今乗っているハーレーに乗り始めた2008年の9月の同じ日に訪れた奥多摩周遊道路。 東京、関東に住むライダーにとっては軽めのアップダウンと適度なコーナリングが楽しめるツーリングスポットです。 1970年から80年代当時は週末になると多くのライダーが走りを楽しんでいました。
でもサーキットコースのように走るライダーも多くなるようになると、この周遊道路は一時二輪車通行止めになってしまいました。その後バイクブームが落ち着いてくると再びバイクで走れるようになりました。 この道路がまた通行止めにならないようにしていきたいですね。
そんな奥多摩周遊道路ですが、ハーレーに乗って何度か走ってきました。 この写真もそのうちの一枚です。でもどちらかというと平坦な道をのんびり流すようなハーレーにはあまり向いているコースとは言えないかもしれません。
ところでこの奥多摩周遊道路も昔は料金を払って走る「奥多摩有料道路」でした。一番最初にバイク、CB50の原付に乗っていた45年前には週末になると走りに行ってきました。
この写真にもしっかり有料道路の看板と緑と赤の信号があってブースの中にスタッフの方がいます。
写真を撮った5年前の1973年に開通したもので無料化されたはのは27年後の1990年でした。
そしてもっと見て欲しいのは、看板の右上の白と緑の壁がある小屋のようなところです。 ここはなんと昔あった「奥多摩湖 ロープーウェイ」の三頭山駅の跡地です。 小屋の中にはまだロープウェイの車両が残っています。 壁面には駅舎に向かう階段も残っています。
このロープウェイは1962年に営業を開始しましたがわずか4年ほどで休業となりその後再開されることはありませんでした。
奥多摩周遊道をあがってくると小河内ダムを見下ろせる駐車場があります。 ここも2000年代になってからの景色と、
1970年代では自然の山々はもちろんそのままですがダム周辺の施設には違いが見られます。
右下に停まっている白いCB50が私のバイクでした。
原付でバイクの魅力にハマった私は翌年には中型二輪免許を取得してホンダのHAWKで奥多摩によく出かけていました。
2008年に訪れた時のハーレーはまだカスタムする前の状態なのでノーマルのままでした。
そのハーレーも今ではこのような姿になっています。
奥多摩の道路は私にとってはバイクで走る楽しさを教えてくれた懐かしい道です。 これからの季節、紅葉もはじまりより一層すばらしい景色を見せてくれることでしょう。
コメント