7月6日土曜日北海道ツーリングも半分過ぎ北海道を走るのは今日で3日目です。
尾岱沼温泉のあるここは別海町といいます。
ここにある旅館・ホテルに泊まると<泊まって食べる 新・OMOTENASHI 朝食グルメ>として献上西別鮭「味の年輪」を使用したジャンボな器で楽しむ鮭茶漬け朝定食がいただけます(希望すれば普通の和定食もあるようです)。
ここは当然ジャンボ鮭茶漬けですよね。
大きな鮭が乗っていて最初は何もかけずにそのままで次に出汁をかけてわさびを入れてさらさらと朝から結構いけちゃいました。
今日はそれほど急がなくてもいいのでフロントの前で女将さんが入れてくれたコーヒーを飲んでから出発です。
うたせ屋さんの様子です。
玄関前にハーレーがドーンと場所をとっています。
宿の前から見える風景です。 奥に漁港があり水産物に荷捌き所の扉の向こうに海がほんのちらっと見えています。
バイクも昨日の知床横断道路からの霧雨内の走行でドロだらけです。 マフラーなんかサンドブラスト仕上げ?って状態です(笑;
宿のご主人の見送りを受けながら出発です。
なんでも昨日はあの雨の中市街でもネズミ取りがあって地元のクルマもいっぱい捕まっていたと話していました。
昨日は走行距離が短かったので給油していなかったので宿の近くのスタンドでハイオク満タン!です。
今日は朝からいいお天気です。
やっぱりこういう空の方が北海道に似合いますね。
10kmほど北上してこの看板のところを右折すれば野付半島の入り口です。
野付半島は長さが28kmもある日本最大規模の砂嘴です。
細長いく続くフラワーロードと呼ばれる道路がネーチャーセンターまでつながりその途中にはナラワラがネイチャーセンターの先にはトドワラが広がっています。
トドワラナラワラとは砂嘴にあったトドマツやミズナラなどの林が海面上昇や地盤沈下などで海水が浸食して立ち枯れてしまったものです。
ナラワラの方は群生も多くまだ立っている姿の枯れ木が多いですがトドワラの方は倒木になって土に還っていく途上のものの方が増えておりどれ位に年数かわかりませんがいずれ無くなってしまうもののようです。
北海道の自然の景観として一度は見ておきたいと思っていました。
フラワードの右手には湿原越しに野付湾が左手には遠く知床半島を望む太平洋が広がっています。
走っている途中でとまっていたワシを見かけましたが残念ながら写真は撮れませんでした。
途中にある駐車場に立ち寄ってみましたが特に見るべき景色もないようです。
ハーレーとの2ショットだけ撮って出発です。
しばらく走ると道の右側に白い木の林が見えて来ます。
でも葉っぱはついていません。
これが立ち枯れしたナラワラです。
ナラワラの下はまだ緑に覆われていますがすでに海水が浸食してきているのでしょう。
倒れてしまったトドワラとは違いまだ自立している木が多いようです。
時刻は8時50分野付半島入り口から約15km17分ほどでネイチャーセンターに到着しました。
駐車場には姫路ナンバーのバイクが二台停まっていました。
まずはネイチャーセンターの中を見学してみました。
吹き抜けの二階建てになっていて上の階が野付半島に関する資料展示がありました。
ここで見られる動植物や漂着したものなどが展示してありました。
その中にエトピリカという鳥がおいてありました。
「知床旅情」という歌の中に「ピリカが笑う」というところがありますがどうやらこのエトピリカの鳴き声(クルルルル)の事を指しているのではないようです。
エトピリカとはアイヌ語で「美しいクチバシ」の意味だそうで歌の方は「美しい(女の人)」のことを表しているらしいですね。
ネイチャーセンターの一階奥にはレストランもあるようです。
野付湾の中に小さく見えているのは北海シマエビ漁を取る打瀬舟が浮かんでいるのではないでしょうか。
スクリューで藻を痛める事がないように帆掛け船を使っているそうです。
二階の窓からトドワラのある方が見えています。
デジカメを700mmの望遠にしても細かいところはわかりません。
せっかくここまで来たのでトドワラを見に行きたいと思っていました。
ガイドブックを見ると「歩くと30分馬が引く馬車なら15分(1人片道500円)とあったので馬車に乗る気でいたのですがネイチャーセンターの横に置いてある馬車には馬が繋がれておらず「営業終了」の看板が置いてあります。
それなら歩いて行くしか仕方ありません。
ネイチャーセンターの横のところが遊歩道があります。
でもバイクから降りてきてそのままネイチャーセンターに入ったので私も妻もライディングウェアのままでしかも私は両足にレッグガードを巻いています。
まさかそんなに長く掛かるとは思っていなかったのでこの格好のままスタートしました。
歩き始めてまもなく「ジャケットとレッグガード置いてきて日傘や帽子を取ってこようか」と思ったのですがそんなに掛からないだろうという何の根拠もないのに。。
最初はずっと土の道の上を歩いて行きます。
途中でエゾシカを見かけました。
こんなところに住んでいるんでしょうか。
妻は日焼けを気にしてライディングジャケットを被っています。
途中二組のご夫婦とすれ違いましたがそれ以外に人影は見あたりません。
センターを出発してから23分歩いてようやく「トドワラ」の看板のある中間地点まで来ました。
ここには木のベンチと簡易トイレが設置されていました。
そしてここからトドワラまでは木道が整備されています。
木道の途中左の海に向かって道が分かれて延びています。
こちらは尾岱沼温泉の方から出ている観光船に乗ってくると着く船着き場のようです。
ここで降りればトドワラまではほんの数分で着いて見学出来るんですね。
さらに木道を10分ほど歩くとお目当てのトドワラに到着です。
片道30分以上掛かりました。
さきほど見たナラワラと違ってこちらはかなり木々が倒れていました。
まだかろうじて立って残っている木もいずれ時がくれば倒れていくことでしょう。
この日太陽がさんさんと降り注ぐいい天気だったので倒れてしまった木々という「最果て感」には乏しかったですが曇っていた方が雰囲気がありそうです。
それに歩いてくるのにも陽射しがない方が楽ですよね。
でも倒木となったトドの木から新しい命の息吹が芽生えています。
まるで「風の谷のナウシカ」のエンディングシーンのようですね。
満足いくまで10分近く見学していました。
帰りも同じ道をたどっていきます。
いつも思う事なのですが同じ距離を歩いても帰りの方が早く感じます。
あとどれくらいあるかわからない行きより目的地がわかっている帰りの方が予測が出来る分短く感じるのでしょうか。
だいぶ陽が登って湾内の水温があがったせいでしょうか水面から湯気が出ています。
ハマナス以外にもいろんな花が咲いています。
帰りはさきほどと同じような場所で道の反対側にエゾシカを見かけました。
あれれ!! よく見るとシカは親子のようです。
歩いていると馬車とすれ違いました。
私たちがスタートした時にはやっていなかった花馬車が動き始めたようです。
時刻は10時10分になっていましたので10時くらいからお客さんの数が揃ったら始めるのかもしれませんね。
これだけ歩くのがわかっていたら馬車に乗りたかったですが1時間以上も待っているのも時間がもったいないので迷うところです。
ようやくネイチャーセンターに戻ってきました。
往復約4km1時間10分ほど掛かりました。
バイク用のブーツライディングギアを着てよく歩きましたね!
暑い中ご苦労さんのソフトクリームです。
冷たくてキーンと冷えました。
水槽の中で飼われているのはホッカイシマエビでしょう。
見たかったトドワラに満足して出発します。
漁の網のメンテナンスようにクレーン車を使っていました。
行きにも見たナラワラのところにもモヤが掛かって幻想的な雰囲気です。
トドワラまで歩いて行くのは時間も掛かり結構疲れますのでこのナラワラを見れば一応似たものかな?とか。。ハハハ
黄色いエゾカンゾウが今が盛りと咲き誇っています。
さてこれから向かう先は知床峠と並んで道東を巡るツーリンスにとって聖地とも言える「開陽台」です。
おっと写真をこんなに載せたらずいぶん長くなってしまいました。
続きはまた次回に。。
コメント
FLSTCに載せるツアーパックは、
住職さんのようなサドルイバッグと統一デザインの
レザー仕様のものなのですね。
私のようにツーリングモデル用のハードケースを載せることは
想定外でしょうからキャリアも純正ではなりません。
なんとか市販のものを素人なりに加工して使っています。
ディーラーだと純正パーツを薦めるでしょうけど、
加工すればいろいろ使えるものもあるかと思いますよ。
おはようございます。
色々とアドバイスいただきありがとうございます。
やっぱり、キジマ製でしたか。私もこれを見ていたのですが、耐過重が3kgとあったので、大丈夫かなって心配していました。
このまま使うことは出来ずに、加工が必要ですね。
純正のデタッチャブルのキャリアを使うと、ナンバープレートが隠れてしまい、テールランプの下に移設しなくちゃなりません。
そうなると折角のフェンダーレールが使えなくなるし・・・
どんな形にするか、今しばらく検討してみます。
カスタマイズの書き込み、読ませていただきました。
数々の努力に頭が上がりません。
私にはとても真似ができません。
この景色は北海道ならではの特別なものでしょうね。
実際に歩いて見学するには時間が掛かりますので、
余裕がないと見られないかもしれませんね。
私も出発前にネットでトドラワ散策の情報を探したのですが、
実際にあるいている距離、時間やどれくらい大変かわかりにくかったので
今回はGPSロガーで取ったロートマップや距離、時間を掲載して
これから出かける方の参考になればいいなと思っています。
>奥様と一緒に撮ってる写真・・・ うちの相方さんではありえないポーズ
木道を往復している間中、誰とも会いませんでしたので、
気兼ねなく一緒に写真を撮れましたよ(笑;
コメントありがとうございます。
北海道ツーレポを書き始めてから、 以前よりコメントが減ってきたので少し気になっていました。
北海道は美幌峠と知床峠の雨や霧に悩まされたのを除けば、 天気はまずまずでどこを走っても本州とは違う雄大さを感じました。
そんな場所に二年連続で行けたのはとてもラッキーだし、 一緒に行ってくれた妻に感謝しています。
FLSTCのキャリアの件ですが、 住職さんのはタンデムシートを外して、 その場所にキャリアが乗っているのですね。
私の取り付け方法は、純正パーツを使用せず、 自分で加工しながらやっているので参考になるかわかりませんがお答えしますす。
キャリアはハーレー純正ではなく、キジマ製のミーティングキャリアというものです。
(現在の型番は、ミーティングキャリア FLSTC(00-11Y) タンデムシート対応 HD-08122)
見た目はともかく、ハーレー純正のFLSTCタンデム用のものより 積載する面積が大きいのが特徴です。
※私のブログ記事「キャリアを購入、でもまだ付かない」は、コチラです。
※記事「FLSTCにミーティングキャリアを取付けた」は、コチラです。
ただ、積載荷重が3kgまでなので、キングツアーパックだけでも16kgあるので そのままでは心もと無いので、住宅用補強金具で強化しています。
※記事「リアキャリアのtourpack用補強ステーをおめかし」は、コチラです。
※記事「ヘリテイジにキング・ツアーパックを装備」は、コチラです。
写真に載っていませんがこれ以外に、 ステーとタンデムグリップの間にターンバックルを介しています。
これを付けないと、タンデムシートに妻が乗って、 ツアーパックの背もたれにもたれ掛かると、 いくらステーのボルトを強く締めておいても ずれてキャリアごと後ろ下がりになってしまうのを防いでいます。
このスタイルでもう3年タンデムで走り、 荷物満載で北海道に行っていますが、 特に支障なく使えていますy。
トドワラ・・・私も一度は訪れたい土地です。
この風景も北海道を感じますね♪
奥様と一緒に撮ってる写真・・・素敵だなぁ^^/
うちの相方さんではありえないポーズ・・・うらやましい限りです^^/
今回、こちらまでは時間が無くて行けそうもないですが
素晴らしい写真をたくさん見せていた代ので、行った気になれました♪
こんにちは。
こうして写真やビデオを拝見しながらレポ読ませてもらうと、やっぱり北海道ってデッカイドーですね。
今日の野付半島の往復は、眺めも良くて楽しまれたのじゃないですか。きっとソフトクリームも美味しかったことでしょう。
ところで、このレポとは関係ないのですが、一つ質問させて下さい。
ご存じのように、現在の私の愛車はソロ仕様で、ツアーパックを装着しています。
これを元のタンデム仕様に戻そうと思ってます。そしてツアーパックもそのまま使用しようと思い、ツアーパック用のキャリアを探しているんですが、なかなかいいのが見つかりません。
貴殿が使用されているキャリアを教えていただければと思います。
よろしくお願いします。