ツーリング4日目、今日は今回の北海道では一番楽しみにしていたアドベンチャー(?)体験、釧路川源流をカヌーで下るツアーに参加しました。
今までにもカヌーには何度か乗った事がありましたがいずれも湖で流れのある川を下るの初めてです。
「源流カヌー下り」なんとなく楽しそうな響きですよね。
このツアーはインストラクターと同じ艇に乗り込んで私達がほとんど(結果的には全く)パドルを持って漕ぐ必要がなく川の流れに身を任せ舵はインストラクターの方が取ってくれるので回りの景色に没頭出来るというものです。
それまでは妻と二人乗りで漕ぐのがメインでなかなか周囲を見る余裕はあまりなかったのとは違います。
この源流カヌーツアーには2時間のショートコースと4時間のロングコースがあります。
時間に余裕があればロングコースに乗りたかったのですが、バイクツーリングでまだ他にも見学したり走ったりしたいので今回はショートコースを選びました。
ツアーに参加する前にホテルの朝食バイキングでお腹を満たしておきますがついつい食べ過ぎちゃいますね。
今回のカヌーは宿泊した屈斜路湖プリンスホテルの中に受付所があってここで申し込みが出来、さらにはこのホテルからカヌー乗り場まで出発してまたホテルに戻って来られるんです。
カヌーツアーは源流下りだけでなく屈斜路湖を早朝に乗る「モーニングカヌー」や「天体観測ツアー」それに「雲海を見るツアー」もあります。
北海道で雲海を見るといえばトマムリゾートの雲海テラスが有名ですが、実はあそこよりここの方が雲海の発生率が断然高いそうです。
しかもあちらはゴンドラに乗っていかないと見られませんが、屈斜路湖周辺の例えば昨日行った美幌峠などなら自分の車で見に行けば料金も掛かりません。
でも日の出が4時頃なので相当早く起きないといけないのと、夜間はシカの飛び出しが怖いので自分の車やましてやバイクで行くより慣れているツアーに参加した方が楽そうです。
ちなみに7月の雲海ツアーの実施状況と雲海発生率はこのようになっていました。
この日の外を見ても山の下に雲海が出来ているのがわかります。
さていよいよ源流カヌーに出発です。
ホテルのチェックアウトは12時なので、部屋に置いた荷物やバイクはそのままでOKです。
フロントで借りた長靴に履き替えて、インストラクターの方の車に乗ってカヌーの置いてある場所まで移動します。
インストラクターから注意事項、万が一川でカヌーから落ちた時の対処方法など役に立つ事を聞きました。
救命胴衣をつけてカヌーに乗り込んでまずは屈斜路湖に漕ぎ出しました。
この日は天気も良くて風はなく湖面も穏やかで最高のカヌー日和でした。
軽く湖を回ったあと、いよいよ橋の下をくぐって屈斜路湖から流れ出ている釧路川へと進んでいきます。
湖には黒く固まっているところがあるのですがこれがなんとみんな魚、ウグイの集団でした。
しばらく進んだところで釧路川の源流の中でもひときわ水がキレイで冷たいところにやってきました。
長い時間手をつけていられないほどキンキンに冷えていますし、水深が浅いこともありますが透明度がハンパなく透き通っています。
コケ好きにはたまらないほど周囲にはビロードのように広がっています。
この場所には他のカヌーツアーの方も集まってきます。
倒木と川の最高の風景ですね。
いつもツーリングに持っていっているデジカメは雨の時でも走りながら濡れても撮れるオリンパスのToughTG-870ですから水中でも撮影出来るんです。
早速川の中に沈めて撮影してみました。
どうですか、きれいでしょう!
その後もしばらく川の流れにまかせながらのんびり下っていきます。
こんな風に静かな中にいると普段の仕事や都会の生活を忘れさせてくれます。
川の途中の浅いところで一旦カヌーを降りてみます。
水辺にシカの足跡がありました。
きっと水を飲みにきたのでしょう、その奥にはかすかに獣道らしきものがつながっていました。
先ほどの別のツアーの方たちも進んでいきます。
楽しい時もいつかは終わってしまいます。
ゴールの岸辺に着いてしまいました。
カヌーを車に載せて私達もホテルまで送ってもらいました。
今回、この釧路川源流カヌーツアーに参加してよかったですね。
出来れば次の機会にはロングコースに乗ってみたいですね。
源流カヌーを動画で撮ってみました。 水中撮影の動画もありますよ。
今回、源流カヌーで下ったルートです。
ホテルの戻ってチェックアウトして出発したのは10時半を回っていました。
これから今日の北海道ツーリングの始まりです。
大型の農作業車が牧草ロールを運んでいます。
今日もいい天気に恵まれました。
やっぱり北海道を走るなら晴れている時のほうがいいですよね。
私が昔描いていた北海道の牧場の風景、赤いサイロのある家です。
まずやってきたのは双岳台。
阿寒の夫婦岳の雄阿寒岳と雌阿寒岳が見える場所ですが、写真だけ撮ってすぐに出発。
絶対見ておきたいのはすぐ近くにあるこちらの「双湖台」の方です。
駐車場にバイクを停めてほんの1、2分坂を登ります。
そこから見えるのは二つの湖、パンケトーとペンケトーです。
その形はまるで北海道そのものです。
双湖台の駐車場を出発してすぐ、先ほどの展望台の下の斜面にエゾシカを発見!
そのまま進むと阿寒湖温泉街にやってきました。
温泉街のお土産物店を横目で見つつ進むと、道路脇の案内板に「釧路中部雷注意報発表中」の文字。
まあこの天気ですから大丈夫でしょう。
途中で道を右に曲がり寄り道します。
やってきたのは「道の駅あいおい」です。
ここは何が有名かというと「クマヤキ」です。
クマヤキとはここの相生の町おこしのために作られたスイーツです。
かわいい熊の格好をした四種類、うーんおいしい。
東京池袋の東武百貨店で販売された時には長蛇の列で一日数百個売れたとか。
道の駅の中にはクマヤキグッズコーナーまでありました。
この道の駅には昔の相生駅の駅舎を利用したスコーンのカフェがあります。
待合室の中には昔の表示版が飾ってあります。
ここから東京都区内まで昭和57年の運賃が14,800円ですか。
せっかくなので一休みしていきます。
北海道ならではラッセル車。
さてさて寄り道から戻って次に行ったのがオンネトーです。
螺湾川がせき止められてできた堰止湖で、湖水が酸性のためか、見る時期と場所によって湖面の色が変わって見えます。
魚が住みにくいと聞いていましたが、内田ザリガニの周囲には小魚がいっぱいいました。
オンネトーに着いて最初の駐車場にはキタキツネが座っていました。
人に慣れすぎているのか全く逃げようとしません。
近づいてこられてエキノコックスがうつっても困りますね。
でもオンネトーを見学するならさらに先に進みます。
ここからの景色は最高です。
観光バスも来ていますので海外からの観光客も大勢いました。
そしてこちらは2011年にリニューアルされた「道の駅 あしょろ銀河ホール21」です。
足寄といえば松山千春ですね。
館内には松山千春コーナーもしっかりありました。
こちらは廃線になった「ふるさと銀河線」のホームや車両を再現したものです。
さあ、最後に帯広に街にやってきました。
今日の宿はこちらです。
本日の走行 : 223km
走ったルート図です。
※ツーリングのルートや旅行の記録にはGPSロガーが便利です。
コメント
ziromei さんへ、
私も北海道ツーリングのガイドブック見たり、
奥さんが池袋東武デパートの催事を知らなかったら
このクマヤキを知りませんでした。
どもです。
あー、クマヤキ食べたくなってきました~。
ツーリングルートにメモって、行けたら行ってみたいですね。
土曜のフェリーでいよいよ北海道に行ってきますね~。