お気に入りのミニチュア・レザークラフトのライダース・ジャケットをまた作ってみました。
少しずつですが作るたびに細かいディテール部分まで作り込んでいこうと思っています。
まずは完成品をご覧ください。
パッと見は従来までのモノと同じように見えますね。
サイズ、型紙は同じものを使って作っています。
改善点でまず気になっていたのは袖(腕)の部分です。
実際に着る普通サイズでジャケットや洋服などを作る時は表合わせで縫ってから裏返すのですがこの小さなサイズで厚みのある革で作ると実際にやってみましたが筒状の細さで裏返す事ができませんでした。
その為ただ接着剤で留めただけになっていましたがやはりココも「縫い」をしたいと思っていました。
でも袖に菱目打ちで穴を開けるのですがココに入る打ち台(ゴム板)がありませんので、既存の打ち台(ゴム板)をカットして袖の中に入るサイズのものを作ってから菱目打ちを使いました。
次にこの細い袖の中を縫う為の針を用意します。
レザークラフト用の針を1cmほどの長さに短くカットします。
この短い針の先端をルーターで削って尖らせます。
実際に縫ってみました。
外側からは菱目穴に入れるのはカンタンですが内側から縫う時は短い針をラジオペンチで挟んで穴の位置を探りながら探して通しますがペンチから針が動いてしまいなかなか作業が進みません。
それでも一応縫うことはできました。
やっぱり大変なので「曲がり針(カーブ針)」を使ってみるとこちらの方が断然カンタンに早く縫うことが出来ました。
最初からこちらを使っておけばよかった。
袖部分を縫うことが出来ました。
さらに袖口の所に先端を絞るためのファスナー(ふうのもどき)も付けました。
肩の部分にはエポレット(肩章)も付けました。
このエポレットは本来階級を表すものでしたが軍事用の革ジャンとしてはライフル銃のショルダーベルトを固定したりライダーではグローブを挟んだり事故の際に車両の下から引っ張り出すのにも使われました。
このミニ・ライダースは一応「キーケース」としての機能を持たせていますがぶら下げる為のDナスカンの固定方法が以前は縫い付けでしたがよりしっかり固定できてほつれにくくかつ縫いの作業を省くためにキーパーツと共締めする革パーツを追加しました。
最後に、背中部分にハーレーのロゴを入れたどんな感じになるかやってみました。
出来ばえとしてはまずまず気に入っています。
いくつか作ってminneでネット販売しています。
背中のメーカーロゴは商標権の問題があるので入れていません。
コメント
あんちゃん さんへ
ありがとうございます。
普通のレザークラフトだけは飽き足らず
こんなものを作ることが増えました。
コレももういくつか作っているので
だいぶ手慣れてきました。
素晴らしい