スポンサーリンク

レッカー移動になったハーレーが治ってきた

スポンサーリンク
スポンサーリンク

前の記事で思わせぶりに書いてしまい、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。
バイクに取って「エンジンがかからない=走れない」という状態はお手上げでどうしようもできず、またレッカー移動で運ばれていくというのも私にとって初めての経験でした。

その後の顛末を書く前に、少しだけ時間をさかのぼって前日、土曜日午後のハーレーのパーツ交換のことから書いてみます。

36年前にバイクに乗り出してからずっとノーマルマフラー派でしたが、50歳でハーレーに乗り出して5年目、昨年の春に初めて「マフラー交換」というものをやりました。
原付から始まったバイクライフで、ずっと中型自動二輪免許で乗ってきた私にとって、ハーレーは自分とは縁のない世界のバイクで「あこがれ」にもなっていませんでした。
でも50歳の時にバイクにリターンして初めてアメリカンタイプのドラスタに乗ってみてすぐに、「これはツーリング向きでいいけどタンデムとか高速走行にはパワー不足だな」と感じるようになりました。
ひやかしで行ったハーレーのディーラーで一目惚れしてその日のうちに契約したのが今の愛車のハーレーでした。

その後、年間50回のツーリング、30回の妻とのタンデム、泊まりでの遠乗りと楽しむうちに、だんだんとノーマル状態での不満点を解消するために自分でいろいろなカスタムをはじめるようになりました。
高速走行の風の影響を低減させるためのヤッコカウル、二人分のお泊まりツーリングにも対応できるツアーパックから、自作の低反発クッションのタンデムシート、タンデムステップ、タンデムバーなどなど、気がついたらクラシックスタイルがウリだったヘリテイジが、ほとんど「ウルトラ風」に変わっていました。
そしてロアーフェアリングをつけてフロントからの面構えが一応の完成になったように、リアビューも標準の右二本出しマフラーから左右出しにかえたくなりました。
それに私の中でのハーレーのイメージではマフラーは後ろにヒレが付いたフィッシュテールでしたのでぜひとも実現したくなりました。

一方、音に関してはあまり興味がなく、というか爆音は苦手なのでできればノーマルより大きな音にならず、でもできれば低音がすこしだけ響けばいいかなと考えていました。
昨年春に、ディーラーでマフラーを左右出しにするカスタムをお願いし、あわせてスリップオンマフラーでカーカーのフィッシュテールを購入して自分で取り付けました。
デザインはもちろん大満足で気に入りました。

特にリアビューは左右出しにしたことで迫力が増したようで、キングツアーパックともどもハーレーらしさが演出できたかなと思っていました。
その一方、サウンドに関しては思っていた以上に低音が響くようになったのはよかったのですが、音量のほうもそれにあわせて大きくなりました。
高速道路や郊外のところでは、ドコドコという音はいいのですが、住宅街や信号、トンネルなどではなるべくアクセルを抑え気味にして気をつかうようになりました。

そんな状態で1年9ヶ月ほど乗ってきましたが、ここらでまたノーマルマフラーに戻してみようかなと思うようになりました。
まあできればマフラーだけでなく、やっこカウルをノーマルのクリアのウインドシールドに戻し、リアのツアーパックを降ろしてパッド付きシーシーバーにして、ノーマル状態で楽しんでみるのもいいかなと考えました。

まずはマフラーの交換作業をはじめたのが土曜日の午後のことでした。
ずいぶんと前振りが長くなりましたが、これが土曜日に行った「パーツの交換作業」です。

はじめにサドルバッグを外します。
蓋を開けた中に二カ所の袋ナットと、外に伸びているステーのボルトを外せばバッグが取れます。

ノーマルマフラーは2セットほど持っていて、今のモーターステージの左右出しエキパイにネジ留めで固定できるようなステーも取り付けてありました。
今までつけていたフィッシュテールのスリップオンマフラーは、標準の取り付け方法だとマフラーエンドが下に下がってしまうので補助ステーを付けて持ち上げてあります。

またしっかり固定させるためにマフラー前方にもU字ボルトを加工して強化してあります。
いずれも自分で加工したものですから、ボルトをゆるめて外すだけです。
エキパイとの連結部がさび付いたりしていると抜けにくいことが心配でしたが、思ったより簡単に外すことができました。

ところでいくつかのステーやマフラーのボルトを外しているうちに気になることがありました。
私はボルトナットで組むときにワッシャーとスプリングワッシャーを入れているのですが、それが無くなっているところが何カ所かありました。
ショップでの点検やタイヤ交換、リアホールベアリング交換作業などをやってもらった時の組み付けの際に、なくなってしまったと思われます。
ボルトナット留めの際のワッシャーやスプリングワッシャーの使用についてはいろいろな意見があるのでここでは割愛しますが、元からあったものを省くのはどうかと思います。
結局今回自分で作業する際に追加しておきました。

ノーマルマフラーとスリップオンのKERKER製フィッシュテールマフラーです。

長さがこれだけ違います。
KERKERのマフラーはさらに音量の大きなミクニタイプもありますが、こちらは標準モデルの方です。
あとはノーマルマフラーを付けるだけです。
右側マフラーはハーレーのV型エンジンの前側からくるものでエキパイがフレーム下部から後方に長く伸びていてそれに差し込み、ステーで固定するだけです。

左側は後ろ側エンジンの排気が右側に出ているものを、エキパイがいったんクルッと左側にまわって後方に伸びています。
この左側から出たエキパイ部分が、乗車して足を着いたときにふとものの内側に近づいて低温やけどの原因になっています。
これを防ぐために耐熱バンテージを巻いてさらにヒートガードをつけています。
モアーターステージのこの部分の連結はただ差し込んであるだけグラついています。
しっかり固定するためにパイプクランプとステーを追加しています。
ヘリテイジの場合、リアサイドに大きな革製のサドルバッグがあってこれの固定用にステーの一部を利用して上のエキパイ部分の追加ステーを友締めしています。
この部分をノーマルマフラーに付け替えた際に微妙に長さが合わず今までのステーでは少々難儀しました。

なんとかマフラーをノーマルに付け替えたところです。
長さが違う分、迫力がいくぶん減ったように思えます。
後ろから見たときは、フィッシュテール部分がないだけでずいぶんと印象が違います。

さてマフラーをかえた結果、排気音はどうなったでしょう。
音量は? 音質は?
そして走りにもなんらかの影響がでてくるのでしょうか。
これらを試すために乗りだそうとしたのが前回の記事でした。

そしてその結果、というか結果を知る前にエンジンがかからずレッカー移動されたのも前に書いたとおりです。

さてその顛末は。。。
レッカー移動で持って行った昨日の夕方、買い物途中でスマホが鳴ったのも書いたとおりです。
ディーラーのスタッフさんのお話は、以外なようで必然のようで、でもとってもウレシイお知らせでした。
「ハーレー、直りましたよ。
  ちゃんとエンジンかかるようになりました!」
やったー、ラッキー!
でもちょっと待って。
一番気になる、原因はなんだったの?
「原因はプラグのカブリです。
 マフラーをノーマルに交換したことで排気効率がかわって、インジェクションのコンピュータが対応できなかったようです(というような事だったと思います。 違ってたらゴメンなさい)
たったそれだけの事でした。
 たしかに今までのマフラーの方が抜けが良すぎて音が大きいのでしょうから、ノーマルに戻して吸排気のバランスが崩れてしまったため、インジェクションから送り出す燃料ガスのセッティングがくるってしまったんでしょう。
しばらく走ってのでコンピュータも学習したでしょうからもう大丈夫なようです。
結果論ですが、もし自宅で動かなくなった時に自分でプラグを外してチェックしていたら、そして掃除をしていたらこのような手間を掛けずに済んだかもしれません。

あるいはメインヒューズを一旦外してみてECUのリセットを試みたらどうだったでしょう。
キャブ車に乗っていたときは、エンジンが掛からないのでセルを回しすぎたり、キックをし過ぎたときはプラグのカブリを予測してチェックしていました。
昔はプラグを乾かすのにライターであぶった、なんて事もありましたね。
でもインジェクションになってエンジンの状況や気温、高度とかにあわせて燃料噴射を最適にやってくれているからプラグのカブリなんて起きるはずがない、と勝手に思い込んでいたことが痛い反省でした。

バイクは直りましたが、さていつ引き取りにいきましょうか。
次の休みは今週末になりますができれば早いほうが気分的に落ち着きます。
誰でもそうでしょうけど、愛車の修理が終わったら早く手元に置きたい気持ち、わかってもらえますよね。
幸い、買い物途中で連絡をもらったのが5時少し前のことです。
ディーラーは夜7時まで営業していますし、メカニックさんは「8時くらいまでは店にいますよ」と言ってくれています。
帰りは直ったハーレーで帰ってくるにしろ、行くときはどうしましょう。
加入している任意保険の場合、クルマだったら修理完了後、自宅までの搬送サービスもあるようですが、バイクの場合には自分で取りに行くしかないそうです。
それでもその時の交通費が実費分として後で請求できるのが助かります。
自宅までタクシーを配車手配してディーラーに向かいます。
ヘルメットにバイク用ウェア、手袋にブーツを持って、行き先はハーレーのディーラーとくれば、運転手さんにもバイクの引き取りでハーレーのオーナーだというのはバレバレですね。
このタクシー代はあとでアクサダイレクトに請求するので、降りる際にはしっかり領収書をもらっておきました。
お店に着いたところで、もう一度メカニックさんから状況を聞きました。

お店でコーヒーをご馳走になって早速ノーマルマフラーになった愛車に乗って走り出します。
去年の3月にディーラーで左右出しにしてもらった時も、これと同じ状態でノーマルマフラーを付けて自宅まで戻ってきました。
あの時はよく覚えていませんでしたが、今回マフラーをカーカーのフィッシュテールのスリップオンからノーマルにかえてずいぶんと変化したのを感じました。

まず第一に音量が小さくなりました。
静かというほどではないですが明らか小さくなりました。

二番目には音質が、低音のドコドコ感がかなりなくなり、少し高い音に変わりました。
昔右二本出しだったころのノーマル状態の音質にもどった感じです。

三番目に感じたのが、なぜか振動が少し増えたような気になりました。
もともとハーレーの数あるシリーズの中でも、エンジン内部にバランサーを組み込んで振動を減らしているソフテイルですが、マフラーを戻したことで若干の脈動のようなものを感じました。
それが何に依存するものか、しばらく乗っていると馴染んでくるのかはわかりません。

最後に、これはなんとなくですが全体としてアクセルが軽くなったように思います。
マフラーの排気効率は、スリップオンの方がヌケが良くてノーマルの方がサイレンサーにより抵抗が増えているはずなのに、なぜかこちらの方がアクセルを軽く開けた時のレスポンスがあがっているように感じました。
いずれの印象もどちらかといえばあまり敏感ではない私の個人的な感想です。
時刻はまだそう遅くはなっていませんでしたが、あたりは真っ暗ですしだいぶ冷え込んできましたの遠回りせずに自宅に戻りました。

こうして、マフラー交換 - レッカー移動 - ディーラーチェック - 引き取り と、忙しく回った一日が終わりました。
今回、自分で交換作業をやったまではよかったですが、その結果動かなくなってしまってその原因を特定できず、でもわかってみればたいした事ではなかったというのは、身にしみたいい経験になったと考えるようにしています。

最後に。
前の記事で多くの方からご心配いただいたコメントをいただき、とても感謝しています。
ありがとうございました。

コメント

  1. postpapa さんへ、
    あまりにも初歩的なトラブルに対応できませんでした。
    まさか単なるプラグかぶりだったとは思いません。
    >ハーレーのコンピュータは国産車に比べて対応幅が狭い
    そうなんですか。知りませんでした。
    おおらかな大陸生まれのバイクですから
    もうちょっと許容力があっても良さそうですね。
    コンピュータメモリの保持については、
    私も以前メカニックに聞いたような覚えがありましたが、
    やはり大丈夫なんですね、安心しました。
    いろいろと情報、ありがとうございました。

  2. こんにちは。
    始動不良の原因はプラグでしたか。
    小さな部品の大きな役割を再確認するトラブルでしたね。
    ハーレーのコンピュータは国産車に比べて対応幅が狭いのは聞いたことがあります。
    国産バイクはマフラー換えてもフルスロットル2~3回くれると、コンピュータが学習するそうです。
    ハーレーはインジェクションの歴史が浅いから?
    アメリカ人同様にコンピュータも不器用なのかなぁって友人が言ってたのが、あながち間違いじゃ無い気もします(笑)
    あ、バッテリー外してもコンピュータのメモリーには関係ないってディーラーで言ってましたよ。

  3. 姶良のペガサス さんへ、
    はい、おかげさまで大きなトラブルでなくてよかったです。
    コンピュータの対応キャパの狭さは、私もそう思います。
    そういう意味ではまだ完全に安心できないかもしれませんね。
    これがもし全部自腹だったらと思うとぞっとします。

  4. 結果オーライでしたね(^_-)-☆ インジェクションでしたか(^_^;)確かにふけの状態排気効率が変化するでしょうが対応しきれないというのも?な感じですよね(゜_゜>) ある程度の対応バンド幅があるような気がしますが!幅を超えるほどの効率変化だったのでしょうか?何だか不完全燃焼的な症状ですね・・・・。
    でも費用面とかでも軽くで済んで良かったです(●^o^●)

  5. ikuyubon さんへ、
    おかげさまで大きな問題ではなく
    無事に戻ってきました。
    パーツはどこも問題なかったようで安心しました。

     

    naka さんへ、
    はい、ありがとうございます。
    昔のキャブ車だとプラグかぶりはたまにありましたが、
    最近のコンピュータを積んだインジェyクションでも
    こんなことが起きるんですね。
    押し掛けができないというのは知っていたので、
    ツーリング先でいざという時に
    この手は使えないんですよね。

     

    かえる十兵衛 さんへ、
    ご心配おかけしました。
    私もこんな状況、理由だけで
    エンジン始動できなくなるなんて
    思ってもいませんでした。
    先月バッテリー交換して際に、
    完全に給電を切ってしまいましたので
    それがコンピュータになんらかの影響があったのでしょうか。
    >記事を読んで、もしものトラブルに少し心の準備ができました。
    そう言っていただけると
    稚拙なミスでお恥ずかしいトラブルを
    書いた甲斐があったというものです。

     

    DON さんへ、
    お騒がせいたしました。
    始業前点検をちゃんとやられているんですね。
    ネノシャチエブクトウバシメ
    頭ではわかっていてもなかなか出来ないです。
    今回、もう少し冷静に対処すれば
    レッカー移動まではせずに済んだかもしれません。
    でもこれはこれでいい経験になりました。

  6. 見逃し気味ですよね(^_^;)
    我が家は長距離の前には必ず点検する項目を決めているんですが、この所、タイヤの空気圧くらしか見ていません!私も思い込みが激しいので、今後は参考にさせていただきます!(^^)!

  7. 本当によかったです。
    電子制御でもそういう症状が出るのですね~覚えておきたいと思います。
    最近の車もバイクもコンピューター制御で思わぬトラブルがありますね。
    車の話ですが、以前に自分のRX-8でバッテリー交換をしたらコンピューターが学習したものがリセットされてアイドリングでストールしまくり、アクセルを煽りながら高回転を保ったままマツダまで行って再学習しました。
    それで、再学習に30分ほどかかり確か数千円取られてがっくりしたのを思い出しました。
    私もバイクのマフラー交換したいと思っているのですが記事を読んで、もしものトラブルに少し心の準備ができました。

  8. 大事に至らなくてよかったですね。
    でも、チョット個人的には気になりました、インジェクションはすべてこのような
    症状が出るのでしょうか?
    私はキャブですので経験がありません。
    今年の夏にバッテリーの突然死にも押しがけでかかってくれたのもインジェクションでは
    ダメと云う事でした。
    コンピューター制御も便利なようでこのようなことがあると大変なんですね。
    でも、ヨカッタ!ヨカッタ!

  9. 大したことがなくて何よりです。
    メカ好きおじさんが心配していたように何か故障していたら金額的なこともそうですが本国から取り寄せなんてなったら目も当てられないですよね

タイトルとURLをコピーしました