こちらのハーレーのバックルに使う革ベルトを用意しました。
幅40mmの牛革でコバ処理済みですが端は切りっぱなしで加工されていません。
こういうパーツを購入してバックルを付ける事も出来ますがそれではツマラナイので自分で加工します。
現在使っているハーレーのバックルを並べてみました。
上下の二つは以前加工したものです。
ハーレーでツーリングに出るときは下のベルトを愛用しています。
今回も同じような処理を施します。
このベルトは穴あけ済みなのはいいのですが穴径が大きいので今回のようなギボシ型バックルではゆるくて抜けやすくなってしまいます。
まあこれについてはあとで加工するとしましょう。
ウエストの長さを確認して革の端を半丸にカットします。
バックルを固定する為にベルトの端を折り返すので薄く漉いておきます。
これくらいの厚さになるまで漉きます。
そのあとでジャンパーホックを打ってバックルを固定出来るようにします。
ベルトの周囲全体にステッチを施すためにステッチンググルーバーで溝を掘っていきます。
通常は菱目を開けるガイドとなる線を引くだけですがベルトの場合は縫い糸を革の中に埋め込む為に溝加工します。
菱目はいつも使っている4mmピッチではなく6mmピッチで開けていきます。
距離が長いので縫う手間を少なくする目的もありますがそれ以上にステッチを目立たせる為でもあります。
革は黒なので縫い糸はオレンジ色を選びます。
はじめは手持ちの#5の細いロウ引き糸で縫い始めましたが、縫い目が目立たなかったので太い#0糸で縫い直しました。
全周囲の手縫いが終了しました。
さすがに1本の糸で縫うわけにはいかないので3本の糸で途中で繋いでいきました。
バックルを取り付けたところです。
バックルのギボシのゆるかった所は裏技を使ってしっかりはまるように加工したのでうまくいきました。
これでハーレーのベルトが3本になったので使い分け出来るのでよかったです。
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