夏の四国ツーリングは阿波おどりシーズンを避けるべき理由

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夏は学生の方も社会人も長い休みが取りやすく、普段行かれないような遠い場所に長期ツーリングに行くことができる季節です。
私も学生の時は、東京から2週間かけて東北1周や、関西・四国・九州3週間の野宿ソロツーリングを、社会人で結婚してからは奥さんとタンデムで北海道ツーリングを何度もやってきました。
 
そんな中で今回は50年近く前の1970年代に行った四国でのツーリングでのおはなしです。
東京を出発して、信州に単身赴任していた父の家に寄ったり夏合宿をしていたサークルの宿に何箇所か寄ったあと、京都、大阪、神戸と回ってきました。
そのあとは四国へ渡る予定でしたが当時はそれらをつなぐ橋はまだ出来ていなくてバイクで行くにはフェリーを使うしかありませんでした。
せっかくなら直接四国に渡らず、まだ行ったことのない淡路島を経由することにしました。 なんとなく「島」を通過してみたかったんです。
神戸明石に行って淡路島に渡る明石淡路フェリーに乗船しました。
フェリーに乗るのはこれが生まれて初めてでした。
ドキドキで船に乗ったのを覚えています。

無事に淡路島に上陸して、あっという間に通過してしまいました。
今にして思えばもっと島の中のいろいろな場所に行っておけばよかったと思います。

洲本から今度は四国に渡るフェリーに乗りました。
今はもうこの二つのフェリー航路は廃止になってしまい、橋でバイクに乗ったままスーッと通過することができるようになりました。
でものんびりと海を眺めながら渡るフェリー旅も風情があってよかったです。

四国に着いた時には陽も落ち、あたりは夕焼けに包まれていました。
この日は8月上中旬の暑い日でした。
そう阿波おどりの真っ最中の時でした。

すぐに暗くなってきましたので野宿する場所を探すのもたいへんなので今晩はどこか安い宿に泊まるつもりでした。
でも時期が時期ですから空いてるホテルも宿もありません。
途方にくれていたのは私だけではありませんでした。 同じフェリーから下りてきたライダーは私のほかにお二人いらっしゃいました。
宿を紹介してくれる観光案内所など無くて三人で困ってしまい、近くに停まっていたタクシーの運転手の方に相談してみました。 こういう時は地元の情報に一番くわしいタクシーの方に聞くのがセオリーです。
運転手の方も「こんな時に普通の宿は、民宿もどこもいっぱいだよ」と言っていましたがそれでもなんとか「知っている船宿があるから聞いてみてあげるよ、付いてきな!」
バイク三台でタクシーの後ろを付いて走った先はちいさな漁港に船宿が並んでいるところでした。
そのウチの1軒に入っていくと桂小金治さん(知らないだろうな)ようなご主人が出てきて「部屋は満室だけど、困っているようだからふとん部屋でよければ泊まっていけよ」と言ってくださいました。
「はい、どこでもいいです。 屋根と壁のあるところでしたらそれで十分です」とやっと安心できました。
タクシーの運転手さんにお礼を言って、私達はそこに泊めていただくことになりました。
当然夕食なんて用意されていませんでしたので、三人で近所のお店でビールとつまみを買って船宿に戻ってきました。
ふとん部屋で軽く酒盛りをして盛り上がりそれぞれのツーリングハナシで盛り上がりました。
CB750Kの方はトラックの運転手のライダー、SR400は学生さんでした。
すっかり出来上がった三人はふとん部屋に川の字になって寝ました。
 
翌朝、日の出と共に起きて出発準備をしました。
三台のバイクとも、コロナの黒いタンクバッグにリアに着替えの荷物を載せていました。 これが当時のライダーの定番のスタイルでした。

前の日は暗くてよくわかりませんでしたがそこはやはり漁港のすぐちかくでした。

最後に三人でバイクと一緒に写真を撮り、それぞれの行き先に向かって交通安全を祈って走っていきました。

 
なかなかたいへんな経験でしたが、今思い出せば楽しいものです。
このあと走った四国ではまだまだ大変な思い出もありました。
阿波おどりのシーズン、四国にツーリングに行かれるかたが十分注意してください。

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