奥さんとタンデムで行く北海道ツーリング1_旅立ちそしてフェリー乗船

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最初に北海道ツーリングに行ったのは9年前の2012年のことでした。
それまでには、青森から鹿児島までは結婚前に野宿しながら回っていましたが、北海道までは渡っていませんでした。
今乗っているハーレーに乗り出してから4年目に奥さんから「北海道にバイクで行ってきたら」と背中を押されてその気になったのですが、しっかり奥さんもタンデムで一緒に行くことになりました。

それから5回の北海道タンデムツーリングを楽しみましたが、最近はコロナの事もありお泊りでのバイクツーリングは控えていました。
でも私も今63歳、そろそろ400kg近いハーレーでのタンデム長期ツーリングは辛くなりそうでしたので、今年は思い切って最後のつもりで計画を立てました。
回るルートは今まで走ってきて私の中での北海道の快走路の定番ルートであるオロロンラインで道北を目指した後オホーツク海沿いを走り、知床半島を横断した後は内陸を回ってくる1週間の計画にしました。
奥さんとのタンデムとなるとキャンプ泊やライハでは体力的にもつらいのでホテルを予約しました。

首都圏からフェリーで北海道入りするには大洗から苫小牧へ行くか、新潟から小樽へ行く方法がありますが、新潟発の新日本海フェリーだと小樽には早朝の4時半着なのでその日も丸々走る事が出来るので毎回このフェリーを利用しています。
新潟を出港するのは新造船になってからは12時なので以前より家を出るのは未明でなくて済むので楽になりました。
この時期のこのくらいの時間帯で荷物満載で高速を走っているライダーはみんな北海道ツーリングだと思っています。

関東圏はまだ梅雨空なので雨対策は必須です。
キャンプ泊でないだけ荷物は少ないですがそれでも二人分を積もうとするとリアの左右のサドルバッグとキングツアーパックだけでは収まりきらずその上のキャリアにもツーリングバッグを載せています。
ツーリングバッグには付属のレインカバーを掛け、革製のサドルバッグには一旦製造終了していたFLSTC専用のレインカバーをデグナーさんに交渉して再生産してもらったものをかぶせています。

新潟が近づいて来たことには雨も少し強くなってきました。
使っているナビはバイク専用品ではなくPanasonicの7インチGorillaナビなので防水機能はないためジプロックを被せています。

港が近づいてきてこれから乗るフェリーが見えてくると期待度マックスです。

フェリー乗り場に着いた時には雨もすっかり上がり青空ものぞいています。
新日本海フェリーの新造船の特徴は船首部分が通常の船のように斜めではなく垂直に切り立っています。
以前はここを左に曲がったところにバイクや車が停まっていてそこから乗船したのですが今は右側のプールを利用するようになっています。

新日本海フェリーをネットで予約した時はそこから「e乗船券」というものを印刷すればそのままバイクで乗船出来ますが、私達は55歳以上の早割を利用していますので乗船前に窓口に行って年齢確認の出来る免許証を見せてここで「e乗船券」を発券してもらいます。
この時に帰りの分の「e乗船券」も一緒にもらえます。
個室を利用する際のカードキーもここでもらえますが帰りの分は小樽港での発行となります。
列に並ぶ前に体温チェックがあり問題なければ検温済みの紙が添付されます。

フェリーの出港は12時ちょうどですがバイクは45分前の11時15分に乗船出来ます。
タンデムの奥さんは別行動となり「徒歩・同乗者」として歩いて船に乗り込みます。

今回バイクは30台くらいだったでしょうか。
私の後ろの方も同じハーレーのFLSTCヘリテイジ乗りの方でした。

乗船時間になりましたので順番に並んで進んでいきます。

この先に見えるスロープを上がって車両甲板に入ります。

乗船前に先程の「e乗船券」のQRコードをスキャンされますのですぐに提示、しまえる場所を確保しておきます。
私はタンク上に自作したポーチから飛び出させています。

1台ずつスロープを上がった所で左に曲がり、船尾にあるバイク用の個室の中に入っていきます。
床には何本かチェーンが渡してありこれをまたいだ位置にバイクを停めるように指示されます。
ハンドル切ってロック、ローギアに入れます。
船内に持ち込む荷物はあらかじめバッグを分けて置くとスムーズです。

車両甲板から階段やエレベーターで4階の案内所まで行きます。
今回はコロナの事もあるのでしょうか、船尾に停めるバイクも間隔を開けてゆったりさせていましたので私より後から乗船したバイクは、写真右手の壁際に沿って停めていました。

新日本海フェリーの客室は4階、5階、6階の三層になります。
4階は案内所、5階はレストランと売店、6階には大浴場があります。
私達は個室を選んだので6階になります。

部屋には受付でもらったカードキーを使って入ります。
奥さんの分と二枚発券さえています。

こちらがデラックスAの個室です。
部屋には浴槽があり寝間着とスリッパが用意されています。

部屋の外にはデッキがあります。

フェリーを快適に過ごすための必需品の紹介です。
・スリッパ (ライダーブーツでは疲れるしお風呂とか利用する時に不便)
・短パン (これもラフに過ごせるために必要)
そして今回役に立ったのがこの「マグネットフック」です。
・個室のロッカーにはハンガーが4つしかないので、二人分のジャケットとパンツで使ったら終わりです。
 それ以外のレインウェアや手袋などをさげるのに便利でした。
 短くてもロープか紐があればよかったのですが無いのでデジカメのストラップ紐を渡して使いました。

いつもは乗船してすぐに大浴場に行くのですが、今回この船には自衛隊の方々が大勢乗っていて浴室にあふれていました。
時間を置いて何度か見に行ったのですがひっきりなしに交代で来られていたので後にすることにしました。

以前にも何度か自衛隊の方と同じフェリーになったのですがその時は大浴場には来られていませんでした。

先にお昼ごはんをいただきます。
テイクアウトで買ってきたカレーライスとマルゲリータピザ、それに缶ビールと枝豆です。
外の景色を眺めながらいただきました。

出港時間になり港を出る時にはスタッフの方が手を振って見送ってくれます。

ナビで海の上での位置を確認しています。

航路については往復分はこちらのGPSロガーで記録していました。
時速45キロほどで航行していました。

こうして記録した航路がコチラにマップです。

新潟港の近い場所では海の色は茶色く濁っていますが沖に出ると青い空と同じような青さになります。

少し空いてきたところでお風呂に入った後で、レストランで夕食をいただきます。

定食の他にビュッフェスタイルで好きなものをチョイスします。

ビーフシチューセット他です。

食事の後、船尾のデッキに出てみました。

日本海に沈んでいく夕陽をのんびり眺めていました。

インスタ用のボードが用意されていましたが、オジサンは照れてしまってダメですね。

今度は船首のフォワードサロンに行ってみました。

操舵室から見ているのと同じ景色が見られます。

このフェリーに乗るのも最後となるので売店で新日本海フェリーのTシャツを買ってきました。

夜、雲が出ていなければこんな星空が見られます。
街の明かりが無い分、星がきれいです。
デッキに出てすぐは目が慣れていないで5分、10分と経つとどんどん見える星の数が増えてきます。

さあ、いよいよ明日から北海道です。

ライダーとして北の大地を思いっきり走る楽しさを存分に味わいます。

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