先日、仕事から帰ってくると自宅になにやら梱包品が届いていました。
「おやおや、何かな?」と(自分で注文しておいたクセに)ワザとらしく開けてみると出てきたのはこんな箱でした。
中から出てきたのはタブレット端末です。
今まで使っていたのは、それまでタブレット市場を独占的に君臨していたAppleのipadの牙城に、価格破壊的にAndoridで殴り込みを掛けた「初代Nexus7 2012年モデル」です。
この機種は7インチという手頃なサイズで16Gの容量で「1万9800円」と初めてタブレットにふれる人々が手を出しやすい価格だったのでかなりの人気になりました。
私も販売開始してまもなく購入して使い始めました。
使用目的は主にビジネス用途として、会社のスケジュール管理やエクセル、PDFの資料を入れていたり、社内の会議では知らない商品や事、場所があるとネットでサクッと検索していました。
でもそれ以上に使っていたのは、出張時の新幹線や行き帰りの通勤電車の中で、SONYのブルーレイレコーダーで録画した映画やテレビ番組を「おでかけ転送」で移して鑑賞していました。
タブレットを購入する以前は、出張の際にマイクロサイズのノートパソコンを使っていましたが、本体+AC電源アダプターの重さに閉口していました。
また「大画面の方が映画とか見やすいだろう」と思ってNTTドコモの「dtab」も購入してみましたが、7インチタブレットとのサイズ差以上に重さに困ったのと、電車の中で映画を観ていると画面が大きすぎて周囲の人の眼が気になってしまいました。
そういう意味でも7インチタブレットが持ち運ぶには最適だと思います。
それでも購入後2年ちょっと使ってきましたが、そろそろ新しいタブレットが気になり始めていました。
さすがに少し前のモデルですから、現行のタブレットと比べると操作がもっさりしていたり、画面の解像度が低いという点などで劣りますが、私の使用目的からすればなんとか我慢出来る範囲でした。
でもやはり決定的な問題点は「家の外だとネットにつながらず不便」という事です。
自宅の中なら無線LANでサクサクですし、場所によってはドコモの無線LANスポットが使えるのでいいのですが、それでも電車の中や移動中などネットに接続出来ない方が圧倒的に多いのが実情です。
「どうせならLTEで接続出来るのがいいな」と思い始めて最近のタブレットを検討し始めました。
私がタブレットに求める条件をまとめてみると、
・通勤など移動時に形態するので、画面サイズは7~8インチ
・ネット接続可能なSIMフリー
・映画とかを持ち歩く事が多いので、容量を簡単に増やせる(マイクロ)SDメディア利用可能
・出来れば電池の持ちがいいモデル
・同じくサイズや重量は軽い方がいい
これらの条件を満たすモデルの中で評判のいいモデルとして選んだのが、2014年10月18日にASUSより発売されたSIMフリーの7型タブレット「ASUS MeMO Pad 7 ME572CL」です。
前のNexus7も販売はGoogleでしたが作っているのは同じASUSで、私のNexus7の2012年モデルの後継の2013年モデルの型番は「ME571-LTE」、そう571から572への後継モデル的位置づけでした。
実機を見て来ようと思って何軒か電気店を回りましたが、なぜかタブレットコーナーはそれほど盛り上がっていない感じでした。
一時期、「これからはパソコンに代わってタブレットが主流になる」として期待ばかり先行しましたが、実際にはある程度まで普及したところで頭打ちとなって熱が冷めたようです。
いくつか原因はあるようですが、WindowsXPパソコンのサポート終了にともなってあわてて買い直したお客さんが増えたのでタブレットまで手が回らないだの、スマホの画面が大型化してきたのであえてタブレットは必要ないだとの言われています。
実際に一時期より新製品の投入ペースが落ちて、ニューモデルのネットでの紹介記事が減っています。
そうは言っても私の目的からすればここはやはり「買い時」なので早速注文したのが届いていた訳です。
開けてみると中にはタブレット本体とUSBのACアダプター、それに書類、小さな針金が入っていました。
今回はそれではファーストインプレッションとして主にNexus7(2012)との比較で書いてみます。
黒モデルの本体裏面はNexus7(2012)と同様に滑り止めの加工がされていて、手に持った時に落としにくくなっています。
そして左上には500万画素のOUTカメラがセットされています。
このカメラはかなりキレイに写ります。
本体下部の真ん中はスピーカー、これは反対側にも付いていてステレオになっています。
ステレオの音質は、以前のモデルよりかなり進化していて結構クリアで響いてきます。
そしてUSBコネクタがあって、充電はこのコネクタから有線で行います。
ボディ側面には上が音量スイッチ、下に電源スイッチと、Nexus7(2012)と配列が逆になっています。
本体を片手に持った時に、ちょうど人差し指が掛かるところに電源スイッチがあって誤って電源オフしてしまうことが何度かあって気になりました。
電源スイッチの下の小さな丸い穴はマイクです。
写真には写っていませんがもっと下の方にはmicroSIMのカードスロットがあって、SIMカードを差し込んで設定すれば3GやLTEで通信することが可能です。
付属してきた針金は、このmicroSIMのカードスロットを開くために穴に差し込んで開けるためのものでした。
そして反対側の側面にはmicroSDカードの差し込み用スロットがあって、64GBまでの容量のカードまで使えます。
このモデル自体のメモリ容量が16GBと少なめですが、msicroSDカードで容量を増やす事が出来るので助かります。
上側にはイヤホン&マイクジャックと、スピーカー。
本体表側の上部には、200万画素のINカメラと光センサーがあります。
今まで使っていたNexus7(2012)(写真左)と比較してみましょう。
画面はどちらも7インチワイドですが、解像度はNexus7(2012)の1280x800dpiに対して1920x1200dpiとかなり高精細になっています。
サイズ的には、Nexus7(2012)は幅x高さx厚さが120×10.45×198.5mmで、重量は340g
今回のASUS MeMO Pad 7 ME572CLは、幅x高さx厚さが114.4x200x8.3mmで、重量279g
幅が狭くなって握りやすくなり厚みも2mmほど薄く重さは60gも軽くなっています。
これだけ小さく軽くなっていますが、新モデルでも電池寿命は連続11時間と省エネタイプになっています。
まずは開封して使えるように設定します。
基本的にAndorid端末は、スマートホンもタブレットも同じなのでサクサクっと処理します。
電源オンにして最初の画面では言語環境を日本語に設定。
通信環境は、あとでSIMを入れてLTEに繋ぎますが、この段階では家庭内の無線LANだけで設定します。
無線LANはAOSSとかでやれば簡単ですが、初期設定の段階ではAOSSのアプリが入っていないのでマニュアルで設定しますが、この辺、おかしな事ですよね。
無線LANの親機に書いてあるSSIDとパスワードを入れて無事ネットワークにつながります。
次に、Googleのアカウントを入力して今までの環境と同期します。
基本的はこれだけの設定ですから5分も掛からず終了です。
動かしてみてNexus7(2012)モデルとの一番違う印象は、とにかく画面がキレイで音質も向上しているという事。
さて次回は、一緒に買ったアクセサリー関連や格安SIMカードを使ってLTE通信を行った設定について書いてみようかと思っています。
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