先日、奥秩父まで奥さんとタンデムでツーリングに行ってきた。
秋は暑くも寒くもなく空が高くて空気も澄んでバイクで走るのが一番いい季節。
いつものお約束の道の駅あしがくぼ、紅葉ツーリングにはまだ少し早い平日なのでそれほどバイクは多くなかったですね。
隣に停まっていたホンダのCX500ターボ、CBXとともに1980年代に燦然と輝くホンダの素敵な一台ですね。
あしがくぼといえば有名なずりあげうどんのお店が改装中でしたが、10月12日からリニューアルオープンしてたんですね。
うどんメニューのほかにソバメニューも。
店内もこんな感じに改装されていました。
まだお昼には早いのでスルーしました。
こちらはみそ豚丼の野さか、この日は休業でしたね。
そういえば140号線は何か所かで道路工事をやっていて片側交互通行、普段渋滞しないところにクルマが詰まっていました。
今月下旬になると三峯神社も紅葉でキレイに彩られ、関東随一のパワースポットとしてもにぎわうことでしょう。
ここからも行けるようですが、
昔はこのように三峰ロープウェイが通っていました。
ここを過ぎてさらに山深い場所に入っていくと、川を挟んだ道の向こう側に「縄文人居住跡 神庭洞窟」の看板とほら穴のような場所が見えます。
何度も通っていますが実際には近くには一度も行ったことがありません。
ここがのちに悲劇の現場となるとは、この時には夢にも思いませんでした。。。
道の駅大滝温泉です。
丹波ののめこい湯か、ここのお風呂に立ち寄る計画もあったのですが8月から工事中のようで温泉は休業中です。
今回の目的地、二瀬ダムにやってきました。
いつもは紅葉の時期に三峯神社に向かうためにここのダムの上を通るのですが、今回は管理事務所の方が目的です。
広い駐車場にバイクを停めて管理事務所に向かいます。
ここが二瀬ダムの管理事務所です。 りっぱな建物ですね。
ここの1階、右側の通路から入っていきます。
今回の目的はそう、ダムカードです。
通常の二瀬ダムのカードは入ってすぐのテーブルの上に並べてあるので自由に持って行くことが出来ます。
他のダムの管理事務所だとインターフォンでスタッフさんを呼んで持ってきてもらうのが一般的ですのでちょっと変わっていますね。
そして本当の目的はこちら、入口のインターフォンで連絡してこちらのテーブルの上に秩父の四枚のダムカードを並べます。
「浦山ダム」「滝沢ダム」「合角ダム」そしてここ「二瀬ダム」の四か所です。
その四枚のカードを提示すると、二瀬ダムのシリアルナンバー入りの手作りオリジナルダムカードがもらえるのです。
「儀式」として四枚のダムカードを並べる場所と、いただける手作りダムカードの場所は決まっているんです。
私は既に二瀬ダム以外の四枚のダムカードはずいぶん前に揃っていましたので、この二瀬ダムと一緒に手作りダムカードもゲットしました!
目的のダムカードを手に入れたのでのんびり二瀬ダム展望台を見学します。
どのダムを見ても雄大で覗き込むと吸い込まれそうでちょっとコワいです。
二瀬ダムは60周年なんですね。 私よりちょっと若い。
二瀬ダムといえばこの閉鎖されたトンネルを忘れる訳にはいきませんよね。
三峯神社へ行くために今はこの展望台の前の道をそのまま進んで左に曲がればダムの上を走れるのですが、以前は右側にあるこのトンネルに入って行くしかなかったのです。
このトンネル、手彫り風で壁面がでこぼこしていて照明が薄暗く、しかも何といってもトンネルの中で左に曲がる脇道があってそこを曲がってダムの方に向かっていました。
三峯神社に行く時やここを抜けて甲府に向かう時に何度かこのトンネルを抜けましたが、けっこうコワい感じでしたね。
以前、このトンネルを通った時の動画をアップしてあります。
「恐怖!奥秩父の駒ヶ滝トンネルを走る」の動画はコチラです。
今回は三峯神社の紅葉がまだなのでここで引き返すことにしました。
帰りには冬に有名な「三十槌の氷柱」の看板のところを通過しました。
さて、ブログタイトルの「ハーレー転倒!すべって転んだ奥秩父タンデムツーリング」ですが、ずいぶん引っ張ってきました。
お待たせいたしました。
行きに紹介した「縄文人居住跡 神庭洞窟」の場所を道路脇からでも見てみたいと思い、バイクを路肩に停めたその時です。
いきなり前輪がずるっと滑ってコントロールが効かなくなりそのままゆっくりと右側に倒れていきました。
とっさに私とタンデムで乗っていた奥さんの二人で右足を地面に着けて踏ん張ったなのでかろうじて地面との激突は避けられました。
何がおこったのかわかりませんでしたがまずはバイクを引き起こす事を優先しました。
と言ってもこの時、私も奥さんもエアバッグベストを着用していたのでバイクとはケーブルで繋がっていました。
引き起こす為にバイクから降りなければなりませんが私はハンドルでバイクを支えているのでケーブルを外せません。
先に奥さんに降りてもらって私のケーブルも外してもらいようやくバイクから降りました。
その時のバイクの状態はこんな感じでした。
パニくっていてバイクを起こすことばかり考えていたので写真を撮ることを忘れていました。
ブロガー、Youtuberとしては失格ですね(ハハハ
私のハーレーにはエンジンガードとリアのサドルガードがあるのでバイクが完全に横倒しになることは免れます。
でも引き起こすこのバイクの重量は400kg近くあります。
ノーマルのFLSTCヘリテイジは340kgですが、やっこカウルやキングツアーパック、ロアフェアリングを装備して車載工具やパーツなどを満載した結果、この重量になってしまいました。
さらにハーレーのディーラーのメカニックさん曰く「フル装備のウルトラより(重いパーツが上の方にあるから)取り回しは重く感じます」との事。
それでも割と軽くバイクの引き起こしは出来ました。
倒れている時に後ろから来たライダーの方に「大丈夫ですか」とお声がけいただきましたが、お手伝いいただくことなく起こせました。 ありがとうございました。
さて、いきなり転倒した原因ですがバイクを起こした後も前輪がこのパーツの上に乗ったままでした。
そう、たぶん事故などを起こしたクルマのヘッドライトのカバーのようでした。
このプラパーツの上に前輪が乗ってしまって外れることなく滑っていったのでコントロール出来ず転倒してしまいました。
付近を見渡してみると他にも同じような透明のカバーのパーツや反射鏡のメッキパーツなどがいくつも散乱していました。
道路上から完全に片づけてなかったようでした。
転倒による体へのダメージはまったくなくてケガが無いのが幸いでした。
ハーレーの方はゆっくり傾いていったので右側マフラーのところに小さなスリキズが出来ただけで、やっこカウルやレバー、ツアーパックなどは無傷でした。
セルを回してみましたが一発で始動できました。
はい、バイクが転倒していく様子を前後のドライブレコーダーで撮影した動画です。
GoProを持って行ったのに装備していなかったのと転倒時の写真を撮っていなかったのが残念です。
ところで見たかった対岸の様子ですが、かなり急斜面に面してある場所のようでした。
転倒の様子を前後のドライブレコーダーで撮影した動画です。 GoProを持っていっていたのですが装備していなかったのが残念です。
バイクに支障がなかったのでこのままツーリングを続けて帰ります。
途中、「贄川宿(にえがわじゅく)」へ向かう脇道があり新道が出来る前は良く通っていましたが、ここの民家の家さきにはこのような案山子の置いてある「かかしの里」として有名なところです。
寄っていこうかとも思いましたが、先ほどの転倒もあったので寄り道せずに進みました。
遅くなりましたがお昼がまだだったのでこちらの「そば道場あらかわ亭」に入りました。
お昼時間を少し過ぎていたので私たちが入った時はガラガラでしたがその後けっこう来店されてきました。
おそばは手打ちでおいしかったですね。 コスパもいいので並ぶ人が多いのも納得出来ます。
このお店は秩父鉄道の武州中川駅のすぐそばでした。
トイレに寄ったので自撮りしてみました。
帰宅後、バイクを軽く洗車したついでにマフラーをピカールで磨いてみましたがスリキズのあった場所はほとんどわからないくらいになりました。
へこんで変形していなかったのが幸いでした。
今回走ったルートです。
コメント
nakaさんへ、
ご心配おかけしました。
転倒といっても、停まる少し前なので
ほとんど立ちごけと同じような感じでした。
でもさすがに重量級のハーレーなんで支えるのが厳しかったですね。
これからの季節、山道の濡れ落ち葉も不安材料ですね。
年齢とともに無理な走りはしなくなりましたが
注意力が低下しないように気を付けます。
タンデムで転倒とは大事でしたね。
奥様もけが無くハーレーも微細な傷でよかったです。
メカ好きさんの運転で大事故は想像出来ませんがタイトルをみて驚きましたよ!
濡れ落ち葉同様にああ言うパーツが路面にあれば滑りますね。
これからも永く乗っていてください。