って来てから実際に走った「実績表」を作ってみるとコースもポイントも平均時速もさまざまです。
参考にしながら臨機応変にアレンジしながらルートを考えていくのが楽しんですよね。
話がそれましたが、下の表は行きに乗る新潟から小樽までの新日本海フェリーの7月までの料金表です。
今回はB期間ですが少し値上がりしていました。
同じくバイクの料金です。
北海道での宿泊同様に夫婦で乗るのでデラックスAの個室を予約しました。
新日本海フェリーは割りと予約が取れやすいので助かります。
予約が取れたら部屋も空いていれば好きなところを選べます。
行きの新日本海フェリーは乗る3ヶ月前に予約出来ますが、帰りの商船三井の方は2ヶ月前でした。
さんふらわあの個室は予約開始ですぐに埋まってしまいなかなか取れないとの情報でしたので事前に何度もシュミレーションして必要事項を事前登録して当日に備えました。
今回は特に商船三井50周年割引が7月14日まででその最終日の便だったのですがなんとか40秒ほどで入力完了、予約OKとなりました。
1分少し後にはもう満室になっていましたのであぶないところでした。
こちらも予約完了後部屋を選びました。
もう一つチェックしたのが日の出と日の入りの時間です。
北海道を走っていると距離が長いのでどうしても時間が掛かります。
夕方になって暗くなってくると鹿の飛び出しなど危ないこともあるしキャンプの方だと設営にも影響してくるので何時ころまで明るいか把握しておく必要がありま。
今回は高速道路を使った移動もあるのでルートを確認します。
新潟までのルートでも土日だと二輪車割引もあるので事前に登録を済ませておきました。
北海道エリアのツーリングプランでの割引もありましたが私のルートではあまり活用出来ないのでそちらは申込みしませんでした。
そして今年から復活したホクレンフラッグの配布場所もチェックを欠かせません。
ツーリングの記録を残す動画では今回から360度動画が撮れて空撮風に編集も出来るInsta360 ONE X2を新たに導入しましたのでその取り付け用のパーツを購入しました。
GoProとの共通なのでどちらでも使えて便利です。
Insta360をカウル前方に取り付けた場合はこんな風になるので事前にツーリングに行って撮れ方を確認してきました。
リアボックスから「消える自撮り棒」を伸ばして後方上で撮影すると空撮風になります。
動画はこの他にもバイク前面に付けたドラレコとリアボックス後方のカメラ、そしてヘルメットに取り付けたGoProがあります。
GoProは上部のボタンひとつで録画の開始停止が出来ますがウインドスクリーンを付けているとグローブをしたままでは押しにくいので滑り止めに使われるシリコン製のゴムプボタンを追加して押しやすくしてあります。
※関連記事「走りながらの撮影を楽にする為にGoProにボタンを追加」はコチラ
最後に直前になって荷物を準備します。
キャンプ泊ほどの荷物はないですが二人で1週間分の着替えが必要になるので衣類圧縮袋に入れて持っていきます。
ホテルで停める時にも念のため簡易的ですがチェーンロックと雨が降っても困らないようにボディカバーも載せていきます。
書類関係と費用と行程をチェックするメモ、薬には酔い止めとしてアネロンニスキャップを使っています。
主にフェリーで使いますが100均で買ったマグネットフックとアウトドアコード、この使い道はいずれ紹介します。
これらの荷物をボストンバッグとシートバッグに入れるのですが、ボストンバッグが約8kg、リアボックス(キングツアーパック)の上に載せるのですがこれも5kgとかなりの重量になりました。
最後に万が一使っているGorillaナビが不調になった時用に今は使っていないスマホを用意しています。
これにGoogleマップをオフラインでも使えるように地図をダウンロードしてますが、一応いつもはタブレットで使っているデータ専用SIMカードを載せて変えておきました。
これでオン・オフどちらでもGoogleマップで経路検索できるようになります。
北海道だと交差点等で目印になるものが無い事が多く間違えて進んでしまうとかなりの時間ロスになりますのでやはりナビはあった方がいいですね。
40数年前、全国地図とコンパスだけで青森から鹿児島までソロの野宿旅をしていた頃とは雲泥の差ですね。
それでは次回からいよいよ北海道ツーリングの出発となります。
コメント
ziromeiさんへ
北海道ツーリングから帰ってきてもう1週間経ちました。
荷物ばかり増えて実際に使う機会は少ないかもしれないですが
不安要素だけは取り除いておきたい方なので。
ziromeiさん達は苫小牧発着で利尻礼文も行かれるのですか。
ようやく初日分の動画が編集出来てYoutubeにアップ出来ました。
メカ好きさん、無事帰還お疲れ様です。
2022北海道ツーの、バイブル参考にさせていただきます。
完璧な準備体制ですね。
テキトーな我が家、大変参考になります。
ちょっと難しそうな案件もありますが…汗
我が家もそろそろ出発が迫りつつですので、しっかりと準備整えたいと思ってます。