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スマホを買い替えたのでレザークラフトでケースを制作

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3年と少し使ったスマホのバッテリーが弱って動作が不安定になってきたので買い替えた。
ずっとAndroid使いなので今回の機種は人気上位の機種「OPPO Reno5 A」のSIMフリー版。
海外製では珍しく日本を意識しておサイフケータイ対応で耐水・防水機能と充実させ、レンズ4個備えて撮影にも力を入れている。
Reno5はSIMフリー版とYmobile版があって、後者のほうが価格が安いけど一部機能が制限されていたり不要なアプリがインストールされているなどのデメリットもある。
私はIIJユーザーなのでここからなら3万円ちょっとで購入出来、後日3000円分のギフト券ももらえるので迷わずSIMフリー版を購入した。

届いたOPPO Reno5 Aのサイズをケースに入れた状態で今までの「ASUS Zenfone 4 Max」と比較すると、横幅は同じくらいで高さは14mmほど長くなっている。

本体サイズは少しだけの違いだったが画面自体はこのくらい大きくなっている。

ところで普段スマホを持ち歩く時はポケットに入れたり二つ折りケースに入れることはなく、レザークラフトで自作したケースに入れてベルトに通して腰に下げている。
バイクに乗る時もこのまま使用出来るようにするためだ。

これが今まで制作した歴代のスマホケース。
デザインは多少違いがあるがスタイルはずっと同じ形で作っている。
左下のが3年前に作って今使っているケースになる。

 ※このケースを作った時の記事は「レザークラフトでピンバッチをコンチョの代わりにしたスマホケースを作ってみた

今回はこのケースを利用して新しいスマホ用にリニューアルすることにした。
サイズ的に幅が同じで長さだけ延長すればいいので本体はそのまま活用出来る。
革素材は問題ないが色の方はだいぶ劣化している。
まあ革作品のいいところは長く使って劣化している部分も修復してさらに使い続けることが出来るということ。

まずは本体の色を黒く染めることにする。
手持ちの革用の黒はいろいろあるが今回はアルコール染料のスピランを使う。

私が作ってきたスマホケースは本体とフラップをジャンパーホックで取り外し可能にしてあるのでフラップだけ延長すればこのケースが使える。
本体裏側もズボンのベルトで擦れて色が落ちているのでここも染めが必要だ。

スピランはさらっとした液体なので刷毛でも塗れるが、今回は手袋をして柔らかい布に染料を吸わせてこれで染めていく。
本体の下半分を染めたところだがムラもなくうまく染まっていく。

一度塗りした後、2時間ほど乾燥させてさらにもう一度染めて完成。
このまま半日放置すれば色も落ち着く。

フラップの方は今のものは使えないので牛革と3mm幅の革ひも、それにジャンパーホックを用意する。

はじめに床面の毛羽立ちを抑えるためにトコノールを塗ってスリッカーで擦る。

フラップの下部は厚紙に製図してカーブを描いて切り出し、これで革に跡を付けてカットする。

フラップの周囲は革ひもでかがってしまうので見えなくなるのでコバ処理はいらないが上部だけはむき出しなのでここだけはコバのフチを落とし磨き処理を施しておく。

フラップのサイズは今までのものと比べてこれだけ長くしてある。

フチを革ひもでかがるために筋を付けるけど、かがりを目立たせるためにフチから離して印を付けた。

3mmの革ひもを使うので3mmの平目打ちで穴を開けていく。

下部のカーブのところはひと目打ちを使って打った。

革ひも専用の針は誠和のモノとクラフト社のものを使い分けている。

今回のかがりは一番見栄えがいいけどすごく手間のかかるメキシカンバスケットウィーブで行なった。
カンタンに仕上げる時はダブルステッチでサラッとやるけどここぞという作品にはやはりこのステッチを用いている。
とはいえ前回やったのは3年前なのでしばらくやっていないとかがり方を忘れている。 自分の過去のサイト記事とアップした動画を参考に思い出しながらかがっていく。
すこし始めれば手が覚えていてスイスイやれた。

 ※過去のメキシカンバスケットウィーブの編み方の記事は、
  「メキシカンバスケットウィーブの編み方(動画あり)

  Youtubeの動画は、
   

メキシカンバスケットウィーブのかがりは一つの穴に二度針を通していくので手間がかかるのと革ひもを大量に使う。
90cmの革ひも1本で編める長さはわずか10cmだけ。

当然革ひもが足りなくなって繋いでいく必要が出てくる。
それまで編んでいたところを次に下を通すところでカットして斜めに漉いておく。 そうしてつなぐ新しい革ひもの斜めに漉いて貼り合わせ厚さを均一に保ったままかかがる革ひもの下の部分に隠すようにしておく。

表側もダブルステッチに比べて密集していて豪華に見える。

裏側も表同様しっかりかがってあるので気に入っている。

フラップ全周約50cmをかがり終わるのに2時間半もかかった。

革ひもも90cmのものを4本半、4m以上必要だった。

フラップのホックのところに付けるバッチをどうするか悩んだ。
左は今まで使っていた各種ハーレー。右はナックルヘッドとツインカムのエンジンをモチーフにしたもの。
結局今までどおりのものを採用した。

フラップに三箇所のジャンパーホックを打ち込んで完成。
最後にピュアホースオイルを指で温めて溶かしながら刷り込んでおく。

スピランで色を補修した本体はレザーコートを塗って保護しておいた。

これでスマホケースの本体とフラップが完成。
こうしてフラップを別体で作っておけば、今回のようにサイズの違うスマホにも活用出来るし、フラップだけをいくつか作ってその日の気分で変えたり、仕事用・遊び用と分けることも出来る。

完成したスマホケース。

長さはながくなったけどスマホ自体の厚みは薄くなっているようだ。

裏側の革が擦れて色落ちしたところも黒く染め直したので見違えるようになった。
ベルト通しのループのところの縫いが、3年間ほぼ毎日使ってほつれかかっていたので縫い直した。
そういうことが出来るのが革製品のいいところで自分でレザークラフトで作ったモノだからである。

実際にベルトに通して提げたところ。
スマホがかなり大きいので少しジャマになるが便利な機能があるので仕方ない。
でもこれならバイクに乗りながらでもしっかり持ち歩くことが出来るの気に入っている。

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