耳が痛くなるメットの内装を改造

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ここ何回かのタンデムツーリングで、妻から「乗り始めはいいんだけど長時間ヘルメットを被っていると耳のあたりが痛くなってくる」というクレームをいただきました。
以前にも右の耳のあたりが痛いというのでメットの内装のチーク部分を外して中のスポンジを作りかえて対応した事がありました。
その後はこちらの方は改善されたようですが最近になって左側が痛くなったとの事でした。
 
左側となるとインカム用のマイクが付いている方です。
耳が痛くなるのはチーク部のスポンジのせいだけなく、マイクのアームによるものも原因に考えられます。

前の記事にも書きましたが、SHOEIからはこのヘルメットに合わせて内装のチーク部分の厚みと堅さを替えたパーツが売られています。
SHOEIのヘルメットのオプションサイトには「J-STREAM チークパッド」としていろんなサイズが掲載されています。
内装J-STREAM チークパッド
※各サイズ互換性あり
サイズヘルメット内装早見表
39mmハード、35mmハード、31mmハード、39mmソフト、35mmソフト、31mmソフト
希望小売価格: 4,200 円 (税込)
適合モデル
J-FORCE III
J-FORCE III BLITZER
J-FORCE III LUBLA
J-STREAM
J-STREAM SALIA
J-STREAM MORT
JANコード
39mm ハード 4512048204976
35mm ハード 4512048204983
31mm ハード 4512048204990
39mm ソフト 4512048205003
35mm ソフト 4512048205010
31mm ソフト 4512048205027
「39mm」とかのサイズはチークパッドの厚さを表し、「ハード」「ソフト」は内装材の硬さです。
39mmだと「きつめ」、35mmは「標準」、31mmは「ゆるめ」のようです。
妻のヘルメットは「39」「HARD」のシールが貼ってあります。
 
前回もそうでしたが、どのタイプのものがいいのか、実際に被ってみないとわからないのでこのオプションは使わず、自分で加工したものを作ります。
まずはインナーのチーク部分を改造します。
SHOEIのヘルメットは、内装が簡単に外れるようになっています。
下の写真の左は前回改造した右ホホ用のもの、右が今回対象となる左ホホ用のものです。

SHOEIの内装はただ外れるだけでなく、さらにその内側に入っているスポンジも簡単に取り出せるようになっています。
この部分を替えてことで、厚さや堅さの違うチークパッドをオプションとして販売出来るようにしているのでしょう。

取り外した内装スポンジは三層構造になっています。
最初にベースとなる少し堅めのスポンジを使って作ります。
ウチには、タンデムシートやシーシーバーのパッドを改造するときに買った、いろんな堅さ・厚みのスポンジや低反発素材があるのでこの中から適当なものを選びます。

 
オリジナルと同じ形のベースが出来たらその上にすこし柔らかめのスポンジを両面テープで貼っていきます。
高さを高くしたいところは重ねてつけます。
特に耳があたる部分は柔らかいスポンジを使います。

オリジナルの形状、高さをみながらハサミでカットしていくます。
高さを少し低く、スポンジを柔らかいものにしたので耳への圧迫感は和らぐと思います。

出来た改造版インナースポンジを元のカバーの中に収めます。

それともう一点、原因に考えられるインカムのマイクアームとスピーカーの取り付けを見直します。
少し前からこの部分にマイクアームを固定していますが、このアームを挟むプラパーツが少し出っ張っているので内装材を押してホホや耳を圧迫しているのかもしれません。
これを出来るだけ耳の部分に干渉しないように取り回しをやり直し、アーム固定パーツは使わず、ダクトテープで固定するようにしました。

チーク部インナーを元のように取り付けたら完了です。
被ってすぐには痛みはないようで、長時間乗り続けてみないとうまくいったかどうか分からないので、結果は次回のタンデムツーリング以降にわかります。

 
ヘルメットを改造したついでに、インカムのファームウェアをバージョンアップします。
ユーザ登録してあるSENAからメールが来ていて、SMH5のファームウェアは現行のV2.0からV2.01になったそうです。
主な内容はVOX操作におけるバグフィックスだそうです。
SMH5-FMの方はまだ新しいファームウェアは来ていないようでs。
インカムだけではないですが、こうして機器の裏に「充電時間と稼働時間」を書いておくと充電する時間の目安になって便利です。

 
これから梅雨開けでかなり暑い日が続きそうです。
妻からは「酷暑期間中のタンデム休止願い」を申請されています。
まあこれだけ暑いと仕方ないかもしれませんね。
これからはソロツーリングの機会の方が増えそうな感じです。

コメント

  1. mi- さんへ、
    頭の形はみんな違うので
    同じヘルメットで合うはずないですね。
    メーカーによってインナーの作りが異なりますから
    このような方法で修正可能かわかりませんが
    トライしてみる価値はあると思いますよ。

  2. メカ好きおじさん^ ^
    勉強になります(`_´)ゞ
    私もはじめて買ったメットが1時間位で頭ガンガンになってしまうので
    今は全くかぶってません、、。もったいないな、、。と思いながら放ったらかしにしているので
    ちょっといじってみようかな。
    最近父親も新しいメットが同じ感じになってしまい、一生懸命広げてます。メットの中にメットを入れて原始的な広げ方を
    しています(・_・;。

  3. DON さんへ、
    オプションでイヤーパッドがいろいろ用意されていてり、
    内装が外れるようになっているなど、
    さすが国産のSHOEIのヘルメットはユーザーの立場で
    考えてつくられていると思います。
    でもメットのフィット感はある程度
    長時間試してみないとわからないので、
    自分で加工してみるのが一番です。

    今回はマイクのブームアームと固定パーツが
    インナーを押して頬や耳が痛くなったのが
    一番の原因かと思っています。

  4. なるほど!いつも参考にさせて頂いております(^_^;)
    マイクの取り付けも工夫ですね~!(^^)!

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