スポンサーリンク

ジムニー車検対応のダミーヒンジ試作2号

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ジムニーにダミーヒンジを付けたくて試作した第2号、でもまた問題が?

目次
・4型ジムニーにも外ヒンジがほしい
・市販されているダミーヒンジの問題点
・第2次試作品制作
・試しに付けてみた
・量産開始
・さらに問題発覚

 

・4型ジムニーにも外ヒンジがほしい

ジムニーをよりワイルドにするパーツとして、昔のジムニーやワイルドなアメリカンSUVに付いているようなドアにある外ヒンジがあります。
4型ジムニーには無いのですがドレスアップパーツとして両面テープで貼り付けるだけでヒンジがあるように見える「ダミーヒンジ」がいくつかのメーカーから販売されていて、これを取り付けてカスタムされている写真もSNSに多数アップされています。

・市販されているダミーヒンジの問題点
私もコレをつけたいと思い検討してみたのですが、問題があるのがわかってきました。
それは「売られているダミーヒンジのほとんどの厚みが15mmから18mmくらいあるため、軽自動車の全幅規格を超えてしまう」ということです。
それによって車検を通らないことがわかってきました。 中にはそのまま車検を通過したという書き込みもありましたがひょっとすると検査官の審査もれだったのではないかなと思います。
ジムニーでもシエラなら軽自動車枠ではありませんのでオーバーフェンダーと同様にボディからはみ出ていても問題はありませんので市販のダミーヒンジを取り付けて車検を通すことは可能だと思います。

 

・第2次試作品制作

いずれにしろこのままでは購入して取り付けることはできませんので諦めまし。。。せんでした。
「無いなら作ってしまえ!」ということで3Dプリンターで制作することにしました。
試作品1号は3Dソフトで作図してシルバーのフィラメントで制作しました。
仮に取り付けてみましたがまだ厚みがあったのでもう少し薄くするのと、ドアを開閉した時に干渉する部分のデザインを修正する必要がありました。

そして試作品2号に取り掛かりました。
作り直したデザインがこちらです。 レンダリングして取り付けた風にしてみました。

厚みも薄くしてドアの開け締めでぶつかる部分を修正を施しましたが、上から見た時にはヒンジの芯棒が丸くリアルに見えるように工夫しています。

早速試作品を3Dプリンターに掛けてみました。
今回は「黒のPLA+フィラメント」を使ってみてできた時点で塗装しなくてもホンモノのように見えるようにしてみました。
しかし、これがあとで問題となるとはまだこの時点では考えていませんでした。

出力できた試作品2号です。

ENTINA 3Dプリンター Tina 2S fdm 3D プリンター 自動ベッドレベリング機能搭載 高精度印刷 高速印刷 停電復帰 取り外し可能なPEIばね鋼プラットフォーム WIFI接続機能 LCDスクリーン デュアルZ

上のシルバーの方が試作品1号です。
それと比べると、
・厚みを全体的に薄く
・芯棒の部分を少し小さく
・芯棒の受け側のデザイン変更
・長い方のパーツの上に付けた2本の棒を廃止
しています。

 

・試しに付けてみた

できあがった試作2号の裏面に軽く両面テープを貼ってジムニーに取り付けてみました。
見た目はまずまずで、一応外ヒンジ風に見えると思います。

上から見たところです。
芯棒は円柱ではなくつぶした楕円柱の形状にしてボディから大きくはみ出すことなく「9mm」という全幅はみだし許容範囲内に収まるようにしています。

その上でドアを開閉した時にぶつからないようにしたつもりです。

こちらは試作品1号のモノでやはり少し大きくまたドアを開けた際に芯棒と受けがぶつかっています。

今回の試作品2号の厚みは一番厚いところで8mmです。 使用予定の両面テープはScotch3Mの車両用のもので厚みは0.8mmですので片側8.8mmで基準内になると思います。

 

・量産開始

これでいけそうなので必要な分だけ量産を開始します。
ドアの片側で上下二箇所、左右ですから4個必要になります。
3Dソフトに少し手を入れて一度に2個セット分出力できるようにしてみました。 といってもこれで高速可されるわけではなく、1セットプリントするのにだいたい2時間かかりますのでこれを出すのに4時間かかりました。

できあがったパーツには3Dプリンター独特の「ヒゲ」や「バリ」があるのでまずはこれを落とします。
さらに六角ボルトの頭の部分はシルバーに塗装しますのでフラットになるようになめらかに仕上げます。

全体の塗装は鋳鉄風に見えるようにチップブラックを吹いておきます。


少し離し気味で前後左右から4回吹いています。

塗装の完成です。
私の使っているFDM式3Dプリンターではプレートを斜めにデザインした関係上、フラットに出力できず少し段々の縞模様になってしまっていますがこれはこれで良しとします。

ボルトの頭までチップ塗装でデコボコになっていますのでもう一度ヤスリを掛けて平らにします。

ボルトの塗装は最初は「ネジだから金属色」ということでクロームシルバーで塗ってみましたが目立ちすぎるのでガンメタリックで塗り直しました。

チップ塗装とボルトのガンメタリック塗装が終了、完全に乾いてから裏面に両面テープを貼りました。
あとはジムニーに貼るだけです!

 

・さらに問題発覚

と、ここまではなんとか順調にいったのですが、貼り付ける前に改めて考えてみました。

今回作ったのは3Dプリンターで使ったのはPLA+というフィラメントです。 3Dプリンターではごく一般的に使われる素材で私も今までの作品、例えばNゲージの鉄道模型の車両やフィラメントケースのパーツ、キッチンで使うバタースライサーの部品などでもこれで出力して問題なく使えていました。

しかし今回使う場所はジムニー、クルマの屋外パーツです。 この使用場所が問題になるのでした。
というのもPLA+という素材のガラス転移点(軟らかくなり始める温度)は60度くらいなのです。 真夏の炎天下に停車していたクルマのボディの温度は70度を超えることがあります。 そうなると取り付けたこのダミーヒンジが軟化してしまいます。
すぐに溶けてドロドロになる訳ではないでしょうけどこれでは困ります。

せっかくできたダミーヒンジですがもう一度考え直すことにしました。

※ 続きます

 

※関連記事

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました