私のツアーパックの蓋には、鍵のシリンダー部分はあるのですが、キーが無いので閉めてロックする事が出来ません(変な日本語ですがわかりますよね)
せっかくツーリングで気軽に荷物を放り込めるツアーパックなのに、鍵が掛からないとなると安全上、少し心配になります。
まあ、今までも鍵など掛からないナイロンバッグをそのままキャリアに乗せたままにしておきましたので、同じ事ですけど(笑;
それに鍵が掛かっていても、普通の工具二本あれば簡単にツアーパックは開いてしまいます(これ以上はあまり詳細に書くとマズイですね)
ツアーパック用のキーロックは、ディーラーに注文すると、ハーレーの車体番号を調べ、アメリカの本社に注文して送られてくるそうです。
そのため、車体と同じキーで開け閉め出来るので非常に便利なそうですが、注文してから2,3ヶ月、費用も6千円近くするそうです。
これだけのモノにそれはもったいないので、なんとか同じような鍵が手に入らないかと、大きなホームセンターや鍵専門店、ネット等を調べてみたのですが、似た仕様のものは、ロッカーや自動販売機、簡易金庫等で使われていて「カムロック」というような商品名で販売されていましたが、ツアーパックに合うものはありませんでした。
違いは、まずはシリンダーの長さ、そして鍵の抜ける位置です。
ツアーパックのは、開いた状態と閉めた状態の、通称「90度回転2点抜け」タイプなのですが、市販されているのは閉めた時だけキーが外れる「1点抜け」しか簡単に手に入りません。
さらに、ツアーパックの鍵は、右に90度回した時にロックが掛かるタイプなのに対して、市場にあるのは左に回した時にキーが抜ける(=ロックされる)タイプです。
このままでは使用する事は出来ませんので、なんとか市販品に手を加えて鍵の役目を果たしてもらいます。
こちらが、ハーレー純正のキーロックセットです。
キーシリンダー 部と、押さえのガイド、引っ掛けるカムフック等で構成されています。
今回、購入したのは市販のカムロックセットと、小さなプレートが2枚です。
これだけなら1200円程度で手に入ります。
作り方はいたって単純です。
キーが抜ける状態の時に、ツアーパック本体のラチェット裏のパーツに引っかかるように爪を作ります。
カムロックに付属のプレート、別に用意したプレート2枚で爪になるようにビスで固定します。
角度や位置は実際に、当ててみて試行錯誤してみます。
あとは、ツアーパック本体に固定させるだけです。
たったこれだけの事で鍵の機能が復活しました。
キーホルダーに付ける鍵は増えましたが、これで安心して荷物を入れたままにしておけます。
大満足です。
でも前述のとおり、開ける気になればほんの数分で開けられてしまうので、車検証とかデジカメ等の貴重品を長時間しまっておくのはやっぱり心配ですね。
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