誕生祝いに、妻からハーレーのハンドルグリップをプレゼントされました。
普段、私のカスタム(?)は、ツーリング機能重視のモノがメインなので、あまり光り物で飾ってはいませんでした。
でも妻にしてみれば、もう少しハーレー乗りらしくして欲しいとの事で、ハンドルグリップを選んでくれたようです。
ハーレー純正のグリップがよかったのでディーラーに選びに行く前には、私としてはフレイムス柄のものがいいかなと思っていました。
でもちょうど応対してくれたメカニックの方に相談すると、あのタイプは使っているうちにラバーの部分がはがれてくる事がありますよ、との事でした。
今までカスタムをしたいろんなタイプのグリップを握った事のあるメカニックのお勧めはタル型のもので、これが一番グリップがしやすいそうです。
他にもスカル柄のモノもいいかなと思ったのですが、私のヘリテイジには他にスカルのデザインのものが無いのでこれも却下。
純正の太いものより少し細めの方がグリップしやすそうですが、でもブッとい方がハーレーっぽいかなとも思いました。
そんな中で選んだのが今年のニューモデルとなるこのタイプです。
さりげなくハーレーのロゴが入っているのと、ラバー部分の質が以前のものより向上しているようです。
ハーレーのハンドルグリップは、96年式以降のソフテイル(FLSTSE2/3を除く)、ダイナ、VRSC、XL、XRと97年から07年までのツーリングモデルは共通のようです。
08以降の電気コントロール式スロットルのツーリングモデルは異なるようです。
交換作業はそれほど難しいものではないのでディーラーに頼まず自分でやってみました。
以前、何度か国産バイクのハンドルの交換をした時には、ハンドルバーにグリップが接着剤で強力に固着していて結局切らなければ外れず、また装着するのに力が必要だったという苦い経験があります。
今はネットという便利なもので情報を収集出来ますが、それによるとハーレーのグリップ交換は特に力は要らず割りと簡単そうでした。
これが今付いているオリジナルのハンドルグリップです。
38mm径のゴムのストレート型です。
3年半使して、少しゴムの劣化が見られます。
それでは作業手順の公開です、。
まずは簡単そうに思われる左側、クラッチのある方からチャレンジです。
グリップはこのスイッチボックスで挟むように固定しているようです。
スイッチボックスは赤丸のところの上下二カ所のネジを外せば分離して取れます。
ビスはT25のトルクスで、車載工具で簡単に外れました。
でも実際にやってみると、スイッチボックスのネジを外しても下側のユニットは取れましたが、上側が外れませんでした。
すぐ横にあるクラッチレバーとミラーを固定しているボックスも一緒に分解してやると簡単に外れました。
こちらのネジは一回り大きなT27が二本でした。
これからトライされる方は、先にレバーホルダーのケースを外しておいた方がいいようです。
ケースは分解出来ましたが、グリップ自体は接着剤でハンドルバーに固定されていました。
すきまにマイナスドライバーを差し込み、CRC-556のノズルを差し込みスプレーして強くねじってやると徐々に接着剤がはがれ、ある所でいきなりスポッと抜けました。
新旧のグリップです。
交換するグリップの方が少し長めですね。
純正の新しいグリップの固定方法はそのままハンドルバーに差し込み、根本のツバの部分が半周分だけ大きくなっているところを、スイッチボックスの下のユニットに合わせます。
この向きにしか入りませんので間違えようがないですね。
取り付けた状態はこんな感じですが、メッキとラバーのコントラストがいいですね。
続いてアクセルスロットルのある右側グリップの交換です。
最初にケース下から延びている二本のアクセルワイヤー(閉じ側、ゆるめ側)のロックナットとケーブルナットを調整して、一番ゆるめる(=遊びを最大にする)ようにしておきます。
他の方のサイトでやっていたのを参考に、今の固定位置のナットに合わせて、マスキングテープを貼って目安にしておきます。
こちらも、スイッチボックスだけだと完全には外れないので、ブレーキレバーとミラーボックスも分解してしまいます。
この時、ブレーキのリザーバータンクがワイヤーで吊り下げられた状態になりますが、逆さまにしてホースの中にエアーが入らないように注意しておきます。
グリップにはアクセルワイヤーが繋がっていますが、溝に合わせてスライドすれば簡単に外れます。
この時、赤丸のところにあるケーブルの頭の部分には、別パーツの真鍮製の小さなタイコがあります。
簡単に外れて落ちやすいので注意して扱います。
こんな小さなパーツです。
それから、アクセル側のスイッチボックスの中には、暖気時や高速走行時にスロットルを簡単に固定するためのヒトデのような形をしたネジがついているのですが、このネジに押されてスロットルを押し上げて固定する長方形のプレートが外れる事がありますので注意してください。
二つ上のま真にある青いマークの所にあります。
ケーブルが外れれば、グリップは簡単に外れます。
新しいグリップを入れる前に、ハンドルバーの古いグリースを拭き取り、新しいシリコングリースを塗っておきます。
外した要領の逆に、ケーブルの頭に真鍮のタイコをはめ、グリップの溝に合わせて組み立てます。
後はスイッチボックス、レバーボックスを留め、ゆるめたアクセルケーブルを調整しなおして完了です。
ケーブルの遊びは、指定の調整範囲で、ハンドルを左右に切った時にも引っ張りすぎていないか確かめます。
ハンドルを交換した後、早速試しにプチツーリングにでてみました。
そのレポートはまたあとで。。。
【関連記事】ハーレーのハンドル周り作業
■「ハンドルグリップ交換」記事は、コチラ です。
■「ハンドル部スイッチカバーとボタンをクロームメッキに交換」記事は、コチラ です。
■「ウインカー・エクステンション・キャップの取り付け方」記事は、コチラ です。
■「ブレーキランプがすぐに点灯してしまう時の対策」記事は、記事は、コチラ です。
■「ブレーキスイッチを交換」記事は、記事は、コチラ です。
コメント
ローキン2005@1450 さん へ、
はじめまして!
コメント、ありがとうございます。
ハーレーでは先輩になりますね。
ロードキングもどっしりとした風貌がいいですね。
ハーレーのグリップは無骨な太いラバーだけなので
今ひとつフィット感に欠けるようです。
キラキラ物にはあまり興味がなかったのですが、
妻からこのグリップをプレゼントでもらい、
少しずつ光モンもいいかなと思うようになってきました。
これからも、新しいブログ共々よろしくお願いします。
ハーレーと趣味に生きるNEXT
http://greenleaf.ddo.jp/wp/
初投稿です。
奥様のセンスが光ってますね!
バイクに乗らない方ならなおハイセンスです!!
私は就職してすぐにローキンの2005年式(キャブ車)を免許を持っていないのに新車で購入しました。
そのころ、ハンドルグリップがフィットしなくて悩んでこのグリップも候補のひとつでした。
今は、本文記載のクラシックな樽型のものを付けています。
体は小柄ですが、手が大きいので…。
いろいろ参考にさせて頂いてます。
また拝見させていただきます。
エガッキー さん へ、
ありがとうございます。
たぶん、私だけではこういうグリップを
買う事は無かったと思いますが、
実際につけてみるととってもいい感じで気に入っています。
「結婚指輪」ちょっと照れますね。
でもそれ以上に、ポチャポチャした指が気になります(笑;
かえる十兵衛 さん へ、
ほんとうにその通りですね。
ハンドルグリップって、パーキングで停めているときに
結構目立つパーツなんですよね。
今までは純正のゴツいラバー製のものが、
ハーレーっぽくていいと思っていましたが、
一度こういうのを付けちゃうと、
やっぱりこういうパーツでカスタマイズするのも
いいかなと思っています。
DON さん へ、
ハーレーに限らず、バイクもクルマも、
経年劣化は避けられませんね。
交換パーツもちゃんとやっておかないと、
長く乗っていられませんね。
自分のエボも考え中です。
色々なパーツが経たっているので、徐々に交換予定です。
結構セールには敏感ですが、なかなか欲しいものがヒットしませんね!
素敵で粋なプレゼントですね(^^)
奥さんは旦那様が何を欲しがっているかよくご存じのようです♪
交換したグリップは見違えるように高級感が出ますね!
やはり新しいラバーとメッキによるものでしょうね
こうした好みのパーツに変えていくのもバイク乗りの楽しみでもありますよね
奥様からの素敵なプレゼント♪
バイクとぴったりでかっこよいです!
さすが奥様って感じ。
写真に写ってる結婚指輪が
なぜかとっても微笑ましく~
つけてない方もたくさんいますから・・・