ヤッコカウルが付いたら、次はロアーフェアリングが欲しくなります。
理由は二つ。
一つはカッコいいから。
もう一つはこの時期、寒さから足を守ってくれそうだから。
でもディーラーで買うと19万円以上するし、ネットで買っても7万5千円が最低ラインのよう。
ネットでいろいろ調べてみると、ハードタイプではない「ソフトロアーフェアリング」なるものがあるようです。
簡単に言えば、ビニール製のカバーでエンジンガードを覆ってしまうもの。
分厚いハーレーのパーツカタログ見ると、ソフテイル用にもバーアンドシールドロゴ・シールドが15,200円で売られています。
構造を見てみると非常に単純で、一辺が開放になったクッションカバーみたいなものなので、コレなら自作が可能だと思い、材料を揃えて早速開始です。
まずは型紙を起こします。
ほんとはエンジンガードを外して正確にトレースするのが理想ですが、面倒なので車体に付いたままダンボールをあてて、マジックインクでエンジンガードのまわりをなぞっていきます。
出来た型紙をフェイクレザーに写し取ります。
片側分で表と裏の2枚、左右で計4枚必要です。
表裏2枚を合わせて縫っていきます。
前側になる方には、フレームを回り込んで留めるための「耳」の部分を別布で作って縫っていきます。
最初から耳付きの型紙でやった方が楽ですが、パターンの生地取りに無駄な部分が多く出すぎます。
留めるためのドットボタン(ホック)を打ち付けていきます。
キットには必要な材料と器具が入っています。
付属のポンチで開けたい位置に正確に穴を開け、キットの説明書どおりに叩き込みます。
スナップボタンの出来上がりです。
このボタンキットは簡単に綺麗に仕上がります。
ハーレーに取り付けてみました。
これはエンジンガードを挟み込むように横からはめて、耳の部分をフレームに回してボタンを留めればOKです。
ヘリテイジはサドルバッグもレザーですし、リアに乗せてるバッグもナイロン地のものなので、ロアーフェアリングも、ハードよりこういうソフトタイプの方が似合っているかもしれませんね。
前から見るとミッキーマウスの耳のようです。
ちょっとバイクが大きく見えます。
裏から見たところです。
このホックを外せば、ソフトロワーはすぐに外せます。
気温の高い時はエンジンの熱が走行風で冷めずにオーバーヒート気味になりますが、すぐに外す事が出来ます。
外したソフトロワーは畳んでバッグにしまう事が出来ます。
実際に走行した結果ですが、今までは寒い時はズボンの裾、足首のあたりに風があたっていましたが、これをつけるとだいぶ軽減されます。
ただ膝から上の方には相変わらず風が来ます。これは形状的に仕方ないですね。
走っていれば、多少の雨でもブーツや裾は濡れずにすむでしょう。
高速道路で試してみました。
走行中、風でバタバタするのかと心配でしたが、割りとマトモに役立ってくれました。
今回は手元にあったフェイクレザーを使いましたが、新たに揃えるとすると、
・生地代 70cm分 : 700円位
・ドットボタン(6個分) : 630円位
合計で1300円ちょっと作れていまいます。
私の場合、製作時間は40分程度でした。
皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【追記】
後日、このソフトロワーに革製のHARELY-DAVIDOSONのバー&シールドのワッペンを作って貼りました。
【追記2】
ウルトラと同じハードタイプのロアーフェアリングを取り付けました。
コメント
まさかずさんへ、
どうぞどうぞ!
器用なまさかずさんなら、
本皮仕様の豪華なのがちゃちゃっと出来ちゃうんじゃんないですか。
これ、いただきま~す(^^)
作ってるうちに春になるかな???
仙人さんへ、
カッコも大事ですが、
冬場のツーリングにはまず防寒対策です。
無理して寒いまま走ると運転にも余裕が無くなりそうです。
そうですよ、「そんなもん」で出来ちゃいます。
私が作ってる、タンデムシートや背もたれの改造もそうですが、
基本的には家庭科レベルです。
使っているのもごく普通のミシンですし、
なければ多少手間はかかりますが手縫いでも出来ます。
材料費も時間もかからないのでぜひ試してみてください。
nakaさんへ、
私の今まで作ったものも大体型紙が残してあるので、
ポチッとしてもらえるように通販、始めますか!。。(笑;
型紙だけとか、材料一式セットとか、
完成品は手間ばかりかかるので無しで。。。
でもそれだけじゃああんまり儲からないですね。。ハハ
NORIさんへ、
ミシン掛けは好きです。
型紙をいい加減に作ったのと、
周りをアイロン掛けしていないので多少シワがありますが、
まあ気にならないレベルだと思ってます。
ホントは、バーアンドシールドのロゴを別のレザーで作って、
ワッペンのように縫い付ける積りでしたが、
今回のツーリングで結構汚れが付きやすいのがわかって、
拭いて落とす時に余計な飾りがない方が
汚れ落としがしやすいのでこのままにする事にしました。
次の「工作」ですか?
もうすでに着手してます。
また近日中に公開しますね。
エルグさんへ、
おや、やはり先駆者の方がいらっしゃいましたね。
フェイクレザーも多少何色かありますが、
なかなか微妙な色はないですね。
本皮だと染める事は出来るでしょうが、
うまい色が出せるか、また経年劣化で色褪せちゃいますね。
こういうのって、どうやって作ろうかな?
パターンはどうやって起こそうかな?
どうやればプロの仕上がりっぽく見せられるかな?
という事を考えてる段階が楽しいんですよね。
段取りまで決まれば、あとの工作は楽勝に出来ちゃいますね。
これ私も去年作りました。
メカ好きさんほど仕上がりが良くなかったですけど。
材料はPUのクッションカバー使いました。
安売りのものを使ったので500円位、
留め具にした布ベルトを入れても1000円以内だったと思います。
ただ、製作時間は数時間掛かった筈です。
どうやって作っていいか、とにかく試行錯誤の数時間でした。
私の105thカラーに合わせたかったのですが、
安売りの材料のため思い通りの色とは行きませんでした。
40分で作れるメカ好きさんは凄いです。
おっと~ミシンまで出て来ましたねぇ~
で、見た目も完璧じゃないですかぁ~ 凄い!!
これからどこまでやっちゃうんでしょ???
これ、私ポチッちゃいました。(笑)
メカ好きさんみたいに作業ができれば・・・(^_^;ゞ
これ私も気になってます~
そんなもんで出来ちゃうとは驚きです!!!
真冬の足先の冷えだけが悩みでしたので、一度チャレンジしてみようかな(^^