とうとう北海道を離れる時がやってきました。 春からずっと楽しみにしていた奥さんとタンデムで行く北海道ツーリングも最終局面です。
新日本海フェリーのらいらっく号は、定刻19時30分に苫小牧港を出港しました。
17時に小樽を出港する便に比べると時刻が遅いだけ周囲が暗く、より一層寂しさを感じちゃいます。
今回乗ったフェリーは新造船ではないですが、テラス付きのデラックスAという個室です。
船内ではベア・マウンテンでペアで買った「クレイジーライダー」のTシャツを着て、北海道ライダーをアピールしていました。
出港してまもなく、船内でビンゴ大会が始まりました。
なかなか当たらないものですが、今まで10回乗ったウチで2回ほどビンゴ!になったことがありました。
今回は奥さんが「船内ご利用券 ドリンク1本無料券」が当たりました。
フェリー旅行の楽しみの一つに海を眺めながらのお風呂があります。
翌朝、7月13日最終日です。
苫小牧を出港した船は一旦秋田港に寄港します。 といっても新潟まで乗っていく乗客はこの港で一旦下船することは出来ません。
フェリーは朝7時35分に秋田港に到着し、一時間後の8時35分に出港します。
港に近づいてきた時にもう一隻の新日本海フェリーの船とすれ違いました。
定刻どおりに秋田港に入ってきました。
フェリーは向きを変え、後退しながら右舷でフェリーターミナルに着岸していきます。
こちらはフェリー前方の旅客用デッキです。 するすると伸びて船とドッキングします。
後方は二箇所のスロープが接続します。 上の階は乗用車やバイク、下の階はトラックが乗っています。
この秋田港でバイクが一台下船していきました。
この時、なにか事件があったようです。
フェリーターミナルにサイレンを鳴らしながらパトカーが入ってきて、警官が二名なにやら忙しく動いていました。 どこかで「事情聴取をやっている?」という声が聞こえてきました。 なにがあったんでしょうね。気になりますが結局わからずじまいでした。
秋田港へ進んで来て港で向きを変えて着岸、そしてそのまま港から出て行きましたのでこんな感じの航路となっていました。
船内では行きだとこれから回る北海道のルートの確認や行きたい場所や天候のチェックなどウキウキ気分でいろいろ盛りだくさんでした。 でも帰りの船は特にやることも無いのでまたお風呂に入ってきました。
お客さんも少ないのでのんびり気分です。 港を出ていますのでカーテンも開けて外を眺めることもできます。
まだ7時間以上あるので再度ビールで乾杯!
今回の北海道ツーリングでもルートを記録するのに専用のGPSロガーを使いました。 最近のナビは(私が使っているPanasoicのゴリラもそうですが)ルート案内だけでなく走りながらGPSログを記録することもできますので便利ですね。 でもツーリング中でも詳細な記録やバイクを降りて歩いて観光している時、そしてフェリーに乗っている時などは専用のGPSロガーの方が便利です。
船ではデッキの手すりにぶら下げて記録していました。 防水仕様なので雨や波しぶきも平気です。
食事の合間に、昨日のビンゴ大会でもらったフリードリンクチケットで軽くスナックを。
それにしても今回のこの新日本海フェリーはお客さんが少ないです。
いつもなら窓の無い部屋や相部屋の方がいっぱいいる筈の椅子も人影がありません。
こちらのスナックコーナーもガラガラです。
7月中旬とはいえ、小樽から乗ってくるフェリーだと毎回大勢のクルマやバイクの方がいるんですけどね。
昼近くになって空が晴れてきました。 海の青さも目にしみるような色です。
新潟港が近づいてきました。 行きにここからワクワク気分でフェリー乗船を大勢のライダーと待っていたのが、もうずっと昔の事のようです。
下船の案内アナウンスが流れてきたので車両デッキに降りてバイクに荷物を積み込みました。
船内の様子はご覧のようにクルマもかなり少ないです。
いつもだとクルマがギッシリいるので先に下船させバイクは最後になるのですが、今回はかなり余裕があるのと下船するバイクが三台だけだったので一番最初にフェリーを降りることになりました。
フェリーを降りてターミナルの前で、タンデムの奥さんが歩いて来るのを待ちます。
今回歩いて降りてきたのはウチの奥さんと、ホールで演奏をされていた方、そして2、3人の方だけだったそうです。
それほど混んでいない新潟市内を抜け、高速道路に乗って自宅へ向かいます。
北海道ではあれほど涼しく、いえ寒いくらいで後半は暑くなりましたが、それでも新潟の34度で湿度の高い蒸し暑さには参りました。
高速道路を走る長いタンデムの影も、旅の終わりのせいか寂しげです。
あまりの暑さに休み休みしながらとなります。
高速の右手に見える赤いマークの白い建物は、バブル時代には新幹線に乗ってスキーを楽しむ若者で溢れかえっていたガーラ湯沢です。
赤城高原サービスエリアまでやってきました。
荷物満載のハーレーにも、オジサン族からの熱い視線を感じます。
最近は「なんとかテラス」というのが流行りですね。 雲海テラス、ハルニレテラス、清里テラス。。。
ここのサービスエリアにも「アカギテラス」なるものが出来ていました。
でもお腹のすいたオジサンには、そんなコジャレた所より普通にこういうラーメン炒飯セットがお似合いです。 北海道では海鮮や肉系など地のモノをイロイロいただきましたので、最後は普通の食事が食べたくなりました。
でも締めはやっぱりソフトですね。
夕日を背に高速道路をタンデムで走ります。 まっかっかなキレイな空です。
北海道ツーリングでは一日にけっこうな距離・時間を走りますが、基本的には日が落ちる前に宿に着くようにしていましたので夕日の中や夜間走行はしていませんでした。
高速を降り、自宅に到着しました。
今回も無事故・無違反・無転倒で無事に走りきりました。
奥さんとのトラブル? まあ特に無かったと書いておきましょう、ハハハ。
ゲットした四エリア・四本のホクレンフラッグです。 今回はそれぞれ北海道を代表する野鳥が描かれていました。
コチラ側のシンプルなデザインも好きです。
翌日、バイクの清掃を兼ねてチェックです。
タイヤの残り溝はリアタイヤで、ツーリング前は3.0mmでしたが帰宅後は2.0mmと1.0mm減っていました。
エアクリーナーは思ったほど汚れていませんでしたが、カウリングの虫の跡は凄いですね。
途中のサホロに泊まった時にバケツを借りて一度拭きましたが、やはりその後もかなりの量です。
こちらのリアフェリングには水たまりや雨の跡などもついていました。
キレイに洗車をした後でプレクサスで磨いておきました。
※今回の北海道ツーリングの新日本海フェリーの航路と北海道エリア内での走行ルートです。
日付ごとに色を変えています。 フェリーでは航路の途中で色が変わっています。
※回った北海道の主なエリアです。
道北から道央の西側を回りました。 このルートはもう何回も行っていましたので十分堪能できました。
40年前に原付き免許を取って3ヶ月後には寝袋一つ載せて野宿で、東京からソロで東北一周ツーリングを、その翌年には中型バイクでやはり野宿しながら関西、四国、九州、中国地方と三週間かけて回ってきました。 青森から鹿児島までは39年前までに制覇したのですが手付かずだった北海道ツーリングも実行出来ました。
2018年夏7月、6日間に渡る「奥さんとタンデムで行く北海道ツーリング」もこれで終了です。
2012年に「今のウチに北海道を走ってくれば!」と私の背中を押してくれて初めてタンデムで北海道ツーリングを初めて以来、2013年、2016年、2017年、そして今回の2018年と5回に渡ってタンデムでのツーリングに付き合ってくれた奥さんに改めて感謝です。
今年で私も61歳。 そろそろ400kgを超える重量級のハーレーのツーリングもキツくなってきました。
今年が最後だというつもりで何度も同じ道になりましたが、オロロンライン、宗谷岬、エサヌカ線、美瑛、富良野と回ってきました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
コメント
あんちゃん さんへ、
富良野のラベンダーは北海道を代表する景色の一つですね。
今年は大雨や天候不順、低気温など、
北海道ツーリングの時期選びは微妙な年でしたね。
いつ行くのがいいか、難しいところです。
ziromei さんへ、
いつもコメントいただき、ありがとうございます。
お互い、タンデムでの北海道ツーリングにハマった仲間ですね。
ziromeさんのブログを拝見して、ウチの奥さんは
「毎日あれだけ長時間乗っていてスゴイ!」と感心しています。
私も昔はソロ派でしたが、北海道のように景色のすばらしい所だと
その瞬間を奥さんとインカムで共有しながら走るのもいいものです。
またお会いしたいですね。
メカ好きさん、北海道ツーお疲れ様で御座います。
我が家も、メカ好きさんのブログの刺激を受けて、カミさんとタンデムで北海道を楽しむことが出来まして、今ではカミさんの方が北海道ツーにハマってしまってるくらいですよ。
ソロで北海道も走りたいとも思っていましたが、やはりタンデムで北海道も全然楽しいと思ってる次第で御座います。
我が家の年一行事、北海道ツー! メカ好きさんのおかげと思っております。
どうぞ、体力続く限り、タンデムツーの師匠として皆さんに紹介していってくださいね
涼しくなったら又、秩父界隈でご一緒してくださいね
楽しみに待ってます♪
やはり北海道では富良野のラベンダー見ないと北海道謳歌した気になりません。
今年はルート選び方と天候に失敗したなぁ(>_<)