HF帯の無線機はアイコムのIC-705。 これ1台で短波から430まで交信できるコスパのいい機械です。
アンテナは手軽で、一応移動運用にも使える、これも短波から430までのHV7CXです。
その調整に大活躍してくれているのがアンテナアナライザーのNanoVNAです。
これには私の買った周囲がおおわれていないタイプ以外にも、ケースに入ったものや画面が大きく見やすい4インチのものもあります。
アンテナの調整はエレメントをミリ単位でカットしてポールに設置したら無線機の元に来てSWRを計測して記録します。
そして希望周波数とのズレを計算してあと何ミリ増減させればいいかでエレメントの長さを変えるということを何度も繰り替えします。
最初のころはそれを紙に書いて記録していましたが、いちいち調整値を計算するのも面倒なのでPCのエクセルで自動計算表を作ってとても楽になったところまでは以前のブログでも紹介しました。
それでもまだNanoVNAの画面に表示された小さな文字は老眼には見にくく、またデータの記録も上の写真のようにいちいちデジカメで撮影していました。
なんとかもっと便利にならないものかとネットで探していると、NanoVNA専用のキャプチャソフトを開発して無料で提供してくださる先輩方がいらっしゃいました。
その中で私が使わせていただいているのが、
「おじさん工房へようこそ!」
https://ojisankoubou.web.fc2.com/index.html
で紹介されている
「NanoVNA, NanoVNA_V2 用スクリーンキャプチャーソフトウェア」です。
https://ojisankoubou.web.fc2.com/nanovna/nanovnacapture.html
このソフトをパソコンにインストールしてUSBケーブルでNanoVNAの充電端子に接続して表示されている画面をそのままキャプチャすることができます。
PC画面上で大きく表示させて数値を読みやすくすることもできて便利になりました。
ところでアンテナアナライザーで目的の周波数に同調させてSWRが下がったと思っても、いざ無線機にアンテナを接続して電波を出してみると少しずれていることがありました。
ここからはまたカット・アンド・トライの継続です。
ところで私のNanoVNAは前に書いたように周囲がオープンになったものなので、ホコリなどが侵入するおそれがあります。
これも何とかしたいなと考え、ネットでNanoVNA用の3Dプリンターで自作するSTLデータを公開しているサイトを見つけました。
NanoVNA CASE
https://www.yeggi.com/q/nanovna+case/
最初に作ったのは、多少なりともクッション性があった方がいいかなと思って柔軟性のあるTPUにしてみました。
そして次に作ったのはPLAにして色は屋外に持っていってどこかにおいてしまっても目立つオレンジ色にしてみました。
このケースは上下2分割式で裏ブタの方は一度NanoVNA本体の四隅のビスをはずし、ケースの上から共締めするような仕様になっています。
そのおかげでぴったり収まります。
サイトで提供さえていたSTLデータのままで出力しましたが、一点だけ加工してあります。
電源用のスライドスイッチがケースの厚みの分で中に埋まってしまうのでスライドさせにくくなっていまうのでここの窓だけ周囲をカッターで斜めに削って指先がひっかかりやすくなるようにしました。
これで見た目もカッコよくて屋外での使用にも安心できるようになりました。
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