ヘリテイジにインナーフェアリングを取り付ける

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私の08FLSTCヘリテイジ・ソフテイル・クラシックにはタンデムツーリングに便利なようにファントムフェアリング(やっこカウル)とキングツアーパックが装備されています。
ファントムフェアリングは後付けのものなので純正のウインドシールドと同じ機構で簡単にデタッチャブル出来るのはとても便利なのですが,
裏側(ライダー側)はガランドウになっていてそのままでは寂しいものです。
そこで、ここにインナーパネルを自作してタコメーター、デジタル電圧計、温度計、アンプ&スピーカー、MP3プレーヤーなどを組み込んでいます。

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今までにフロントのデザインを三回ほど変えてきました。
それでもやはり手作り感満載で、ハーレー仲間とツーリングに出かけた際など駐車場でお互いのバイクを見ながら話しをする時にはちょっぴり寂しい思いをする事がありました。
今回、思い切ってこのインナーフェアリングをハーレー・ウルトラ系の純正のものに付け替える事にしました。

まず用意したのはインナーフェアリングです。

ヘリテイジにインナーフェアリング

ハーレー用のインナーフェアリングと一口で言ってもタイプによって左右のふくらみの部分などが微妙に違っているようなので私の今付けているやっこカウルの形状にぴったり合う年式、モデルのものを選びました。
とりあえずこのまま取り付け出来るかどうか、当ててみます。
大まかな形状はうまく合いそうですが何箇所か加工しないとこのままでは無理そうです。
まず下部のところのフロントフォークをカバーする部分ですがここの幅がやっこカウルをフロントフォークに固定しているステーの幅と同じなのでぶつかってしまいます。
無理に広げて取り付けると、左右のふくらみの部分が変形して、ヤッコカウルとの間に大きなすき間出来てしまいます。

ヘリテイジにインナーフェアリング

さらにここは私の場合には純正と同じ機構でデタッチャブル出来るような構造になっているのですがその金具が干渉しています。
対応策として、ここの部分はあっさりカットしてしまいます。

ヘリテイジにインナーフェアリング

デタッチャブルした時にフロントフォークとも干渉しないように大きめにカットしました。

ヘリテイジにインナーフェアリング

もう一箇所、修正が必要な所があります。
このインナーフェアリングは大2個、小4個の六連メーターになるのですがその内の下の左右二個のメーターの枠の部分がハンドルバーにぶつかっています。

ヘリテイジにインナーフェアリング

このためハンドルを極端に下げないとダメでした。

ヘリテイジにインナーフェアリング

どうやらツーリングモデルとソフテイル系ではハンドルの元の方の幅や曲がり方の形状が違うようです。
ツーリング系のハンドルは根元の方で大きく左右に広がった後に上方に立ち上がりグリップ手前で急にまがるようなイメージです。

ここも大胆にカットします。
この部分はどこをどれくらいカットするかは何度もカット&トライで作業を進めました。
結果的に下の二連の場所にはメーターが取り付け出来なくなりましたが仕方ありません。
ここまでやれば、インナーフェアリングをヤッコカウルに取り付け、ハンドルやフロントフォークに干渉せずに取り付け出来るようになりました。

ヘリテイジにインナーフェアリング

さて、このインナーフェアリングの取り付け方法ですが純正に採用されているのはまずインナーフェアリングをフロントフォークに固定してその前側にやっこカウル(ファントムフェアリング)を取り付け周囲をビスで固定しています。

これに対して私の場合には、まずデタッチャブル金具でやっこカウルをフロントフォークに固定して、そこに裏側(ライダー側)からインナーフェアリングを取り付けます。
やっことインナーの接続は、ウインドシールの三箇所のビスと、下部左右に自作したステーを使って固定する方法にしています。
これでもかなりしっかり取り付け出来ています。

次にやったのは、フェアリングの周囲にフチゴムを貼っていく作業です。
やっこカウルと擦れる部分から音がしないよう、そしてしっかり固定出来るようにするためです。

スピーカーグリルは、黒のパンティングメタルのプレートを適用な大きさにカットして、裏側からタッピングビスで留め、さらに防水用に薄いビニールシートを貼っておきます。
これは防水用のスピーカーです。

ヘリテイジにインナーフェアリング

このまま付けるとグリルネット越しにスピーカー枠の金属色が目立っちゃいますので黒く塗装した方がいいですね。
でも走りながら音楽を聞きたければブルートゥースのインカムでステレオが聴けますしだいたいからして私はで音楽聞く事はほとんどないのでスピーカーやアンプが必要なのかどうか思案中です。
タンデマーの妻はいつもAndoridウォークマンをブルートゥースを通してインカムで聴いています。
各メーター用の穴を塞ぐために、サークルカッターで塩ビプレートを丸くくりぬいていきます。

次にいよいよメーターなどの電装品を取り付けていきます。
今回はとりあえずタコメーターと温度計だけにします。
レーダー探知機は今まで使っていた車用のものを転用したものはかなり古くなりましたので感知出来ない場合もあるようですしインジーケータとアラーム音だけではうるさいバイクで走りながらでは気づかない場合もよくあるので別の機種に買い替え予定です。
温度計などは、出来ればパーツショップなどで適当なものを探してきてから取り付けたいと思っています。
とるあえず開いている穴の部分には、サークルカッターで丸く切り出したレザックしぼ模様の塩ビプレートを使います。

ヘリテイジにインナーフェアリング

という事でまだまだメーター部分は今後の課題ですがとりあえず躯体としてのカッコーが付きました。

ヘリテイジにインナーフェアリング

やはり純正の堂々としたスタイルはいいですね。

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タコメーターも小ぶりですがまあいいでしょう。
左側の大きなメーターのところに入れる「あるモノ」は現在手配を進めています。
一番左の小さな方のメーターは、どっちみちナビの陰になって見えませんね。

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サイドから見ても、スキマが無くてぴったり合っています。

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見た目はウルトラ系にだいぶ似てきましたがかなり前から触れてはいけないタブーで「これなら最初からウルトラかエレグラを買えばよかったんじゃない!?」とか「これのどこがヘリテイジ・クラシックなの?」などの突っ込みはナシでお願いします。。。笑;

ところで外観とは別に取り付け・取り外し方法はホンモノのウルトラとは大きく異なります。
私のは外側のやっこカウルとインナーフェアリングを一体として工具などを全く使わずにワンタッチでデタッチャブルする事が出来ます。
あとからカウルに加工等をしたい時に、自宅の中に簡単に持っていけるので作業性が高まります。
ちなみにこのインナーフェアリングのウインドシールドのすぐ横のところにビデオのGo Pro HD Hero2のプレートを固定して撮影するつもりです。

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コメント

  1. オノジ さん へ、
    ずっと手作りのインナーフェアリングで
    やってきましたが、
    とうとう我慢出来ずに手を出しちゃいました。
    形状さえあえば、多少の加工でなんとか付きます。
    オノジさんのはメーターがいっぱいあるので
    インナーフェアリングにするやりがいがありそうですね。

  2. メカ好きおじさん  こんにちは

    ついに着けてしまいましたね♪
    何時かはと思っていましたが

    純正と同じ形状で完璧ですね
    格好良いですし高級感が有りますよ

    オノジも気持ちが揺らぎます

  3. 犬飼 さん へ、
    段々元の姿から離れて行ってしまいました。
    それでもソフテイル独特の軽快な走りは
    どっしり安定したツーリング系とは
    別物であり、その点では変わっていないと思います。

    >あの本革のバッグでヘリテイジだと見抜けます。
    さすがですね。ハーレー乗りでもわからない方が多いです。
    細かくいえば、ほかの場所では、
    ・スピードメーターがタンクオン
    ・タンクの形状(容量)が違う
    ・マフラーが右側の片側出し
    ・フロントフェンダーに「Softail Classic」のエンブレム
    ・リアショックが無い(フレーム下部にある)
    などですね。
    レザーサドルバッグは容量的にこちらの方が便利なのと
    これまで交換しちゃうと、完全にヘリテイジでなくなってしまうので
    最後の砦として残しています。

    バイクおやじ さん へ、
    思ったよりは大改造をしなくても
    なんとかサマになったようです。
    外側との固定方法とか、中のメーターや機器類などの
    取り付けには、いろんな工夫と金具の自作が必要です。
    でもそういうことを考えて、工夫して、
    そしてうまく取り付け出来た時が楽しい瞬間です。

  4. 噂?のインナーフェアリングですね。
    「ちょっと加工が必要」だとおっしゃってましたが、ちょっとどころじゃないですね。
    それにしてもこんなに綺麗になるなんてさすがです。

  5. さらに進化を遂げましたね。
    ここまで手を加えれるとたしかにそうそう手放せないでしょう。
    ヘリテイジのファンである身から言わせれば、あの本革のバッグで
    ヘリテイジだと見抜けます。

    ・・・フォローになってない?

  6. DON さん へ、
    だいぶ以前、ウルトラへの乗り換えを考えた時期もありましたが、
    やはり慣れ親しんだこのヘリテイジを
    ずっと載り続けていこうと考え直しました。
    ここまで手を加えると、もう別のハーレーでは満足できないでしょうね。

    ウインドシールドを固定しているフェアリング上部のビスは、
    W1/4の20mmサイズのものなのですが、
    パーツ屋さんでもクロームメッキの見栄えのいいものが無いので
    いろいろ探しているところです。
    ご忠告、ありがとうございます。
    バカになったネジ受けも、プラリペアで直せる場合も多いですよ。

  7. やはり苦労の甲斐がありましたね!
    色々と手を加えると、それはもう自分の一部となり、愛着がわいてきますよね。
    我が家も何度かカウルの中をのぞいたり、フロントシールドを交換したりしましたが、止めているネジ受けが壊れて効かなくなる経験を何度かしています。
    締め付けトルクの問題でしょうが、ご注意ですよ!

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