自作のテーブルソー

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私は、DIYが趣味のひとつ(多趣味人間です)で木工で家具や小物を作っています。

木工をやる場合に必需品なのが電動工具です。
特に初心者ほど電動工具を使ったほうが仕上がりの綺麗さや時間と労力の節約になります。 木材をまっすぐに切ることや、ノックダウン家具の組み立てに多数の木ねじを締める時には、そのありがたさを実感できます。

そうは言っても、そんなに頻繁に木工ばかりやる訳ではないので私が使っている電動工具はいずれもホームセンターで売っている中でも低価格帯のもです。
これでも家庭で行う家具等の木工には十分です。

大きく高価な電動工具との違いは扱える材料の厚さや速度調整、加工精度そして機器の耐久性だと思います。

自分で扱う材料、特に木工の場合は板厚等がどれ位までなのか精度は小数点以下のmm単位で必要なのかを考えればあとは工夫と経験で安い工具でも十分だと思います。
自作テーブルソー

 

自作のテーブルソー

私が使っている電動工具の中で使用頻度が高いのが電動ドリルとこの「自作のテーブルソー」です。

テーブルソーとは、丸ノコを逆さまにしたような状態でテーブルに固定してあるもので丸ノコが機器を持って材を切るのに対して、テーブルソーはテーブルの上の材を持って切っていきます。
ベンチノコとかベンチソーということもあります。
自作テーブルソー

私のテーブルソーは、丸ノコを自作の木製の台の裏側から固定したものです。
これでも手持ちの丸ノコに比べてはるかに作業効率や精度がアップします。

自作テーブルソー

<固定している裏側の様子>

自作テーブルソー

丸ノコの表に出ている歯の所には、アクリル板とアングル部材で作ったガードがあります。
これで直接歯に触れないようにするとともに、木屑の飛び散るのを多少、抑えています。
木材を正確に押し進めるための冶具もこのテーブルにあわせて自作してあります。
テーブルには溝が彫ってあり、ここに冶具を使います。
溝には滑り易くする為に襖用の敷居滑りを貼ってあります。
自作テーブルソー

自作テーブルソー

自作テーブルソー

マイターゲージとしての冶具は3種類作ってあって「直線カット用」「角度調整用」「大きな材用」があります。
特に角度調整できるものでは、よく使う45度のカットには重宝しています。

 

■自作テーブルソーのノコ歯ガードの構造

自作テーブルソー

このテーブルソーには、テーブルの上面に出ているノコ歯になるべく触れずに作業できるようにまた少しでも削りカスが飛び散らないようにするためにガードを付けてあります。
今回、このガードの仕様のお問い合わせがありましたのであらためて採寸しましたので紹介します。

もともとは設計図など無しでその場あわせて作成したのでサイズもいい加減なもので今となっては色々と作り直したいところもありますが取り合えずの使用には問題ないのでこのままで使っています。

 

動作中の状況

1.通常はガードはテーブルに接しています
自作テーブルソーのガード部分

2.材が近づいてくるとリンクを介して前面の方から材の上に乗るように持ち上がります
自作テーブルソーのガード部分

3.さらに進むとそのまま材の上に平行になります
自作テーブルソーのガード部分

4.材のカットが済むと前面の方から下がってきます
自作テーブルソーのガード部分

 

制作パーツ

使用しているパーツは下記のようなもので、
アクリル板、真鍮板、穴あき金具、ビス・ワッシャー・ナットとレザー布です。
自作テーブルソーのガード部分

自作テーブルソーのガード部分

1.左右のガード;t=2mmアクリル板、2枚
サイズは上230mm/高95mm/下200mm
前から17mm、下から15mmのところに5mmΦのビスを通す穴をあけています

2.上面ガード;t=2mmアクリル板、30mm×210mm

3.リンクA;t=0.8mmの穴あき金具、2枚
72mmの間隔で④とリンクにしています

4.リンクB;穴なき金具、2枚
160mmと130mmのところで音叉のように20mmの間隔に開いています
160mmの先端で③とリンクしています

5.ガード支え;t=0.8mm真鍮版
上130mm/高110mm/下90mm
上から10mmリンク側18mmと78mmのところにリンクBを支えるビス穴をあけています

6.前方向へのカスが飛ばないようにするレザー布

ガードを持ち上げて前から見たところです
自作テーブルソーのガード部分

ガードを逆さまにして一杯に伸ばしたところです
自作テーブルソーのガード部分

こんな形で作成しましたがまだまだ改良の余地はありそうです。

コメント

  1. KENT☆彡さん、
    色んな趣味をお持ちの方は、
    どうしてもそうなっちゃいますよね。
    バイクは自動車を複数持っている方も
    すべての所有者に乗るのは大変ですよね。
    私のベンチソーは自分で使いやすいサイズ、
    機能だけに絞ってつくってますので便利ですよ。

  2. 自分も木工は好きなんですが、最近は休日となると
    FATBOYでお出かけしちゃうので、作ってません(^-^;

    うちには、それと同じような形の市販のものがあります。
    でも自作のほうが、いいですね(^^ゞ

  3. n066tsukaさん、
    これ、実は数年前に作ったものです。
    最近は出番が少し減りましたが、
    それでも簡単な直接切りの時はフリーハンドでやるより
    数倍正確かつ早く出来ます。
    昔、どこかでこんなもの(もちろんスチール製ですが)
    を見た記憶があったので、適当に自分なりにアレンジして作ってみました。

    弾正さん、
    溶接出来るとキャリアとかステーとかの
    金属加工が出来るんで、自作の範疇が広がりますね。
    でも趣味レベルでやるにはさすがに敷居が高すぎます。
    せめて鍍金が出来れば便利そうですが、
    こちらも薬品等危険が伴いますね。

    白雪猫さん、
    つくづく思うのは私に一番向いてる仕事は、
    「便利屋」なのかな、と。
    電気系、水道系、機械系、パソコン系、裁縫系、クラフト系、工作系
    もっともすべて素人レベルで守備範囲は狭いですが、
    なんでも首を突っ込みたがります。
    でもいざ生活の糧を安定的に得る「仕事」として考えると
    どうなんでしょうかね。

  4. つーか自宅で万屋ができそうですね。
    そのまま商売にしてみては?(笑)

  5. す・す・凄すぎ!ヽ(≧Д≦;)ノ
    …次は溶接だったりっして。

  6. 凄いの一言ですね、、、
    何でも、作っちゃいますね。(^^)

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