ハンズ、昔の東急ハンズがオープンしたのは1978年9月、今年で45周年です。
できた時、オープン初日に学生だった私は美術や工芸材料などを買いに行ってました。
こちらは渋谷店オープンの時のチラシです。 画像ではわかりにくいですがハンズのビルの上にヘリコプターが飛んでいますがこれはラジコンだったそうです。 渋谷の街の真ん中でこんなモノが飛ばせる時代だったんですね。
オープンの時に買い物をしてもらった記念品です。
左側は木の柄の栓抜きで自分で好きなように削ってオリジナルのモノをつくってくださいとの事でした。
右側は普通の軍手に東急ハンズのロゴが印刷、ではなくてスタンプで押してあるものです。 この少しあとからイボ付き軍手が流行ったのですがこれはまだ普通のモノでした。
それでは東急ハンズ渋谷店のスノードームの制作工程です。
水の中に入れるので濡れても大丈夫なように印刷できるプラバンにレーザープリンターで型紙をつくって印刷しました。 持っているプリンターは白黒なのでカラーはプラモデル用塗料で着色して上からクリアーを吹いておきました。
カッターで切り抜きピンセットで折り曲げます。
型紙でつくったプラバンパーツはこんなモノです。
組み合わせて立体にしました。 ハンズ前のオルガン坂も再現。
屋上にはオープン当初にあったアマチュア無線用のアンテナと、販売していたログキャビンもつくってみました。
このサイズでつくる前にいくつか大きさやデザインの違うものを試作してました。
これをスノードームの中に入れます。
空いている場所に、ハンズができる前に建っていた教会の写真と、昔の東急ハンズに決まる前に試案としてあった角ばったデザインの両手ロゴのプレートをあしらってみました。
井の頭通りに面していたところにはオープンチラシと昔のデザインの手提げの紙袋をアレンジ。
そういえば今は井の頭どおりと坂の角の部分に大きな看板のあるお店のスペースがありますが、オープンの時はまだ増床前だったので空間が空いています。
スノードームの中に入れる材料です。
中のパウダーは雪の結晶のものをチョイス、水はくさったり苔が生えないように精製水を利用し、パウダーがゆっくり落ちるようにグリセリンを入れさらに雪の結晶がガラスの内面に付かないように食器用洗剤を2、3滴入れました。 これらをスノードームのガラスと底のゴム栓のすき間から注入するのにツル首の容器を使います。
それでも栓をするとどうしても少し空気が残ってしまいますのでスノードームより少し大きめの容器に水を入れ、逆さまにして中に沈めて栓を少し開け空気を抜きます。
完成した東急ハンズ渋谷店、45年前のオープンの時の様子を再現したスノードームの完成です。
この写真はネットから拝借した、オルガン坂下から見た昔のモノで、ハンズのお店の場所には教会が建っていました。
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