10月5日にWindows11がリリースされ、当面はWindows10のパソコンは11への無料アップデートができるようになりました。
とはいうもののWindows10パソコンがすべて11にアップデート出来るわけではなく、要求される仕様はかなりシビアです。
マイクロソフトが公表しているシステム要件は、
プロセッサ:1ギガヘルツ以上で2コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip
メモリ:4ギガバイト
ストレージ:64GB以上の記憶装置
システムファームウェア:UEFI、セキュアブート対応
TPM:トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)バージョン2.0
グラフィックスカード:DirectX12以上(WDDM2.0ドライバー)
やはり新しもの好きな「メカ好きおじさん」としてはWindows11を触ってみたいので早速対応してみました。
Microsoftのサイトでは自分のパソコンにWindows11がインストール出来るかどうかチェックするソフトを公開していましたので私も自宅で使っているメインのパソコンで確認してみました。
パソコンは2年前の2019年のBTOで購入したもので仕様は、
CPU:Intel Core i7-9700K 3.60GHz
メモリ:16GB
ストレージ:Cドライブは500GB、他にデータ用は16TB
グラフィックボード:NVIDIA_GEFORCE_GTX_1660_SUPER(ゲームはやらないので)
と、まあスペック上では必要要件はクリアしているハズです。
しかし実際にチェックソフトを動かしてみた結果は、
見事に「Windows11システム要件を満たしていません」と表示されてしまいました。
どこがダメなのか表示してくれるのですがそれによると、
「セキュアブートをサポートしていない」
「TPM2.0がサポートされていない」の2点でした。
セキュアブートはBIOSがUEFI起動でTPMについても、私のマザーボードは2年前のASRock Z390 PAHNTOM GAMING 4 ですからどちらもサポートしているハズです。
考えられる要因としては、今のWindows10 Pro 64bit をインストールした際にBIOSがレガシーになっていたと思われます。
検索画面に「msinfo」と入力して「システム情報」を確認するとやはりBIOSが「レガシー」になっていました。
今のWindows10のOSをどうにかするより、新しくUEFIでWindowsをインストールすることにしました。
起動用のCドライブは500GBのSSDを使っていましたがそれはそのままにして、新しくSSDを購入してそちらにWindows11をインストールすることにしました。
もし失敗しても前のSSDに戻せるので安心です。
今回のSSDは、シリコンパワー 256GB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 にしました。
これが4500円ほどで買えるとはずいぶん安くなったものですね。
パソコンのカバーを外してSSDを交換します。
OSのアップデートする時は間違えてデータドライブに影響を与えないように、そちらのケーブルは外しておきます。
SSDを交換する前の状態で作っておいたシステムディスクは、高速にアクセス出来るようにUSB3.0のアダプターに刺したマイクロSDカードに入れておきました。
このディスクを使ったまずは新しくつないだSSDにWindows10をクリーンインストールしました。
この時はUEFIで起動するように設定しておきましたので仕様要件をクリアしてあります。
そして次に「設定」の「Windowsアップデート」からWindows11にしようとしましたが、まだ対応していないようでした。
その為、Microsoftのサイトから「Windows 11 インストール アシスタント」のソフトをダウンロードして実行して手動でアップデートすることにしました。
その時の画面は下の写真の右側の部分です。
でもアップデートしながらふと、「せっかくならWindws11をクリーンインストールした方がいいな」と思い直し、アップデートしながらWindows11のシステムディスクを作成することにしました。
そちらは上の写真の左側の部分です。
結局、どちらでやっても問題なくWindows11がインストールされ起動できました。
これがWindows11の初期画面です。
タスクバーのアイコンは今までのように左端にクリップしているのではなく中央に変わっていました。
その他アイコンも立体的なものではなく線画的になっていました。
せっかくなので背景画はWindows11のイメージ画像にしてみました。
Windows11にアップデートした後でもクリーンインストールした時でも、マイクロソフトアカウントを登録してあればライセンスも自動的にデジタルライセンスによって認証されるのでよかったです。
Windows11の起動時間を確認してみました。
標準搭載のイベントビューアで「アプリケーションとサービスログ」「Microsoft」「Windwos」「Diagnostics-Performance」「Operational」で「イベントID」が100になっているところが起動時間、200が終了時間です。
これでみると「21秒」となっています。 まあまあ早い時間でしょう。
実際にはパソコンの電源を入れてBIOS画面が立ち上がりログイン画面が出るまでをストップウォッチで測ると28秒ほどでした。
Windows11のOSをクリーンインストールした後で、Officeやフォトショップ、動画編集ソフトなど一通りのソフトを入れましたが、トータルでSSDは45GBくらいしか使っていませんのでCドライブ用のSSDは250GBで十分でした。
少しだけつかってみた感想ですが、画面デザインはスマートに変わりましたが(なんとなくMac風?)、使い勝手は以前のWindows10とそれほど大きくは変わっていないのでなんとなく触っていればわかるし慣れてくると思います。
起動自体も早くなり、ソフトについてもWindows10で動作していたものは市販ソフトもフリーソフトでもだいたいそのまま使えるようなので安心しました。
もうしばらく色々検証してみます。
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