欠けたプラパーツを直す (補修編1)

記事内容とは関係なく広告が表示されます。

ハーレーに乗っている時の気温を測るために付けているデジタル温度計。

アキバで500円で買ってきたものですが、ケースの一部の欠損が出来てしまい、接触不良により温度表示の支障が出ています。

本体右下の爪を留めるケースが割れているためすき間が出来て、押さえていないと液晶の一部が表示されません。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

以前、欠けた部分の大きさにプラ板をカットして接着剤で固定してみましたが、ちょっと力が加わると浮いてしまい、ダメでした。

この欠けたプラケースを補修してみます。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

使ったのは、プラリペアです。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

これは、専用の合成樹脂パウダーに専用リキッドを垂らすと5分ほどで固まるアクリル樹脂です。

エポキシ系より硬化が早く、瞬間接着剤のように使い残りが固まってしまう心配も少ない補修剤です。

バイクや車のパーツや、(限度はあるでしょうけど)力のかかる部分の補修にも使えるようです。

余談ですが、

プラリペア自体、ネイルアート用のもので代用出来るというネット情報がありますね。

粉は、「スカルプチュア(人工付け爪)用のアクリルパウダー」で、プラリペア液の成分はメチルメタクリレートというものだそうで、これもネイルのスカルプチュア用のもので代用が出来るそうです。

しかもこれらは一部の100円均一でも入手可能だとか。

そうだとすると粉と液が200円で買えるんですね。

強度的なものは、プラリペアと同等かどうか、わかりませんけどね。

【追記】
やっと、100円均一で見つけて買ってきました。

私は「キャンドゥ」で購入しました。

daiyoupura.jpg

「アクリルリキッド」と「アクリルパウダー」でもちろん105円でした。

パウダーの方は、爪に使うのを前提にしているので、「ホワイト」のほかに薄いブルーやピンクなんかの色のもありました。

さすがに黒いのはなかったですね。

100円均一のシルクで売っているようです。

さぁて、うまく出来るかな。

ちなみに、わが家にもあった、「イレクター専用のサンアロー接着材」は、塩ビ用の溶剤なので代用にはならないようです。

いきなり欠けた部分にこの補修剤を使っても、うまく成形出来ませんので、まずは「型どり」をします。

私が持っているセットには「型取りくん」も入っていますが、もし付属していない場合には、これも100円均一のもので代用が出来ます。

それは「おゆまるくん」です。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

お店では、粘土コーナー、あるいは消しゴムコーナー(? 何故か家の近所のダイソーではそうでした)にあります。

熱湯の中に数分浸すと、手で丸められるように柔らかくなるプラスティックで、冷えるとその形に固まります。

よく弾むのでスーパーボールなどを作るのに使うそうですが、消しゴムになるとは思えないのですけど。。

これも、パーツの補修用としてだけでなく、模型(鉄道模型の車体や、フィギュア)の型取りに使って、複製品を作るの使うマニアも多いそうです。

さて、前置きが長くなりました(長すぎ!?)ですが、早速(やっと)補修してみます。

必要に応じて欠損している部分の周辺を成形します。

穴を広げたり、厚みのあるものなら両面からさらって、食い付きがよくなるようにします。

おゆまるくん(又は型取りくん)を熱湯の中に数分入れます。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

ハシでつまんで柔らかくなったところで、火傷しないように注意して引き上げます。

ペーパータオル等で軽く水気を取ります。

手でこねて柔らかくなったところで、欠損しているパーツと同じ形の別の場所の型を取ります。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

そのまま熱が冷めるの待って放置するか、水で冷やします。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

欠損している部分に、さきほどのおゆまるくんを当てます。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

ここに、プラリペアを盛って充填します。

使い方は説明書のとおりですが、簡単に説明すると、粉の中に専用液を滴下して「混合した玉」を作ります。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

これを欠損部分に乗せ、さらに液を滴下して溶かします。

必要に応じてこれを繰り返し、量を加減します。

常温で5分ほどで硬化しますが、深く盛った場合に削るためにはもう少し時間をおきます。

出来れば1日以上おいた方がより固くなります。

固まったプラリペアの部分は、まさにアクリルのような固さで、本体のプラスティックより固くなっています。

あまり厚く盛ってしまうより、削る手間を考えてほどほどにした方がいいようです。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

完全に硬化したら、ヤスリやカッター等で成形して仕上げます。

欠けたプラパーツをプラリペアで補修する

今回のデジタル温度計もこれでよみがえりました。

プラパーツの補修をやった事のある方なら、瞬間接着剤や二液性混合タイプの接着材より、使いやすく強度もあるこのプラリペアを使った方も多いと思います。

    

コメント

  1. ワイバン さんへ、
    プラ製品の修理には、
    瞬間接着剤や二液性接着剤等、
    いろいろありますが、
    強度的にはこのプラリペアはかなり強いと思います。
    FRPの修理にも使えるようですね。

    弾正 さんへ、
    今まで諦めていたものも
    かなりうまく直せるようです。
    特に作業工程自体がおもしろいので
    いろいろ試してみたくなります。

    naka さんへ、
    カー、バイクパーツをいじる人や、
    模型をやる人には、
    一般的な修理方法です。
    ネットで「プラリペア」で検索すると、
    いろいろな活用方法が紹介されていますよ。

  2. いゃ~何でもあるんですね。
    今まで直せなくて諦めたモノもこれがあったらよかったのに。

    よくこう言うものを見つけられますね!!

  3. お!
    凄い~!(゚ω゚;A)
    直るのですね~。

    いやはや驚きました。

  4. 初めて見ました!! 直るんですねぇ!!\(◎o◎)/!
    やった事が無いので・・・ 驚きです!!

タイトルとURLをコピーしました