前回交換したのは5年前の2017年6月、62,200kmの時でした。
それから4年経過して14,500km走りましたのでそろそろ交換時期になりました。
FLSTCヘリテイジはリアに大きなサドルバッグがあるので右側だけ外します。
アルミの蛇腹のホースは自作したエアインテーク用で、サドルバッグの為にリアブレーキディスクが放熱されにくい為、変形するのを防ぐ目的で取り付けました。
こんなパーツでも温度が5度以上下げることが出来ています。
リアキャリパーの固定ピンを外す12ポイントの1/4ソケットと固着防止用のスレッドコンパウンドです。
キャリパーをフレームに付けたまま固定ピンを外そうとするとソケットレンチでは無理なので同サイズのレンチを使いますが狭くて作業がしにくいです。
少しでもレンチが差し込み易くなるようにグラインダーで左のように薄く削って使っています。
今回はキャリパーを留めている2本の太いボルトを抜いてフレームから外して作業します。
ブレーキパッドを押し付けるピストンが飛び出ていますのでバイスを使って押し戻してやります。
以前はハーレー純正のブレーキパッドを使っていました。
今は互換品のブレーキパッドを使っています。
このパーツはもう何回も使っていますがブレーキの効き具合やフィーリング、耐久性も純正品とそう変わらないようでなので今回もこちらを購入しました。
古い方(上)と新品(下)のパッドの厚さを比べるとこれだけ違っています。
一番摩耗しているところだとパッドの残りは1mmちょっとでした。
でも一番残っている場所を測るとまだ3mm弱残っています。
二つのピストンを片側からブレーキパッドを押しているのでこんな偏りが出てしまったのでしょうか。
ハーレーのマニュアルでは「ブレーキパッドの摩擦材の厚みが1.02mm以下になったら、ただちにパッドを交換してください」とあります。
以前は角を削って面取りをして鳴き防止をやっていましたが、特に面取りしなくても鳴くことはないようなので今はやっていません。
組み付ける時には固定ピンとパッドの裏側にスレッドコンパウンドを塗布しておきます。
ブレーキは最重要パーツなので取り付けは確実に行いチェックを十分行います。
パッド交換が済んだらリアブレーキペダルを何度か踏んでみて動作を確認しさらにしっかり停車出来るか確認しておきます。
北海道ツーリングに限らずサドルバッグの中には常時、フロントとリアの両方の新品のブレーキパッドを入れてあります。
万が一ツーリング途中で不具合があっても、日頃から自分で整備してあればツーリング先でも交換作業が出来るようになっていたいですね。
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