15年乗ってきたハーレーですがテールランプ、ストップランプのバルブは一度も交換したことはありませんでした。
乗車前点検でライト類の玉切れはチェックしていますがさすがに古くなったので交換することにしました。
バイクのテールランプは常時点灯しているポジションランプとブレーキを掛けた時に点灯するストップランプが一つのバルブの中に収まっているWバルブになっています。
一般的なバイクでは口金のところが丸く筒状のS25タイプを使う事が多いのですがハーレーのバルブは特殊な形です。
交換の手順と注意するポイントを解説します。
テールランプユニットを留めている2本のプラスネジをはずします。
ユニットがはずれました。
バルブはフェンダーの方ではなくランプユニットの方にはまっていますので手で回してはずします。
はずしたソケットとバルブです。
まだ切れてはいませんが内部は少し黒くなってソケットも傷んでいます。
ソケットからは引っ張るだけで外れるのですが古いハーレーだと固くなっている事があるのでその時はバルブの横に細いマイナスドライバーを差し込んでこじって取ります。
※ここで重要なチェックポイント!
外した時にバルブがどちら向きについているか確認してください。
あとで解説しますが中のフィラメントが湾曲している向きを覚えておいてください。
出来れば写真に撮っておくといいでしょう。
交換用に購入したハーレー用のバルブです。
LEDタイプのものもあるようですが電球タイプとくらべてかなり明るさが劣るようです。
明るい昼間にブレーキをかけた時に暗くて後続車に認知されないのは困りますのでここは電球バルブに交換です。
はずした古いバルブと比較しています。
ソケットの根元はフラットになっていて差し込んだところに二本の線が出ていてここが電極とつながります。
裏側を見ても電極の部分は同じ形です。
しかし中のフィラメントは二本あって一本はポジションランプ、もう一本はストップランプになっています。
表と裏で出ている線が違うので気をつけましょう。
上に書いたように黄色い線のようにカーブしていますので付いていた時の向きが重要です。
新しいバルブは手で差し込むだけで入ります。
ソケットに差し込んだら点灯チェックを行います。
イグニッションがオフの状態では何も点灯しません。
イグニッションをオンにすると上のフィラメントが点灯してポジションランプになります。 これは7Wです。
ブレーキをかけると下のフィラメントが点灯して明るくなります。 こちらは25Wです。
点灯チェックで問題がなかったらソケットをユニットに差し込んでフェンダーにビス留めして作業完了です。
外した古いバルブはまだ切れていないので予備球として、昔のフィルムケースに入れて携行しておきます。
ツーリングの出先で球切れになってもバイク用品では手に入らない可能性が高いです。
そうなるとたいへん危険ですし、もし白バイ等に指摘されると整備不良車として違反扱いになってしまいます。
ところで今回はバルブのみ交換しましたが、ソケットもだいぶ傷んでいたのでソケットごと交換した方がよかったかもしれませんね。
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