スポンサーリンク

10月ツーリングの悲しい思い出

スポンサーリンク
スポンサーリンク

バイクに乗ってツーリングに行くのに最高の季節になりましたね。 暑くも寒くもなくてちょうどいい気候だし、春のように花粉の心配もなし。 空は青く澄んで走っていると風がとても気持ちいい。

そんな最高の季節のツーリングですが、2年前にあった悲しいできごとが忘れられません。

あの時はやはり天気がいいので奥さんとのタンデムで奥秩父の方まで走りに行ってきました。
いつものように道の駅あしがくぼで休憩した後、秩父市街を抜け西に向かいました。

着いた先は秩父湖の二瀬ダムです。

ここはもう少し秋が深まった季節になると、ダムを渡って山沿いに上がっていくと三峯神社になります。 紅葉の名所で毎年のようにタンデムで行って参道を歩き関東でも有数のパワースポットなのでご利益を得て、茶店でいも田楽をいただくのが秋のツーリングの定番となっています。 このいも田楽がまた、サンショが効いていてすっごくおいしいんです。

この時はまだ紅葉には早かったのですが、ダムの管理事務所でダムカードをもらいに行ってきました。

こちらの通常のダムカードのほかにスペシャルのカードがあるというのでわざわざやってきたのです。
それは、秩父4ダム(滝沢ダム、浦山ダム、合角ダム、二瀬ダム)をまわってそれぞれで配布しているダムカード合計4枚を集めると二瀬ダムオリジナルの手作りダムカードがもらえたのです。

こうしてオリジナルカードももらえて満足していましたが、ここにはもう一つ有名なスポットがあるのです。
それがもう閉鎖になってしまった「国道140号線 駒ヶ滝隧道」です。

今は通行止めになってしまって、ゲート越しに見える風景はこんな感じになっています。

以前に通行できた時は、奥秩父から甲府方面に向かうトンネルであり、さらにトンネルの中でTの字型に道が分岐していて曲がっていくとダムの上を通って三峯神社に行くことができました。
このトンネルはもともとダム建設の物資輸送のためにつくられたもので、幅が2.5m、高さが3.4mという制限があるため双方通行ができず、片側ずつの通行となっていました。
一応信号で片側づつの交代制ですがこの信号が5分以上の待ち時間で長い上に、看板には「対向車(大型車)の通行に時間がかかり、待ち時間内に通り抜けない場合がありますので、注意してください。」って書いてありました。
絶対にすれ違いが出来ないほど狭いのにどうすればいいんでしょう。おまけにトンネルなのに普通の山道のように結構急なカーブが何箇所かあるし、照明がオレンジ色のナトリウムライトのぼんやりしたもので暗いため先がよくわからない上に湧き水なのか路面はビショビショでした。
そんな狭いトンネルのに入ってすぐいきなりYの字型の三峯口へ行く道と秩父湖の北側を走る道の分岐があるのでした。

※参考
トンネル内を走行した時の動画は、

さらに以前書いたブログ記事「恐怖、秩父の駒ヶ滝トンネル(動画公開)」は、コチラ です。

さて話がだいぶ脱線しましたが、ツーリングの悲しい思い出はここからです。

ダムカードをゲットしてこの日はここから同じルートで戻ってきました。
途中、以前から気になっていた対岸にある「縄文人住居跡 神庭洞窟」を道路側から見ようと思い、道の横の少し広がっていた路側帯にバイク、ハーレーを停めようとした時です。

バイクが止まる直前、いきなり前輪がずるっと横に滑ってコントロールが効かなくなりそのままゆっくりと右側に倒れていきました。 とっさに私とタンデムで乗っていた奥さんの二人で右足を地面に着けて踏ん張ったなのでかろうじて地面との激突は避けられました。
何がおこったのかわかりませんでしたがまずはバイクを引き起こす事を優先しました。 と言ってもこの時、私も奥さんもエアバッグベストを着用していたのでバイクとはケーブルで繋がっていました。 引き起こす為にバイクから降りなければなりませんが私はハンドルでバイクを支えているのでケーブルを外せません。
先に奥さんに降りてもらって私のケーブルも外してもらいようやくバイクから降りました。

その時のバイクの状態はこんな感じでした。

このハーレーにはエンジンガードとリアのサドルガードがあるのでバイクが完全に横倒しになることは免れます。
でも引き起こすこのバイクの重量は390kgあります。もともとFLSTCヘリテイジは340kgですが、やっこカウルやキングツアーパック、ロアフェアリングを装備して車載工具やパーツなどを満載した結果、この重量になってしまいました。

バイクを起こして確認してみると転倒した原因がわかりました。
いきなり転倒した原因ですがバイクを起こした後も前輪がこのパーツの上に乗ったままでした。 たぶん事故などを起こしたクルマのヘッドライトのカバーのようでした。 このプラパーツの上に前輪が乗ってしまって外れることなく滑っていったのでコントロール出来ず転倒してしまいました。
付近を見渡してみると他にも同じような透明のカバーのパーツや反射鏡のメッキパーツなどがいくつも散乱していました。 道路上から完全に片づけてなかったようでした。

転倒による体へのダメージはまったくなくてケガが無いのが幸いでした。

ハーレーの方はゆっくり傾いていったので右側マフラーのところに小さなスリキズが出来ただけで、やっこカウルやレバー、ツアーパックなどは無傷でした。

この時、転倒していく様子を前後に取り付けたバイクのドライブレコーダーに動画が残っています。

体も無傷でバイクの損傷も大したことはなくてほっとしましたが、いきなりバイクがコントロールできなくなってハンドルが取られた恐怖は忘れられません。
こころなしかハーレーも寂しそうでした。

10月の紅葉の季節に、奥秩父を走りに行くとこの時の思い出がよみがえってきます。

※参考
この時書いた記事「ハーレー転倒!すべって転んだ奥秩父タンデムツーリング(動画あり)」は、コチラ です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました