今年も愛車ハーレーで妻とタンデムで北海道ツーリングに行ってきました。
雄大ですばらしい北の大地の景色の中を開放感あふれるバイクで走る喜びはライダーなら誰でも憧れるものだと思います。
私も2012年にバイクでは初めて北海道を走り自動車で走るのとはまったく違った「大自然」を肌で感じる旅の虜になりました。
この年は道北を中心に走りましたが翌2013年には知床羅臼野付半島釧路などの道東を満喫してきました。
その後しばらく間が空きましたが今年2016年に再び北海道の地にバイクで乗り込みました。
このブログではしばらく北海道ツーリングのレポートを書いていきたいと思います。
これから夏に向かって北海道ツーリングを計画予定されているライダーも多いと思います。
あるいはすでに行かれた方まだ北海道に行ってイない方いろんな方に読んでいただきたいですね。
まずは「計画・準備」編です。
わが家の今年の北海道ツーリングは春に職場が移動になり仕事が忙しくなったことも一つのきっかけでした。
せっかくの夏休みに仕事を忘れ思いっきリフレッシュするには「北海道ツーリング」が一番でしょう。
今までにバイクツーリング以外にもレンタカーで何度も北海道に行っています。
昨年も道東を自動車で走り羅臼ではクジラを間近に見て感動知床横断道路の羅臼岳や釧路などを楽しんできました。
私の中では北海道は雄大な大自然というイメージでそれを一番感じさせてくれるのはやはり宗谷岬とそれに繋がるオロロンラインやエサヌカ線です。
一度走ってはいますがもう一度あの感動を味わいたいですね。
今回も妻とのタンデムですからその要望も聞いて私もまだ行ったことのない旭山動物園もルートに入れました。
美瑛富良野も定番ですがまだバイクで観光ルートを走っていないのでこれも入れましょう。
どうせならニセコの方まで足を伸ばしこれも妻の要望で積丹半島でウニ丼をいただきましょう。
そんな感じでルートを決めたら北海道までの「足」と「宿」を抑えます。
ルートが決まれば宿の予約を取ります。
昔まだ若い頃に青森から鹿児島まで寝袋一つで野宿しながらソロツーリングしていた時なら宿など決めずに自由に走りましたが妻とのタンデムとなるとそうもいきません。
それなりにホテルを決めて予約を入れておきます。
私の印象では北海道のホテルの相場は規模やサービスなどを考慮すると本州より割高に感じます。
たしかに食事などは海産物など豊富にありますが「宿泊所」としての価格はコスパ的に気になります。
今回は全国展開のチェーンホテルとこぢんまりとしたプチリゾートホテルを予約しました。
泊まる場所を決めるにあたり私は泊まりがけの長期ツーリングや旅行の時には「日程表」を作っています。
パソコンのエクセルで作った表で行きたい場所と移動距離見学や休憩・食事の所要時間を入れればタイムスケジュール表が出来るものです。
一般的にはバイク旅では「細かな計画など立てずに行きたい場所に自由気ままに移動するのが一番」だと思います。
私もソロツーリングで期間など自由に出来ればそうしたでしょう。
でもタンデムツーリングで宿を確保してさらに観光したい場所食べたいエリアなどを決めておきたいとなるとスケジュール表を目安にしてもいいでしょう。
※私が使っている「行程表」を公開しますので興味がある方は自由に試してみてください。
表形式で、Microsoft Office の Excel(エクセル)を使っています。
この下に、エクセルの「行程表」をアップしています。念のためウイルスチェックはしています。
対象ファイルをダウンロード、保存して使ってください。
「ツーリング行程表」のエクセルファイルは下の「ダウンロード」をクリックしてください。
使い方については、次の記事を参考にしてください。
「誰でも使えるエクセルのツーリング行程表を公開」はコチラ です。
この表の特徴は「出発時刻」と「移動するポイントの区間距離」それに「休憩時間」を入れれば自動的にそれぞれの「移動走行時間」や「到着・出発時刻」などが一覧表で見られます。
こういう「行程表」を作っておけばツーリングに出かける前に「もう少し余裕があるからここも寄ってみよう」「ちょっと時間が掛かりそうだからルートを変更しよう」とか「この辺でお昼どきだからランチする場所を探してみよう」と計画を練る事が出来ます。
また実際にツーリングで走っている時でも「行程表」のタイムスケジュールと照らし合わせて「思ったより早く着いたから見学時間を長くしよう」「遅れているからコース変更」「宿に着くのが遅れそうだからあらかじめ電話をしておこう」などと役立てる事も出来ます。
最初に書いたようにこれはあくまで「一つの目安」です。
時間配分をあらかじめ考えておいて走っている最中に間に合うかどうかわからずあせって無理な走行をしないようにするためのものと割り切っています。
次は北海道までのルートですがそれにはいくつかのルートがあります。
「自走」「陸送」「空輸」そして「フェリー」です。
私はいつもフェリーで北海道に入ります。
自宅から新潟まで関越道を自走してそこから小樽に入ります。
フェリーに利点は船内でゆっくり出来て北海道に上陸してからすぐに元気にツーリング出来る事です。
私は新日本海フェリーで平日出発で日曜便で戻ってくるルートを使っています。
そうすると新潟発が朝の10時半で小樽には翌朝の4時半に到着するのでこの日は丸々一日走れます。
そして小樽発の日曜便なら夕方19時半発なのでこの日も夕方までツーリングを楽しめます。
フェリーの予約は実際に出かける二ヶ月前にスタートします。
私は夏休みを取得する日程の関係と期間によって費用が安くなるので7月上旬に行きますが8月お盆のシーズンにはかなり混雑します。
電話や窓口で開始時刻直後に申し込むよりインターネット予約の方が早く予約が取れるようです。
さて宿とフェリーが確保出来ればあとはバイクの準備と荷物です。
バイクの方はバイク店など近くにはなくて人里離れたところでトラブルにならないように事前の整備が欠かせますん。
特に「タイヤの残り溝・摩耗状態空気圧」や「ブレーキパッドの摩耗」「チェーン・ベルトの劣化・調整」「プラグの点検」「オイルの量・状態」「エアーフィルターの汚れ具合」「アクセルワイヤーの状態」などは確実にチェックしておくべきでしょう。
そしてこれらのトラブルがあった場合都市部のようにすぐにレスキューが呼べるあるいは来てくれない事を想定してある程度は自分でその場で対処出来るようにしておきたいものです。
実際に北海道でライダーが走りたくなる場所では携帯電話の電波が届かず通じない事がかなりあります。
昔中型バイクで三週間東京から関西・四国・九州と回った時には三回もタイヤがパンクしました。
その時はすべて自分でタイヤを外しリムから落としチューブ修理・交換をしました。
今のハーレーでは出先で自分でタイヤ修理する事は私には無理なのでそうならない為にも事前にチェックしておきます。
ワイヤーや予備プラグやバルブやヒューズ整備工具一式などはすべて搭載しています。
荷物についてはソロかタンデムか日数ホテル泊かキャンプかによって大きく変わってきます。
わが家の場合キャンプ用品は不要ですが二人分一週間ほどの着替えなどかなりかさばります。
さらにデジカメや電子機器などの充電器なども必要です。
私のバイク用ナビは最初に北海道ツーリングに行くときに買い換えたものなのでもう4年前のものです。
今回の北海道ツーリングに合わせて新しく買い替えました。
クルマ用のGorillaですが実際に使ってみると画面も少し大きく(4.3→5インチ)地図も見やすく精度も使い勝手も数段上でした。
防水タイプでないのだけはデメリットですがそれを考慮しても買い換えて正解でした。
私のハーレーには左右に大きめのサドルバッグがありリアにもキングツアーパックというフルヘルメットが二つ程余裕で入るボックスがありますがそれでも不足するためツアーパックのキャリアの上にシートバッグを載せています。
持っていく荷物の中で特に役立ちそうなモノをあげておきます。
・短パンとサンダル ・・・ フェリーの船内やキャンプ場などでリラックス出来ます。
・専用のタオル ・・・ 立ち寄り日帰り風呂にちょっと入りたい時に便利
・小さな折りたたみ傘 ・・・ バイクだと要らないように思いますが降りて観光や買い物に行く時に必要
・ジプロックや小さなチャック付きビニール袋 ・・・ 濡れて困るものなどをちょっとしまう時
・爪切りやハサミ ・・・ 毎回絶対必要でないかもでも袋モノのお菓子を開ける時にも重宝
・新聞紙 ・・・ 雨で濡れたブーツの中に入れて乾かす。 寒い時にウェアの下に入れて防寒具
・クリアファイル ・・・ もらった観光パンフレットやチケットなどを折らずに持って帰る為
・耳栓 ・・・ 相部屋の船内やライハなどで使う(わが家で要りませんが)
まだまだいろいろありそうですがとりあえずこんな感じです。
次回からはいよいよ今回の北海道ツーリングのレポートを書いていきます。
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