知床観光船を降りて駐車場からクルマに乗り込みます。
近くには北海道、知床ならではのこんなお店もありました。
時間があれば寄ってみればよかったですね。
お守りに熊の牙とか爪とか買いたかったです。
その後は、今回の旅の目的の一つである「前回のツーリングで見られなかった知床峠で羅臼岳を見る」にリベンジしに行きます。
ここからは峠道になるのでレンタカーの運転は妻から私にチェンジ!
ウトロ側は緩やかな登り道で羅臼側は多少カーブがきつくなった下り坂です。
と言っても道幅は広いですし、普段いつも埼玉、群馬、奥多摩などの峠をバイクで走っている事を考えたら、タイヤが四つも付いているクルマですから気にするほどではありません。
ウトロを出ると知床横断道路はすぐです。
向こうから走ってくるのは私のハーレーと同じヘリテイジのようです。
さすがにクルマからだとピースサイン(ヤエー)は出来ませんね。
横断道路に入ってすぐ、プユニ岬が見えるところの歩道にキタキツネが歩いていました。
観光客のみなさんはクルマを停めて盛んに写真を撮っていました。
まぁ、私ものその一人ですがね。
その後もこの知床横断道路ではキタキツネに出会いました。
こちらは二頭いたウチの一頭ですが、三角ポールにジャレついていました。
知床横断道路から知床五湖に向かう左折の分岐点の角の建つ、知床自然センターに立ち寄ってみました。
知床散策する方に情報を提供している施設です。
ここの売店でこんなピンバッチを買いました。
私は割とこういうものが好きで、時々訪れた先でピンバッチを購入してバイク用のキャップに付けています。
再び知床横断道路に戻り先に進むとまたもやキタキツネに出会いました。
そろそろ羅臼岳が見えてきましたが、少し雲がかかっているのが気になります。
出来れば知床峠ではキレイな姿を見たいですね。
おっと、今度はエゾシカが道ばたに現れました。
クルマを停めて窓越しに撮影していたら、後から来たクルマも続々停まって撮影していました。
羅臼岳が下の方まで見えてきました。
そして、
知床峠に到着です。
これが今回の写真ですが、
下の写真は二年前にタンデムツーリングで訪れた時のものです。
小雨降る中を走ってきましたのでオレンジのレインウェアを着て、その上にエアバッグベストを着ています。
後ろの山も全く見えていませんでした。
駐車場の看板です。
これも前回は霧がかかっています。
そして待望の「知床峠から見た羅臼岳」の写真がこちらです。
少しだけ雲がかかっていますが、ほぼキレイに見えています。
二年前のリベンジが無事果たせました。
思わず何枚も写真を撮っていました。
ところで、以前ココに来られた方の写真と比べると「知床峠」と書かれた標識が違っています。
それまでの木製のものは1986年に設置されたそうですが老朽化が激しくなったので昨年6月からこの知床五湖周辺で産出した安山岩の標識に変わったそうです。
二年前に来た時に撮っていれば前のものも見られたんですね。
ここは知床横断道路の中で最大に撮影ポイントなので観光バスが何台も停まってきます。
そうなると皆さんそれぞれ写真を撮り始めますから、上の写真のように人が入らない写真を撮るのは難しくなります。
景色を十分堪能しましたし、混んできましたので先に進みます。
峠を下りてくるとカーブが少し急になります。
そんな一枚がコチラですが、これも以前の写真と比べてみます。
こうして見るとここからは海やその向こうの国後島も見えていたんですね。
前回は霧が立ちこめて雲海になっていました。
ここでもキタキツネがいました。
知床横断道路だけで4回、5頭のキタキツネに出会いました。
羅臼の町まで降りてきましたが、そのままホテルには向かわずに行きたい所があるので左折します。
少し行った所でこの看板が見えてきたら、鋭角に戻る形で狭い急坂路を登って行きます。
クルマ一台が通るのがやっとですれ違いも難しい道です。
所々にすれ違い用の待避場所もありますが、最大で15.5%の急勾配を500mほど行くのでハーレーでは行きたくない場所ですね。
登りきったところは広場になっていてクルマが5、6台停められるスペースになっています。
ここにクルマを置いて来た道を歩いて数十m戻った右側に赤と白の縞模様の灯台がありその先に登って行く道があります。
この坂の先に展望台があります。
ここは日本で唯一の「クジラの見える丘公園」です。
明日、ここ羅臼からホエールウォッチングの船に乗ってクジラに会いに行くのですが、出来ればココでも見られたら、と思ってやってきました。
と言ってもそう簡単に見える訳ではなく、この広い海のずっと先のどこかに数十分から1時間に一度、一瞬チラッと見えるかどうかです。
肉眼ではほんの点にしか見えないでしょうから双眼鏡は必須です。
私も20、30分ほど見ていましたが、やはり見ることは出来ませんでした。
明日の船に期待するしかないでしょう。
展望台の一角には専門的な機材と装備でじっと双眼鏡をのぞき続けている若い方がいました。
最初は相当なマニアなのかと思っていましたがそうではなかったようです。
その正体は、、、明日、明らかになります。
ここから正面のところに見える横に長い島が「国後島」です。
北方領土五島の中で羅臼から一番近い島で、ここから25km先にあります。
デジ一の望遠で見てもこれだけ大きく見えるんです。
これ以上見ていても難しそうなのでホテルに向かうことにしました。
ホテルの部屋は海に面した角部屋だったので見晴らし抜群でした。
窓の外の海を眺めながら、各部屋に設置されている岩盤浴で体の疲れを取ります。
うーん、極楽極楽。
そしてお楽しみの夕食です。
このホテルはカニをはじめ、海鮮が楽しめるので有名です。
まずは生のカニ。
そして三種類のゆでたカニ。
うーんこの大きくて甘いカニ、ビールに合いますね。
そして刺身はどれも厚めでみんなおいしい!
さらにカニや帆立、イカ、貝はその場で焼いていただきます。
正直、「カニはもう見たくない!」という位食べました。
帆立も昨日泊まったホテルでフライや焼きで食べましたし、今日も刺身、焼きともういっぱいいっぱいです。
お腹はまんぷくになりました(ホントは食べきれずに少し残してしまいました)。
明日はいよいよ楽しみにしていたホエールウォッチングです。
クジラ、見えるといいな!
今日の後半、知床観光船以降に走ってきたルートはこちらです。
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