新幹線から見える富士山のビューポイントを全公開

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出張で毎月のように東海道新幹線に乗っています。
席は決まっていつも「E席」です。

東海道新幹線は東京から西へ向かっていく下りでは進行方向の左側、太平洋側から「A席」「B席」「C席」の3列シート、そして通路をはさんで「D席」「E席」の2列シートで「E席」が山側の窓際の席になります。
私がE席に座るのは人の行き来の多い通路側よりは景色の見える窓側がいいし、3列シートの奥だと出入りが面倒だからです。 それに朝出発するときは海側の席は太陽がまぶしいというのもあります。

そしてもう一つのメリットは、「E席だと富士山がよく見える」という事があります。
実際には海側の「A席」でも富士山が見える場所がありますが、それはほんの一瞬ですのでゆっくり富士山を見て写真に収めたいのなら「E席」を確保するのは必須です。

ところで皆さんは富士山が見えるのは、どこの場所というか東京駅や品川駅を何分後か知っていますか?
よく利用されている方なら「のぞみ号の場合、東京駅を出てから47分後(品川駅なら7分差ですから40分後)だろ!」と答えるでしょう。
もう少しよく見ている方なら「ほかにも品川駅をまもなく遠くに見えるよ」と知っている方もいるかもしれません。

今回の出張では天気に恵まれ富士山がよく見えたのでこの機会にどれくらいいろんな場所で富士山が見えるかチェックして、実際にデジカメで写真を撮ってきましたので公開します。
すると思っていた以上にいろんな場所で富士山が見える事がわかってびっくりしました。
これさえ知っていれば、仮にE席が確保出来なくても「そろそろ見える頃だな」と思ったら席を立ってデッキに移動して進行方向右側のドアの窓越しに富士山を見ることも出来るでしょう。

それでは実際に富士山が見えた場所を地図で紹介します。

 ※ ↓クリックで拡大します。

ジャジャーン! この吹き出しの付いている場所すべてで富士山を見ることが出来ました。
中には窓の隅に小さく見えるところもありましたが、それでも一瞬ではなく少なくても数秒ずつは見えた場所です。
思った以上に多いし、それにかなり遠くでも見えることに驚きませんか?
静岡駅くらいならわかりますが、浜松や浜名湖あたりでも遠くに見えるのです。
ここからそれぞれの場所と見える時刻を解説していきます。
今回は「のぞみ号に乗って、品川駅を出発してからの時刻で説明します。 東京駅発ならこの出発後時刻に+7分を足してください」

■3分8秒後
 (※ 写真を撮った時刻ですのでもう少し前から見えています)
 (※ 掲載している写真のファイル名が「●分-●秒後fujisannviewpoint」となっています)

 

まずは品川駅を出てまだ最高時速になる前に品川区から多摩川を越えてかなり長い間、住宅の屋根の向こう高いビルの間に見え隠れしています。

■9分26秒後
東急東横線と交差した後です。

 

■15分5秒後
国道16号線と交差するあたりです。 丹沢山系の向こうに見えます。

 

■19分3秒後
密集した住宅から離れ開けてきたので富士山のもう少し裾野の方まで見えてきました。

 

■20分45秒後
このあたりも富士山の全景を撮影するのはいいようですが、下の方には伊勢原市の町が広がっています。

 

■24分41秒後
前方を左右に走っているのは小田原厚木道路です。 ここから左の方から山が広がってきます。

 

■25分29秒後
足柄群の山々のせいで富士山が隠れ始めてきました。

 

■35分29秒後
だいぶ隠れてきました。

 

■35分43秒後
ここは通過する三島駅ですが、その先にまだ富士山が見えています。

 

■36分29秒後
裾野市に広がる位牌岳等で隠れてきています。

 

■37分47秒後
もう上の方しか見えていません。

 

■38分23秒後
ほとんど頭頂部だけしか見えていません。
このあと一旦、全く見えなくなります。

 

■38分53秒後
再び富士山がその姿を現してきました。 手前を走っているのが東名高速、その奥に新東名が見えます。
この後、いよいよ最高に開けてきます。

 

■39分10秒後
裾野の方まで大きく開けてきました。
ここからが最高の富士山ビューの始まりです。

 

■39分22秒後
畑が広がる奥に雄大な富士山が裾野まではっきり見えます。
このあたりはまだ電線や手前の建物に邪魔されることなく富士山の姿をカメラに収めるならココでしょう。

 

■39分34秒後
東名高速の陸橋も入れてシャッターチャンスを逃さないようにしましょう。

 

■39分47秒後
このあたりに来ると電線や手前に工場が入ってくるようになります。
少し残念な写真になってしまいます。

 

時々電線が見えなくなるチャンスには、富士山を大きくとらえるのがおすすめです。

 

■41分14秒後
新富士駅を通過中、駅の奥に富士山が見えます。

 

■41分17秒後
どうしても電線が目立ってしまいます。

 

■41分47秒後
電線は見えませんが、鉄橋のフェンスが邪魔になります。

 

■41分58秒後
富士川を渡ります。 鉄橋を通るときはどうしても鉄骨を入れずに撮るのはむずかしいです。

 

■東名高速と交差した直後です。
ここからはもう富士山と遠ざかっていってしまいます。

 

■46分6秒後
清水港までくると富士山は後方に下がってきます。

 

■46分37秒後
カメラを窓ガラスに近づけて撮ればまだ富士山をとらえる事が出来ます。

 

■47分7秒後
東静岡駅の近くまでやってきました。 ビルの向こうにかろうじてその姿を見ることができます。
ここで一旦富士山の姿は車窓から消えていきました。

 

■64分6秒後
天竜川を渡ったところで、かなり遠いですが雪をいただいた富士山の上部を見ることが出来ます。

 

■64分24秒後
なんとかビルに邪魔されずに見ることが出来ました。

 

■64分24秒後
まだ街の向こうに見えています。

 

■68分5秒後
浜名湖に近づいてきました。 手前に林もあって見え隠れするようになりました。

 

■68分9秒後
このあたりで富士山山頂からの直線距離は約130km弱のようです。

 

■69分2秒後
浜名湖の向こうに小さく富士山の上部を見ることが出来ます。
私が新幹線で富士山としてはっきりとらえられたのはココまでくらいでした。

 

こうして改めて富士山を探しながら車窓の景色を眺めていると、ずいぶん遠くまでまた時間的にも1時間40分くらいまで見ることが出来ることに驚きました。
今回は天気に恵まれたので曇っている時などはこれほど見えないでしょうし、反対に冬の空気がりんと冷えているときはさらによく見えるかもしれません。
新幹線で旅行、出張される方が富士山を探す参考になるといいですね。

見える時刻テーブルを作ってみました。
 ※ 東海道新幹線のぞみ号で品川駅を出発してから見える富士山一覧表

 

※ そうそう、富士山を海側のA席で見る事が出来る場所については、
 「新幹線で海側席から見える富士山」の記事をご覧ください。

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