レザークラフトでピンバッチをコンチョの代わりにしたスマホケースを作ってみた

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スマホを買い替えたので、今回も機種にぴったりサイズのスマホケースを作りました。 レザークラフトで形状に合わせて黒い牛革を使って立体成型、フラップにはハーレーのピンバッチをホックのカバーにあしらってみました。
まずは完成写真がコチラです。

今まで使っていたHuaweiのスマホがなかなかに電波のつかみが悪くてラインやメールを送ってもすぐに送られなかったり、ちょっと電波の弱い場所だとほかの人がネット出来る場所で私だけつながらなかったりと困っていた。
仕方なくスマホをASUSのZenfone 4 Maxに買い替えた。 1年ほどの前の機種だけど電波のつかみも改善され、価格も2万円を切るまでにこなれてきて4100mAhという大容量のバッテリーでは私の使い方だと軽く「5日間!」も電池が持つので大満足です。

最近のスマホは画面も5.2インチと大きくしかもこのモデルは上下の画面枠の白い部分が場所を取っているのでさらにかさばります。

スマホの画面には保護フィルムを貼り、本体には透明シリコン製のカバーをかぶせてあります。

まずはベースとなる本体裏側の革を切り出します。 今回はすべて1.6mm厚のタンロー革です。

本体表側は立体成型するために革を煮て柔らかくします。 白いヌメ革だと水に数分浸すだけで柔らかくなって加工できますが、染めている固めのこの革だと熱くしないと革が伸びてくれません。

革が柔らかくなったところでスマホにかぶせ、引っ張りながらウッドスティックやスパチュラなどでスマホの形に立体に成型していきます。 出し入れしやすいように少し余裕を持たせるためスマホに薄い板を当ててかさ上げしておきます。
以前は木枠でオス型とメス型を作って型押しして作りましたが、この方法でもちゃんとできるので木型を作る手間が省けます。

希望通りの形に立体成型できました。

本体裏面の革とステープラーで仮止めして位置決めをして、フラップを留める位置にジャンパーホックパーツを縫い付けます。
上の淵にはラインを引いておきます。

本体の表裏の下の部分だけ仮縫いして固定します。
上部にはフラップを取り外して交換できるようにジャンパーホックを打ってあります。
今回もバイクで使えるように、ベルト通し用のループ革を着けて走行中にも落下しないような固定方法とします。

上部に付けたホックの内側は、スマホの画面に接するのでキズ防止のために合皮のシールを貼っておきます。

さて、フラップのデザインがスマホケースの「一番の顔」になるので毎回悩みながらも楽しめるトコロです。
今までがパイソン柄やクロコダイル革を使ってきました。 手持ちの爬虫類系の革をいろいろ検討しましたがどうもしっかり来ません。 面積が広いのでウルサくなり過ぎるようです。 今回はシンプルに無しにしました。

フラップの周囲は前作と同じく革ヒモかがりで仕上げます。
一般的なダブルステッチではなく、もっと手間の掛かる「メキシカンバスケットウイーブ」で仕上げます。
このかがりのやり方は以前、こちらの記事「メキシカンバスケットウィーブの編み方(動画あり)」で紹介しました。

最初に3mmピッチの平目打ちで穴を開けておきます。

3mmの黒い牛革の革ヒモを使って編んでいきます。
シングルやダブルステッチでは一つの穴に通す革ヒモは1回ですが、この編み方では二回づつ通していくので力も必要です。
その代わり編んだ裏側、フラップの内側のかがり目も密集していて豪華に見えます。

編むのに必要な革ヒモの長さも、ダブルステッチでは編む長さの4倍ほどですが、メキシカンバスケットウイーブでは8倍の長さが必ようになります。
今回も42cmほどを編むのに革ヒモが3m40cm必要でした。 一本90cmにカットされた革ヒモを使いましたので4本をつなげています。
つなぐ方法はつなぐ二本をそれぞれ逆側を斜めに漉いて革用接着剤を付けて段差なくつなげます。

つないだ所です。 つなぎ目が縫い目の内側に入る場所を選び目立たないようにすると共に表に出ないので外れにくくしています。

周囲をかがり終わりました。
上の部分には取り外しできるようにジャンパーホックを打っています。

今回のスマホケースのモチーフは、このハーレーダビッドソンのピンバッチを使います。
これは2003年にハーレー100周年記念のモノです。

裏側にはそれを表す刻印があり、Made in USAとなっています。

ところでこのピンバッチをそのままフラップのホックにするためには裏側にジャンパーホックの「メス金具」を付ける必要があります。

でも金具は丸く膨らんでいるのでそのまま付けたのでは頭の分だけ厚みが出て浮いてしまいます。

そこでジャンパーホックのメス金具を加工します。 金具は固定するパイプ部分のあるパーツと上の丸い膨らんだパーツの二つから出来ています。 精密ニッパーですこしづつこの上の部分をカシメてある部分をはがしていきます。

全部はがすと二つのパーツに分けることが出来ました。

使うの留め部のある所をカシメるパイプのある方だけですが、まだ台座の部分が波打っていてデコボコしています。

ここを平らにするわけですが、パイプ部分を避けてデコボコ部分だけを金属棒の上で叩いて加工するためにプライヤーを開き気味にしてヘッドの平らな部分を利用して叩きます。

こうして加工してジャンパーホックの頭の部分をフラットにすることができました。

このパーツをフラップの先端に穴を開け通します。
その左右にはピンバッチを固定するための穴を開けておきます。

ピンバッチ自体はピンの部分を避けて強力な両面テープで貼り付けます。

ジャンパーホックをカシメ、ピンバッチの針を刺して曲げて固定しました。

ピンバッチの針の部分にも合皮の丸シールを貼って保護しました。

フラップと本体を合体させて完成です。

今回はフラップ部分には先端にハーレーの大きなピンバッチを付け周囲は豪華なメキシカンバスケットウイーブのかがり、それ以外はプレーンな仕上がりとしました。

裏側はバイクに乗っている時でも安心して提げておけるベルトループ固定です。

フラップは取り外し自由になっていて、サイズは今までのスマホケースと共通の規格にしてあるので、右側に写っている前に使っていた「クロコダイル革でVツインエンジンコンチョ」のフラップに付け替える事も可能です。

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