以前から興味はあったのですが今まで手を出せなかった3Dプリンターがわが家にやってきました。
かなり昔に電気店でデモをやっているのを見かけたくらいで当時は作業時間もかなりかかり出来上がった作品の段々もかなり目立つものでした。
今回やってきた機種は、ENTINAというメーカーのTINA2Sという機種です。
知らなかったのですが3Dプリンターには造形方式が二種類あって、一つは樹脂ファイバーを溶かしながら積層していく「熱溶解積層方式(FDM)」というもの、そしてもう一つがレジンのような液体樹脂に紫外線を当てて硬化させて積層させる「光造形方式(SLA)」です。
今回のモノは前者の方式によるもので強度の必要な精密は作品を制作するのに適しているそうです。
機械本体は25cm角のコンパクトなものでこれで10cm立法くらいの作品が作れます。
セットの中に必要なものがすべて揃っていて表示やマニュアルも日本語に対応しています。
まだ自分で3Dデータを作成することは出来ませんのでとりあえずは付属のマイクロSDカードの中に入っているサンプルデータで作ってみることにしました。
ファイバーをチューブを通して本体に挿入しています。
いろいろ細かい設定が出来るようですがわからないので初期設定のままプリントボタンを押してみました。
最初にノズルとベースの位置関係をセットするレベリングという作業も自動でやってくれます。
すぐに樹脂が溶かされ盤面に描かれていってます。
以前デモで見た時にはかなり音がしていたようでしたが、この機種は動作音も割と静かでノズル部分の排気ファンのブーンという音だけが少ししていました。
これなら夜中に作業しても気にならないでしょう。
液晶表示にいろいろ出ていますが、制作時間の目安がと進行状態がわかるのが便利です。
最初に作っていた大きなものは土台となる部分のようでその上に今回のサンプル「サカナの骨」が徐々に現れてきました。
かなり進んできました。
これで作品が完成しました。
制作時間は1時間29分と表示されています。 最初に見た時は1時間17分と出ていましたので多少の誤差はあるようです。
出来上がった作品を取り出してきました。
近づいてよく見ると段差はありますがそれほど目立つものではないようです。
フィギュアなどでなく部品作成ならこれでも十分だと思います。
サンプルデータで出来た作品は骨の間の関節がクネクネと自由に動くようなものでこんなモノがカンタンに出来てしまうとは驚きです。
早く自分でも3Dソフトの使い方をマスターしてデータを作ってプリントしてみたいですね。
今回初めて使ってみた3Dプリンターの動画をアップしました。
開梱したところからこのサンプルデータの製造作業、そして出来上がった作品を紹介しています。
ずっと前に3D自体はShadeというソフトで2Dの画像ではいろいろ作っていたのですがそのバージョンではこういう3Dプリンターで使えるようなものに出力は出来ないようで新たなソフトを一から勉強しています。
20年以上前に作った3D画像はこんなものでした。
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