ツーリングにも普段にも使える二つ折り財布をつくってみた

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今普段使いしている財布は昨年1月につくったレザーカービングの模様を入れたロングウォレットです。

まだ1年半しか使っていませんでしたがそれでもかなりエイジングが進みいい感じにはなってきました。
でもやはりロングウォレットは長いのでジーンズのポケットからかなりはみ出し、またツーリングには使っていませんでした。

今回、ツーリングに出かける時にもお尻のポケットから飛び出さず、また普段使いも出来そうな二つ折り財布をつくってみました。

最初に完成形です。

形状はシンプルな二つ折り財布で、素材は黒の牛革でパーツ点数を少なく使う革の種類も2種類だけにしました。
出来上がりの厚さもホックのある一番厚い場所でも15mmとかなりスリムに仕上げました。

ツーリングに使う時はウォレットチェーンをつないで万が一の時にも落とさないようにしています。
その為革の横幅を長くしてハトメを留めています。

普段使いや仕事のときにはチェーンを外せば普通の二つ折り財布となります。

中はカードホルダー部は三段で一部は縫わずにあけていますので、カードより幅の広い名刺などをここに収納することが出来ます。

コインポケットはファスナー式ではなくホックでカンタンに開け締め出来るようにしています。 マチも大きめで広く開くようにして小銭を探しやすくしています。

それでは制作工程の一部を紹介します。
今回は休みの日に午後から作業を始めて約6時間ほどで完成しました。

最初に、私の作品らしくするために革にマークを入れました。
使うのは毎度おなじみのアイロン転写で箔押しが出来る「スタンピングリーフ」です。

私とハーレーの写真、それにハーレーのマークを用意します。
自宅にレーザープリンターがあると濃度やサイズを変えていろいろ試せるし、なによりインクジェットプリンターで印刷したものをこぴーするよりドット柄になって繊細な濃淡が表現できます。

何度やってもどうしても原稿フィルムにゴミが残ってしまいますのでコツコツ手間を掛けて取り除きます。
いろいろ試した結果、タブレットの黒い画面の上に載せて千枚通しのような尖った金属製のもので削るのが一番うまくいきました。

財布の外革とカードホルダーの一番下の革にうまく転写できました。

作品の全パーツです。 外革だけが1.6mm厚であとはすべて1.0mmです。

今回は型紙を作成しませんでした。 今までいくつか作ってきた私の二つ折り財布の型紙を参考に現物合わせで直接革に印をつけてカットしました。

コインポケットは裏側の折り目のところにマルチステッチンググルーラーで溝を掘って曲げやすくします。

折返しの部分は革を薄く漉いてからボンドで接着しローラーで圧着します。

コインポケット部の完成です。 ホックにはジャンパーではなくバネホックです。

カードホルダー部の縫いですが、ここは見えなくなりますしそれほど力もかからないので、一本針で平縫いします。

縫い目が浮いているカードの出し入れに邪魔になるので木槌だ叩いて縫い目を落ち着かせておきます。

各パーツと全周囲に菱目を打ちます。 普段遣いのビジネスでも使えるように3mmの細かいピッチにしましたが、あとで縫うのがたいへんでした。

コインポケットの縫い部分です。

ウォレットチェーンをつなぐ為にハトメを付け二重リングを通します。

完成です。

ツーリングに出る時は、この私の写真の入った二つ折り財布とハーレー・ピンバッチの付いたスマホケースを持っていきます。

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