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50年以上前の8mm映写機を修理した

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わが家には昔撮影した8mmフィルムがかなり大量に残っています。
そんな中の一部をデジタル形式の動画にする必要ができたので映写機を引っ張り出してきて壁に映写してデジタル変換しました。
使っている映写機は、Sankyo製dualux-2000Hという機種で1967年に36,500円で発売されたそうです。

映像が映し出されてまもなく「カタカタカタ」という音とともに映像が停まってしまいました。
映写機本体のランプは光っているのですがフィルムが送られていません。
機械音はしているので中のモーターは回っているようです。

本体の後ろ側のカバーを外して中をチェックしてみました。

モーターのプーリーから機構部分につながるオレンジ色のベルトが切れてしまっています。

この映写機はモーター一つにベルト1本で全体の動きを動かしています。
実はこのベルトは9年前に一度切断して私がDIYで直したものでした。
やはり経年劣化でまた切れてしまったようです。

動かなくなってしまった原因がこれだけならまたDIYで直せます。

ベルトの交換には輪になったものをプーリーに引っ掛けなければなりません。
そのためにはあらかじめいくつかのパーツを外したり緩めて置く必要があります。

後ろ側に続いて前側のカバーを外します。

後ろ側のモーターに付いている小さなプリーに引っ掛けるには回転式のファンを外します。
ファンはモーターの軸にビス2本で停まっていますがこのファンを本体から外すためにモーターを固定しているビス4本を外してモターをずらします。

これでファンを軸から抜き取れました。

表側の大きなプーリーにアクセスするためにカバーを外します。

さらにランプのコネクタを外し、本体から取り出しておきます。
これだけやっておけば楽にベルトをプーリーに掛けることができます。

ところでベルトの方ですが、すでにメーカーでは在庫を持っていないため、全開修理した時と同様に自作します。
使うのはこういったベルトによく使われる「バンドー化学のバンコード」です。
自宅にはこのベルトのサイズ違いで1.5mm、2.0、3.0、4.0の各種がストックしてあります。


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今回も直径3mmのものをカットして繋げて使います。
長さは実際にプーリーに紐を回して実寸を計測した上でそれの3%から5%短いものにして適度なテンションが掛かるようにしておきます。

両端をつなぐには「溶着」という方法を使います。
先端を熱して溶かし突き合わせてつなぐ方法です。
ハンダゴテを使う方法が一般的ですが、私はプライヤーを閉じて先端に大きなカッターの刃を挟みこれを熱して熱くしてバンコードの先端を溶かし冷める前につなぎ合わせます。

内部まで充分冷ましてからはみ出した部分を精密ニッパーでカットして段差を無くしてスムーズに回るようにします。

出来たベルトをプーリーに掛けます。

カバー類をはずしてあるので作業しやすくなっています。

動作確認してうまく動くのをチェックしたら外しておいたパーツを元に戻しカバーをして完成です。

これでまたフィルムが送られて撮影した60年以上昔の映像を鑑賞することができました。

今回の修理箇所はベルトが切れただけでしたが、前回はランプも切れてしまい光らなくなってしまいました。
その時に修理した作業手順を書いた記事「8ミリ映写機のベルトとランプを交換して自分で修理する」は、コチラ です。
参考にしてみてください。

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