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レディス向け長財布の制作工程を紹介

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今まで作ってきたロングウォレットはどれも自分用なのでごついデザインのものばかりでした。
今回、女性向けの長財布を作ってみました。

まずは完成写真をご覧ください。
目にも鮮やかなピンクのシボ押しの革で作りました。

実はだいぶ前に一度だけシンプルなロングウォレットを作りプレゼントした事がありました。
その方は今も使ってくれていてかなり年季が入ったものになっていました。
それがこのヌメ革のワレットです。

小銭入れはいらないとの事だったので札入れ部分にはマチ付きの仕切りを入れ、カードポケットも一つだけというものでした。

今回の長財布を作るにあたってもコチラの「300種類オーバーのロングウォレットを作る」という本を参考にしました。

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しかし本に付属していた型紙はどこかにいってしまい手元にありません。
仕方なく以前作ったロングウォレットから計測して型紙から起こしました。
まあ、実際にはカードポケットの一部だけをこの本からの参考として、それ以外のパーツは実際に制作しながら現物合わせでサイズを決めていきました。

まずはピンク革で本体をカットしました。
横幅はお札が収納出来て、かつカードを左右2枚並べられる幅を取りました。
長さの方は他のパーツと組み合わせてから決めるため少し長めにしてあります。

端の部分は折り返してカードポケットの一部にしますので、曲げやすいようにマルチステッチンググルーラーの溝掘りで何本か筋を付けておきます。

折り返して曲げクセを付けます。

他のカードポケットのパーツの下の部分を漉いて薄くしておきます。
私はこの漉き具が使いやすいので利用しています。


カードポケットと札入れのパーツと組み合わせてサイズが丁度いいか確認しています。

今回のレディス用ロングウォレットもコインポケットは不要との事なので、パーツ点数は少なくこれだけです。

札入れの仕切りとマチを縫ったところで間違いに気づき、糸をほどいています。
こんな時は洋裁用の糸切りが便利です。

札入れの仕切りの両面にマチを縫わなければいけなかったのを一つだけにしてしまったのが失敗でした。

この段階で本体折り返しのコインポケットのところにバネホックを打ち付けておきます。

ヌメ革のコインポケットを縫い合わせます。
この段階では底の部分だけ縫っておきます。

本体折り返し部と合体して真ん中の仕切り部分を縫います。
せっかくなのでピンクの本体とヌメ革の部分で縫う糸の色を変えてあります。

ここまで出来たら、マチとカードポケット、札入れ仕切りと本体に接着剤を縫って貼り合わせ、全体の周囲を縫っていきます。
糸のつなぎ目を作りたくなかったので1mちょっとの全周を1本の糸で縫っていきました。

すべての縫い作業が完了しました。

この後はフラップ側にバネホック金具を打っていきます。

最後にコバの部分を本体のピンクに合わせた色をつくり塗っていきます。

コバが塗り終わって完成です。

今まで作ってきた男性用のロングウォレットよりはスマートに仕上げました。

過去に作ったロングウォレットと比べてみました。
自分用のものはどうしても周囲をかがりで仕上げたかったのですがさすがに女性用の財布には似合いませんね。

開いたところです。

手前にはカードポケットが四か所、札入れは間に仕切りがあってマチが大きく開きます。
フラップ側の薄いパープルの部分にはレシートなどを入れられます。

こちらが今まで作ってきた男性用ロングウォレットの内側です。
コインポケットはファスナー式を採用してこちら側にもカードポケットを付けています。

今回のレディス用ウォレットもそこそこの収納力があります。

気に入って使ってくれるといいですね。

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