初めに今回作ったスマートフォン用のレザーケースを紹介します。
右側に蓋の部分だけがあります。
コレが今回作ったレザーケースの「工夫したワンポイント」です。
携帯電話の時と違ってスマホになってからはその大きさゆえ持ち運びのケース選びに迷います。
はじめの頃に使っていたのは、黒いソフトレザーを使って自作したケースです。
縦型でベルトに通すタイプで今でもバイクに乗る時にコレを使っています。
その後で購入したのが、黒いハードタイプレザーのケースです。
後ろのクリップ部が回転するので縦型にも横型にも出来ます。
スマホの中でも大きめのXperia acro でも問題なく収まりビジネスの時にはもっぱらこれを使っています。
なぜ、ビジネス用のケースが気に入っているのにバイクに乗る時はそれを使わないのか?
その理由はベルトへの固定方法にあります。
クリップタイプのホルダーは、ズボンのベルトをした後からでも簡単に差し込めて便利なのですが簡単に付けられる(はめられる)という事は簡単に外れるという事になります。
バイクで走行中、ふとしたはずみでスマホが落ちたら大変です。
実際に、バイクから降りて座って休憩したりしゃがんで作業している時ももに押されて外れてしまう事がありました。
それで、以前作った黒いソフトレザーのケースならベルト通し部がループになっているので外れる事がないのでこれを使っていました。
ただ仕事でも使えるようにと黒いソフトタイプにしたのでハーレーに乗っている時には似合っているとはいえずあまりカッコよくありません。
そこでバイクに乗っている時にも使えるようなスマホケースを、レザークラフトで作ってみることにしました。
前フリがずいぶんと長くなりましたが、ここから製作レポートです。
レザークラフトでいつも一番時間がかかって悩むのが「デザイン」です。
どういうデザインにしたらカッコよく見えるかオリジナルっぽく出来るかのアイデアがなかなか出てきません。
仕様もケースの縁取りを糸で縫うのかそれとも革ヒモを使ったステッチにするのか蓋の留め方はホックかヒモかマグネット。
そして一番の悩みどころは一番目立つ蓋の部分のデザインです。
今回もいろいろ悩みましたが、その画期的(?笑)な解決方法を考え、実践してみました。
その内容はまたあとで報告します。
製作の最初は、図工用の方眼紙で試作用の型紙を起こす所から始まります。
これを革に写し、カッターで切り抜きます。
主なパーツはこんな感じですがほかにもいくつか細かい革パーツを切り出します。
カットした革は、まず裏側(トコ面)に「トコノール」を塗って「プレススリッカー」で伸ばして毛羽立ちを抑えるとともに平滑にそして表面を固めて強くします。
表側(銀面)には「ピュアホースオイル」をやわらかい布を使って刷り込んでおいて保護しておきます。
刷り込んだ直後は塗りムラがありますが時間が経てばわからなくなります。
この段階で後から作業がしにくくなるコバ部分を磨いておきます。
この時も「トコノール」を使います。
本体を収めるパーツや蓋、ベルト通しの部分の折り返しにクセをつけておきます。
今回はここまでの作業です。
次回は、残りの部分を仕上げていきます。
※ この記事は、「レザークラフト」「スマホケース」などの検索で来ていただく方が多くいらっしゃいます。
このサイトをご覧になった方、出来上がりの作品をご覧になった方から「自分は初心者だから、こんな風には出来ない」とご意見をいただきました。
でも私もレザークラフトを始めてまだ四年目、今まで作った作品も五、六点です。
ほんの少しがんばってみれば、皆さんでもきっと出来るはずです。
「それなら出来そうだな」と考え、ぜひレザークラフトを始めてみてください。
最初は小さな作品から。。などと言わずこれと同じような”スマホケース”もこのサイトの記事のとおりにつくれば完成出来ますヨ。
※ レザークラフトをやるなら手縫いセットとレーシングポニーは必需品です。
コメント
すなこ。 さん へ、
私の「自作シリーズ(?)」をご覧いただき
ありがとうございます(笑;
あまりうまく出来すぎると(そんな事はないですが)
手作りした感が伝わらないので、
多少ザツなモノとか、市販品ではありえないデザインの方が
インパクトあっていいかなと思っています。
でもそうは井ってもセンスが無いので、
結局はありきたりの形になっちゃうんですよね。
どもどもです(^^)
毎度メカ好きおじさんの自作シリーズには、
感動させられますよ!!
完成品を実際に見た方が、
「これ、どこに売ってるんですか!?」って、
聞きそうですね(^▽^)
meもスマートフォンにした際には、
レザーケース、ほしいです~☆