数年前から血圧が高めで降圧剤を服用していますが、毎日二回血圧を測って記録しています。
ところが突然血圧計が壊れて測れなくなってしまいました。 エラー表示をみると「Err-2」と出ています。
テルモの説明書ではこの表示の時は「腕帯のコネクタが外れている。正しく接続されていない。」とあり対処方法は「しっかり接続してください。」とありました。
本体と腕に巻くところの接続をし直しても直りません。 本体との接続部分のホースに自己融着テープを巻いてみましたが変わりません。
血圧計のスイッチを入れてみると内蔵のポンプは動いて空気が送り込まれていますが、耳を近づけてみると腕帯のところから「シューシュー」と音が聞こえました。
どうやら内部で空気モレしているようです。
腕帯の隙間からホースと膨らむ部分を取り出してみます。
この状態で膨らませてみると上の部分に切れ目が見え、ここから空気がモレているためちゃんと加圧されずにエラーになってました。
原因がわかれば修理は簡単です。
ゴム部分のエラーモレなら、バイクや自転車のタイヤ・チューブの補修のやり方で直します。 バイクのパンク修理も、今はチューブレスタイヤが多いですがハーレーも含め昔のバイクはほとんどチューブ入りでした。
40年近く前にバイクで関西四国九州と三週間ツーリングした際には三回パンクして毎回自分で修理していましたのでその経験が活かせます、
空気が抜けている状態だとどこに切れ目があるのかわかりづらくなるのではじめに印を付けておきます。
まずは紙やすりで補修する部分のゴムの表面を荒らして接着力が強くなるようにします。
ゴム糊を塗って数分乾かしてからパッチを貼ります。
貼った後は木づちで叩いて圧着して完了です。
昔はツーリング先でパンク修理をして圧着する時は、コーラなどの瓶の底でドンドン叩いて直したものです。
修理は完了しました。
外したゴム部分を腕帯の中にそっと入れてホースを繋いでスイッチを入れてみるとちゃんと動くようになりました。
血圧計が壊れても新しく買い換えるか、補修部品で腕帯部分全体を取り寄せる方の方が多いでしょう。
修理する人はあまりいないでしょうけどほんのちょっとの手間で直ったのでよかったです。
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