ハーレーダビッドソンを試乗してきた。

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自分のハーレーが納車される前に、ハーレーダビッドソンに試乗してきた

昭和の森
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東京・昭島駅のすぐ北に広大な「昭和飛行機工業」の工場の一角に日本最大のメガショップ「ハーレーダビッドソン昭和の森」がある。
ここには500坪のワンフロアの店舗に40台以上のハーレーがゆったりと展示され、店内にはグッズやウェアのコーナーの他、喫茶コーナーや屋外テラス、さらにヒストリーコーナーには昭和飛行機工業にゆかりのある純国産ハーレーとも言うべき「陸王」が展示されている。

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※写真はカスタム仕様の1953年製陸王。ショップに展示してあるものではありません。

余談になるが、私がバイクに乗り始めた頃にはまだこの「陸王」やアメリカを代表するもう一つのバイク「インディアン」なども走っていた。

「陸王」の歴史は、大正時代に三共(現在の製薬会社です)が輸入し、のちに日本で生産された事に始まる。
その後休業状態にあったこのバイクが、三共と昭和飛行機工業の共同出資会社「陸王モーターサイクル」によって再生されたそうです。(出典:昭和飛行機工業株式会社HP「ハーレーダビッドソン生誕百周年こぼれ話!」より)

今回、昭和の森に行った目的は、ここでは大型自動二輪免許がなくても普通自動二輪免許があればこの隣接する工場の敷地(私有地)内で各種ハーレーの試乗が出来るのだ。
実際、バイクが来る前に「取り回しは出来たけど、本当に乗りこなせるだろうか?」という不安を抱えたままにせず、実際に試してみようという訳だ。
今回試乗したのはソフテイル系はソフテイル・デラックス、ダイナ系はスーパーグライドの2車。
簡単なアンケートと誓約書にサインをして、メット・ウェア・軍手を借りていざ試乗。
初心者にはショップのスタッフが先導してくれる。

最初にファットボブ

バイクにまたがりサイドスタンドを払う。教習所では乗車前にスタンドを払わないと減点だがハーレーはバイクを右に傾けないとサイドスタンドを払いにくいので、乗車後に行うのが常識だ。

イグニッションをオンにしてセルボタン。
低いエンジン音でバイクが目覚める。
思ったより振動が少ない。
エキゾーストノイズもドラッグスターよりはるかに大きいがかろうじて近所迷惑にならない許容範囲内かな。

クラッチを切りギアをニュートラルからローへ。
「スコーン」という音を立ててギアが入る。
初めてのハーレー体験、おそるおそるクラッチをつなぐ。
330kgの巨体が動き出す。

スタッフの後に続いて、かなり広い道幅の工場内を走り出す。
動き出してしまえば実に軽やか。
相変わらず「スコーン」とギアをアップしていく。
右手のアクセルにリニアに反応して速度をあげていく。

右左折のウインカーは国産バイクは左手だけのスイッチで操作するが、ハーレーは右のウインカーは右のグリップ、左は左のグリップと分かれている。
右左折が終了するとウインカーが自動でキャンセルされるのも30年前のライダーには不思議。

大きく長い車体は慣れないと右左折時に大回りになってしまう。この辺はもっと走りこまないと体が覚えてこない。

工場内を3周ほど回ったところでショップ前に戻る。
生まれて初めてのハーレー。
「結構乗れるじゃん。これならOK」
本当は全く試乗しないでハーレーを注文したことに若干の不安があったが、今回の試乗でそれも綺麗さっぱり解消した。

「続いてダイナモデルに乗ってみましょう」というスタッフに従い、ダイナ・スーパーグライドに乗り換える

イグニッションオンでエンジンが目覚めるとソフテイルとは明らかに違う振動とサウンド。
アイドリング時にはグリップしたハンドルが震えて止まって見えない!
一旦バイクを降り、エンジンをみてみると「これぞハーレーの鼓動」というべきエンジンの息吹。

「アイドリング時は振動は大きいけど動き出してしまえば振動は減る」と聞いていたので早速コースを回る。
310kgとソフテイル・デラックスより20kgほど軽いがそれはほとんどわからない。
それより手前に絞り込まれたハンドルが自分にはなじめなかった。

走り始めてすぐに「振動はあまりなくならないじゃないか」というのが第一印象。
この振動の中で長時間のツーリングはちょっと疲れそう。
やはりソフテイル・ファミリーがいい。

さきほどと同じコースをまわり本日の試乗は終了。

いやぁ、やはり試乗は絶対必要だと感じた。
取り回しだけでなく実際の運転にも自信が持てた。
これなら相棒としてながく乗れそう。

しかし、私の場合は結果的にソフテイル・ファミリーのヘリテイジFLSTCにして正解だったが、もしローライダーにしていたら後悔してキャンセルしたかも。

ショップに戻り店内でウェア類を見ていた妻にハーレーの革手袋と雑誌クラブ ハーレーを購入して本日の目標は終了。

まだ免許が取れていないが普通二輪免許があればあんな広い私有地の中を試乗させてもらえるなんてラッキー。
ここはこれからハーレー購入を検討している人にも是非お勧めです。

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