山に木を植えて15cm角の極小レイアウトがいよいよ完成ですVol.13

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昨年から制作してきた手の平に乗る15cm角という極小レイアウトですが、ひととおり作ったところでずっと作業が止まったままでした。
ごらんの通り山に木が無くてさみしい状態のままです。
これはこれで地肌の塗装とかけっこう手間を掛けてやったので気に入っているんです。

それでもやはり山と平地に木を植えたいです。
使ったのはこちらのランドスポンジです。
鉄道模型用というより建築模型で使われる光栄堂のものです。
色はあまり鮮やか過ぎない少しくすんだ緑系を選びました。
袋のままだと使いにくいので小さな密閉容器に入れておきます。

木の幹になる部分は市販の模型用のものではなく、家の庭に植えてある木から細目のものを取ってきました。

適当な枝ぶりのところを選びます。 一番背の高い木でも2、3cmなので枝数は少ないもので十分です。

木に乗せる葉と山に植樹するために、紙コップをカットしたところにランドスポンジを入れ木工ボンドと水を入れて割りばしでよくかき混ぜておきます。

ネット情報ではそのまま枝に乗せられるようでしたが、水分が多すぎたせいかうまく幹に付きませんでしたのでボンドGクリアを枝に塗ってからピンセットで少しずつ形を見ながら乗せていきました。

枝を少し見せるように隙間を開け、色もいろいろなものを作りました。 出来上がった木はスチレンボードに刺して乾燥させます。

レイアウト上の山にも固まりにして接着していきます。 こちらの固定には木工ボンドをそのまま塗りました。

こちらにもところどころ地肌が見える隙間を開け、トンネル横の斜面や平地にも緑を付けました。

ランドスポンジに混ぜた木工ボンドのせいで緑が白っぽくなっていますが乾燥すれば元の色に戻ります。
丸一日乾燥させてほぼ固定されました。

このままではまだ固定が弱く触っただけで落ちてくるところもあるのでさらに強力に固定します。
木工ボンドを水で溶いて表面張力を弱めるために中性洗剤を2、3滴垂らします。

それをスポイトで取って山の木に落としていきます。
中性洗剤のお陰ではじいてダマになることなくスッと浸透していきます。

これで完全に固定されました。

気になるところを少しだけハサミを入れてトリミングします。

これで一応完成のつもりでしたが、山も木もそれぞれの緑単色だけではどうにも不自然な気がしました。
実際の木々も単一の色ではなく濃い緑や薄い緑のところがあります。
作った木に木工ボンドを楊枝の先で小さく点を打つように付けていきます。

そこに細かい鮮やかな緑のパウダーをまぶして木に濃淡を付けました。
下の写真の右三本が加工したもの、左二本が単色スポンジだけのものです。
加工した方がより自然な感じに近づいたような気がします。

山に植えた木の固まりにも同様に木工ボンドを点々と付けていきます。 何か所かに分けて作業します。

左側だけ緑パウダーを付けました。

木と山、平地の緑の加工が済みました。
木の方は下の三か所に植えつけました。
当初は山の斜面に杉の木を植えるつもりでしたが全体のバランスを考えてやめました。

これでようやく極小レイアウトの完成です。

今まで本格的なジオラマを作ったことはなかったのですが、諸先輩方のネット情報や書籍を頼りに自分なりのアレンジをして完成させることが出来ました。

手の平に乗るHOナローの鉄道模型、コッペル1号とデキ3が木材運搬車とカブースを牽引してチョコマカと走り回ります。

このベースにぴったりサイズのアクリルカバーがありますのでほこり対策もバッチリです。

いつまでも眺めていたいですね。
最後に実際に走らせて、照明を点灯させている動画を載せておきます。

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