中古で買ったノートパソコンの内蔵ファンの音が大きくなってきたので交換してみました。
秋葉原で1万円で購入したもので、無線LANでダイニングで使っています。
機種はNECのVersaPro NX VA50L です。
CPUはAMD-K6-Ⅲで256MBのメモリ、HDDは6GBでWindows2000を入れています。
それでは、内蔵ファン交換の手順です。
1.バッテリーをはずす
安全のためにACアダプターと内蔵バッテリーをはずします。
赤丸のレバーをスライドさせながらバッテリーをはずします。
2.裏ふたのビスをはずす
赤丸の3箇所のビスをはずします。
ビスのサイズは両端と真ん中で違いますので、組む際に注意してください。
3.手前のパネルをはずす
ビスをはずしたら、ポインティングデバイスのあるパネルを手前を持ち上げるようにしてはずします。少し力が必要です。
パネルの裏側にあるポインティングデバイスのコネクタをそっとはずします。
4.奥のパネルをはずす
次にスイッチやインジケーターランプのあるパネルをはずします。
NECのノートパソコンは液晶パネルの左右のヒンジ部を別体のパーツをビス止めしてあるのが多いのですが、この機種はこの部分を右側にスライドさせるだけではずすことができます。
5.キーボードをはずす
キーボードは手間の部分の爪でとまっています。奥側から立ち上げてはずします。
キーボードのフラットケーブルを傷つけないように注意してはずします。
6.冷却パーツをはずす
このパーツは赤丸の4つのビスをはずします。
ビスをはずしたら左にずらせば外れます。
このパーツの裏にも、電動ファン用のコネクタがありますのでこれをはずします。
7.電動ファンをはずす
裏側から見たところです。
絶縁用のプラスティックのカバーを丁寧にはずした後に、6箇所の小さなビスをはずしてアルミ製のカバーをはずします。
電動ファンは羽の下の赤丸3箇所のビスでとまっています。
実はこれだけでは電動ファンははずれません。コネクタがアルミパーツの穴から出ないので上下を分割します。
ビスの場所はわかりにくにいのですが、赤丸の5箇所の場所に、黒い不織布と丸いアルミテープの下に隠れています。
これをはずせば電動ファンをとりはずしできます。
8.新しい電動ファンを用意する
これが結構見つからないのです。
12V用のファンは多いのですが、ここで使われているのは5Vなのです。
そしてサイズは40mm各で厚さは7mm以下のものが適当です。厚い場合には少し改造する必要があります。
今回用意したのは下図のようなもので、コネクタが付いていませんでしたので別に用意しました。
はじめにコネクタを加工しました。
基盤に合うように右のように左右の突起を取り、削ってあります。
用意した電動ファンも周りのケースを取り去ります。
これをアルミパーツに取り付け、分解した作業の逆で組み上げていきます。
(結 果)
電動ファンの音はほとんど聞こえない位静かになりました。
パーツ代1千数百円で修理完了です。
9.おまけ1(メモリの場所)
メモリは、下図の赤丸のビスをはずせば出てきます。
私の機器はすでに増設済みです。
10.おまけ2(CD-ROMユニット)
下図の赤丸2箇所のビスをはずせばユニットごとはずれます。CD-RW等に交換できます。
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