北海道ツーリング2018No5稚内に泊まり宗谷岬へ

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北海道ツーリング二日目、上陸初日の宿は稚内市内のホテルです。実はこのホテルは6年前、初めて北海道ツーリングに行った時にも泊まった宿でした。
前回同様の角部屋でしたので稚内の象徴とも言える北防波堤を眺める事が出来ます。


 

ここ稚内を拠点として利尻島、礼文島に渡るツアーも多く出港・帰港してくる船が多数見られました。バイクでのツーリングでも島に渡るライダーが多くいるようです。


 

ホテルから歩いて近い稚内駅は日本国内の最北端にある鉄道駅で宗谷本線が通っています。
もうこの先から北へ向かう鉄道はありません。


 

最果てとは思えないようなとても近代的な駅舎は、私が最初に北海道ツーリングで訪れた前年(2011年)の4月に現駅舎が開業したそうです。その際、以前までの日本最北端線路地点は現在の場所よりさらに北に100mほどの場所にあったので、そこに当時使用していた車止めとレールが、駅舎の外に設置されていました。


 

駅そばの駐車場には多くのキャンピングカーが停まっていました。ナンバープレートを見ると関東や関西など日本各地から最北の地を求めて旅まわっているようでした。駅外のベンチでは何組もの家族の方がガスバーナーで夕食の準備をしていました。


 

散歩から宿に戻ってくると、私が停めていたバイクの横にもう一台、スポーツスターが停まっていました。 さきほどのノシャップ岬で見かけたバイクのようでした。


 

エレベーターの中や通路の壁にはこのような「鹿飛び出し注意」のポスターが貼ってありました。 前回訪れた時もパンフレットを渡されましたが、まさかこの後、それを見るとことになるとはこの時は思いもしませんでした。


 

それほど大きなホテルではありませんが、夕食は稚内名物のタコのしゃぶしゃぶや八角の焼きもの、毛ガニなどが用意されていました。 今回は少し料理が冷めてしまっていたのが残念でした。


 

部屋に戻ったところでお裁縫の時間です(笑;
今回のツーリングの前にライディングジャケットにアイロンパッチのワッペンを付けていたのですがそれが取れかかったいました。持ってきた裁縫セットで(オイオイ、そんなモノまで持ってきたのかよ!というツッコミは無しで)、アップリケ縫いしておきます。 こんなトコロで子供の頃の家庭科の技術が役に立ちます。


 

夜になって防波堤に明かりが灯るとなんとも言えない旅情を感じさせてくれました。


 

 本日の走行距離:354km
 この走ったルートです。


 

 


 ※ ツーリングの走行ルートや旅行の記録には「GPSロガー」がお勧めです。

   



 

翌朝、5時過ぎに窓の外を見るとホテルのすぐそばまでエゾシカが草を食べに来ていました。 町にも近いのにこんなところまで来ているんですね。 後でホテルの人に聞くと、鹿も少し辛い葉っぱを食べにここらへんまで来るそうです。


 

ここの宿では早朝から利尻・礼文に渡る旅人のために朝食の時間が5時半から取れるように早く設定されています。
少しでも早く出発して距離と時間を稼ぎたいライダーにも便利な時間設定です。

ロビーの窓に吊るされた大きなてるてる坊主に、旅行者へのやさしさがうかがえます。


 

6時半には出発できるように準備をしています。
前日同様、この日もレインウェアを着ているのは雨が降っているからでがありません。 この時の気温が14度ととても寒かったからです。


 

宿を出発して稚内市内を少し走ったところで立ち寄りたいスポットがあります。
日本最北の地にあるマクドナルドのお店での記念撮影です。
広い駐車場の入り口近くにはその標識とベンチにドナルドが座っています。


 

宗谷湾沿いの国道を走っていると右手にレッドバロンのバイクステーションが見えてきます。レッドバロンの会員の方には便利な施設ですね。
40年くらい昔、日本各地をツーリングしていた頃はごくたまにユースホステルを利用することもありましたが、今はいろんな施設が出来て便利になりましたね。


 

そのすぐ先には稚内空港があります。 ここにはANAが東京便、札幌便を1日に上下2便ずつ合計で8便の運行が行われています。
ということはここで飛行機の離発着を見るのはなかなか大変なようですね。


 

宗谷丘陵が近づいてきました。丘の上には57基の風車群が並んでいます。
海岸近くではすでにコンブ干しの作業が始まっていました。


 

宗谷丘陵の先端に行く前にここを右に曲がって宗谷丘陵の中に入っていきます。


 

少し行くと左手に白い道が見えてきました。
2年前に訪れた時はここにバイクを停めて少し先まであるいてきました。
宗谷丘陵の中には何箇所か「白い路」と呼ばれるルートがあります。 ホタテ貝の殻を砕いて敷き詰めている路でここを訪れるライダーにも人気の道です。 さきほどの宗谷国道を曲がってくるすこし手間を右折して入っていったところにもその道はあるのですが、バイクだけで400kgを超える重量級のハーレーにタンデムで荷物満載の私には入っていく勇気はありませんでした。


 

宗谷丘陵の丘では放牧されている牛たちがのんびりと草をはんでいます。 柵があるので道路に出てくることはありません。


 

それにしても宗谷丘陵のなだらかな丘陵地帯は、氷河時代に形成された周氷河地形というそうですが何度見ても圧倒されますね。 長い年月をかけて形作られそれが今も残っているんですね。


 

バイクを停めて撮影したくなります。


 

最初にここを訪れた時もかなりの霧でしたが今回も上の方は霞んでいました。


 

宗谷丘陵の中を抜けて行くと左手にオランダ風車のゲストハウス・アルメリアがありますが、来る時はいつも朝早いの営業時間前になります。
その先には赤白の宗谷灯台や大韓航空機撃墜事件の慰霊の為の折り鶴の形をした祈りの塔などがある宗谷岬公園があります。


 


 

これは大岬旧海軍望楼跡(おおみさききゅうかいぐんぼうろうあと)です。 前回は修復中で登ることが出来ませんでしたが今回は完了していました。


 

岬公園からは灯台との間にあるこの先の坂を降りていくといよいよ最北端にたどり着きます。


 

この高台から見ると最北端の様子がよくわかります。 バイクもちらほら来ているようです。
海の向こうにうっすら見えているのは43km先のサハリンの陸地でしょうか。


 

さらにここから右手を見下ろすと最北端のガソリンスタンド・安田石油店があります。


 

今年もまた北の大地のさらに最北端の宗谷岬に到達することが出来ました。
ツーリング好きのライダーは「端っこ」に到達することが好きだと言われますが、その中でも宗谷岬は直球ど真ん中の地ですね。


 

宗谷岬の象徴となっている北極星の一稜をモチーフにしたモニュメントの前で記念撮影です。中心にあるNは「North」を、台座の円形は「平和と協調」を表していて、高さは緯度に因み4.53mだそうです。


 

ここの売店を撮影すると到達した時の日付と時刻を残せます。


 

宗谷岬ではなんでも「日本最北の。。」になります。 自販機で水分補給します。


 

売店でステッカーをいくつか買いました。
「宗谷岬」はバイクのツアーパクに、「熊出没注意」と「エゾリス」のステッカーはまだ先に納車になる予定のマイカー「スズキ新型ジムニー」に貼る予定です。
この売店で「日本最北端の地到達証明書」を買って、この先の最北端のガソリンスタンドで「日本最北端給油証明書」をもらうのが毎回のお約束になっています。 ガソリンスタンドではベビーホタテの貝で作った安全祈願のお守りも頂けますが今回で三つ目になりました。


 

宗谷岬に次々にバイクが訪れていました。
先端近くの場所にバイクの駐車場があるのは愛車と撮影出来るのでウレシイですね。


 

 ※動画で紹介

最北端の地を収めて満足して出発しました。
それにしてもこの日、この場所は寒かった。 気温はバイクに取り付けた温度計で11.9度を示していました。 こんな気温、関東南部だと冬のツーリングですよね。


 

最北の地まで来たということは後は南下あるのみです。 今までの海岸線は日本海でしたがこれからはオホーツクになります。
このあたりは昨日の夜に雨が降ったのでしょうか、路面が濡れていました。

そして、この先の眼の前30m先をエゾシカが道路を横切っていきました。 絵に描いたようにはずむように飛び跳ねて、私のバイクとずっと先にいいた対向車のバスの間を通っていきました。 ホテルのポスターで見た「エゾシカ横断注意」そのものでした。
あれが、クルマはともかくバイクにぶつかって来られたらその時点で北海道ツーリングが中止になりかねませんね。
写真や動画を撮影出来なかったのが残念です。


 

さらに先には道端にキタキツネが二頭、こちらを見ていました。 親子でしょうか。
北海道ではエゾシカやキタキツネをよく見かけます。 関東の都会で野良犬を見るよりはるかに多く見かけますね。


 

眼の前に大きくオホーツク海が開けてきました。
さあ、この先にもまた走りたかった快走路、エサヌカ線が待っています。


 

 この日、ここまでのルート


 

 


 ※ ツーリングの走行ルートや旅行の記録には「GPSロガー」がお勧めです。

   

コメント

  1. ウルトラ(まる) さんへ、
    データを提供できず、スミマセンでした。

    もう今ごろは北海道ツーリングを楽しまれているころでしょうか。
    どの辺を走ってますか。

  2. そうですよねー(*_*) 当日の雰囲気で無計画のまま行動したいと思います。それが、ソロのいいところですしね~。天気が悪そうなのが心配ですが。有難うございました。これからもライダー目線のブログを楽しみに拝見します。

  3. ウルトラ(まる)さんへ、
    はじめまして! 
    ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
    おぉ50歳で大型二輪、60歳前に北海道ツーリングとは、
    共感しますね。

    初北海道ツーリングにあるんですか。
    1週間も北の大地を走れるなんてうらやましい限りです。
    それだけの日数があれば、1日の走行距離が250km程度と少なめでも
    1800kmくらい走れそうですね。
    そうなると道北から道東、さらには襟裳岬方面か、積丹まで
    まわってこられそうです。
    ウチは奥さんとのタンデムでしたのですべてホテル泊でしたが、
    キャンプもやられているのでしたら、宿泊地の選定や
    ライハ利用も可能なようですね。

    行程表ですが、スミマセンがあれはあくまで個人的な記録で
    公開することは差し控えさせてください。
    私のブログをご覧いただいていらっしゃるとの事でしたので
    2012年や2016年の道北や、2013年の道東の記事も
    参考にしてください。

    天気に恵まれ、楽しい旅になるといいですね。

  4. 始めまして! 三重でハーレーのウルトラに乗ってる(まる)です。楽しく又、感心してブログを拝見させてもらってます。突然のコメント申し訳ありません。実は、同じく50才で大型免許取得し以後、ハーレーにてツーリング・キャンプ等楽しんできましたが、60才を迎えるにあたり念願の北海道ツーをする事に決め、8月5日舞鶴発・小樽着・新日本海フェリー。8月12日苫小牧発・敦賀着の帰路を予約しプラン作成中なんです。それでメカ好きさんのブログを参考に先日、回られた道北~の同コースを私も走りたくブログの地図を印刷したりして参考資料作りをしております。工程表もダウンロードしました。そこで勝ってなお願いなんですが、工程表の実際の見本等がありましたら参考にしたく、差支えのない範囲で公開してもらえせんか?急きょ、決まった北海道行きなんでホテルも小樽以外は未予約なんで最悪は、テント持参でキャンプ泊も考えてます。初の単独ロングツーと地理が解らずで焦ってます。突然なコメントで申し訳ありません。

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