ウチのジムニーは2018年に我が家にやってきましたが、3年経った2021年にはもうバッテリーがヘタって始動のセルが弱々しくなってしまいました。
そこでバッテリーをPanasonicのカオスに換えて、さらにトリクル充電できるチャージャーを繋いでいます。
※参考記事
「ジムニーJB64WのバッテリーをPanasonicカオスに交換した」は、コチラ です。
「ジムニーのバッテリーの充電器を購入」は、コチラ です。
そこで出かけて帰ってきてからたびたびボンネットを開けてワンタッチケーブルを接続するという儀式を行わなければなりません。
その時にはいちいちボンネットを持ち上げてボンネットサポートロッドを差し込む手間がかかります。
そんなわずらわしさを少しでも解消しようとJB64W用のダンパーを取り付けることにしました。
ネットで情報収集すると専用のパーツにも形状によって何種類かあるようでした。
一番の違いはボンネット側に取り付ける金具の形状で、ボンネットヒンジのボルトを2本外して付けるタイプと1本だけ外して取り付けるタイプの2種類ありました。
ヒンジのボルトを2本とも外すタイプだとダンパーを取り付けた後、ボンネットとヒンジの位置が微妙にずれてしまいボディと干渉して擦ってしまうことが多々あるようでした。
そうなるとやはりボルト1本だけで固定する金具を使っている製品を選ぶことにしました。
このタイプもいろんなメーカー、サイトから販売されていて価格も3000円台から6000円台まで様々ですが構造を見る限り同じようなものなのでコスパが良さそうで早く取り寄せできそうなものを選びました。
細長い箱に入って届いた商品の中身はこちらです。
左右のダンパー2本とブラケット、ポールボルトとワッシャーです。
説明書もありましたがこれが問題で苦労しましたがそれはのちほど。
取付に必要な工具は10mmと12mmのスパナ(できればメガネスパナ)かレンチだけです。
作業時間は問題なければ左右で15分もかからないと思います。
まあ、私の場合は紆余曲折、やリ直しがありましたのでもっとかかってしまいました。
作業はボンネットステーの無い運転席側から行いました。
まずはボンネットを開け、エンジンルームサイドのこのボルトを10mmレンチで外します。
外したボルトは使用せずに、入っていたポールボルトにワッシャーをかませて固定します。
上側はボンネットを固定しているヒンジの下のボルトだけを外します。
このボルトはかなり固くて外しにくかったという書き込みがあったので、柄の長いトルクレンチも用意しましたが必要なくて普通の12mmのソケットレンチで外すことができました。
次に助手席側も同様にボルトを外してポールボルトを固定します。
上側はブラケットに最初からボンネットを固定していたボルトを使って固定するのですが。。。
ここで私は失敗してしまいました!
写真のように金具を固定しました。 一見あっているように見えて違います。
この金具の向きだとダンパーを取り付けると固定したボルトの頭にぶつかってしまいます。
なお、助手席側のダンパーははめる前に「必ず、ボンネットサポートロッドを外してボンネットを手で押さえながら作業してください」そうしないとダンパーを差し込んだ後ではボンネットサポートロッドは外せなくなります。
なぜこんなことになったかというと、この入っていた説明書をご覧ください。
カラーで手順を説明しているのですが、カスレがひどいのと金具の向きについての記述がありませんでした。
取付け用ブラケットには「L」「R」の刻印がされていたので、運転席から見て左側の助手席の方に「L」の刻印のあるものを取り付けてしまいました。
これが間違いだったのですが、それに気づかずポールボルトとブラケットを固定してダンバーを押し込んで完成したと喜んでいました。
しかし実際にボンネットを開け締めして何かおかしいと思い、ネットで他の方が取り付けているサイトや動画をよく見てみると間違っているのに気が付きました。
そこで一旦取り付けたダンパーを外しました。
外し方は無理やり外さず、ロックピンに小さめのマイナスドライバーを差し込んで浮かせてから行いました。
この「L」の刻印がある方のブラケットが運転席側です。
ブラケットを取り付け、正しい向きでダンパーを取り付けたところです。
そして「R」刻印が助手席側です。
運転席から見た方向ではなく、作業しているエンジンルームに向かってのLとRなんですね。
助手席側も正しく装着できました。
ダンパーを取り付けた事によりボンネットの開く角度が少しだけ狭くなりました。
といってもエンジンルームの奥の方の作業がやりにくくなった訳ではないので安心しました。
ダンパーを取り付けての動作ですが、
・運転席下のボンネットオープナーレバーを引いてもいきなりボンネットは開きません(当たり前ですね)
グリルの「S」マークの少し右のレバーを左に操作するとロックが外れますがまだボンネットは開きません。
手で20cmほどボンネットを持ち上げると後はダンパーの油圧でかなり早いスピードで一番上まで全開になります。
開いた時にサポートロッドを差し込む必要がないので楽です。
・閉める時は、
ボンネットを手で下げてきます。 この時ダンパーの油圧の力がかかっているので少しだけ力がいります。
隙間が20smくらいまでになると急にダンパーが効かなくなりいきなりボンネットが下がってきます。
手を入れたままだと挟まれてかなり痛い思いをするので要注意です。
そこでボンネットを上から押さえて20cmくらいまできたら手を離してボンネットが自重で勝手に閉まってロックされる方がよいようです。
昔の車は傷まないようにボンネットを手で押さえてロックさせていましたが、今の車は軽量化のためにボンネットの鉄板の厚さが薄くなっているのであまり強く上から抑えるとボンネットが変形してしまうおそれがあるそうです。
ボンネットダンパーは3000円台と手頃な価格で作業もカンタンに出来るわりには、ひんぱんにエンジンルームを開けて整備とかをする方には絶対にオススメですね。
今回私は取り付けるのに一度は失敗してしまいましたが、これをご覧になった方はミスしないような参考になるといいですね。
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