ハーレーのヘリテイジ・ソフテイル・クラシックにはフォグランプが備わっていて、左側フロントフォーク後方パネルに操作スイッチがあります。
でも最近になってそのスイッチの頭にあるグリーンのLEDのパイロットランプが暗くて見えにくくなっていました。
明るいところだと点いていないくらいです。
法令の「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(2009.10.24)〈第一節〉第 199 条(前部霧灯)」によると、「前部霧灯の点灯操作状態を運転者席の運転者に表示する装置を備えること。」とあります。
つまりフォグランプを付けた時は点灯していることが運転者にわかるように表示されていることが必要です。
そんな訳でフォグランプ用の点灯状態表示インジケーター用のパイロットランプを付けることにしました。
まずはスイッチを固定しているパネルを外します。
外すにはデタッチャブルのウインドシールドを固定するための上下のボルト(赤い丸)二カ所をゆるめます(外さなくてよい)。
もう一カ所後ろ側上部のボルト(青い丸)を外します。
そうするとパネルが後方にはがれます。
パネルの裏側にはトグルスイッチの配線があります。
スイッチの配線は左から「フォグランプへ」「ACC12Vへ(黄色い線)」「GND」となっています。
実はこのスイッチの配線は納車の時から付いていたモノではなく、以前ディーラーで交換されています。
2012年5月のハーレーダビッドソンのリコールで「前部霧灯用ハーネスの設計過程における配線方法が、走行用前照灯点灯時に前部霧灯を点灯できない仕様になっている。 全車両確認後、該当するものは前部霧灯の配線に、対策ハーネスを追加するか、配線加工を行う。」とされました。
これによりそれまでは「すれ違い灯用の電源線(=ロービームの電源)」で電源を供給していたものが「アクセリー用の電源線(=ACC線)」に変更になりました。
増設用に用意したパイロットランプです。
緑のLEDランプで12V動作、内部抵抗入りのもので200円くらいでした
パネルのトグルスイッチの上部に取り付け用の穴(赤い丸)をドリルで開けます。
配線は従来からのもの(平型端子)はそのままにして、増設用LEDに分岐出来るように平型端子を追加します。
LEDランプは端子の白い印(点)が付いている方をプラスに接続して防水用に熱収縮チューブでカバーしておきます。
こんな形でトグルスイッチの間に組み込みました。
ハーレー本体のラインに接続してパネルを取り付けます。
この位置に付きました。
スイッチを操作すると点灯状態の動作が確認出来ます。
写真ではあまりはっきりしませんが実際にはもう少しわかりやすいですし、フォグランプを点灯するのは明るい昼間ではなく暗い時は霧の出ている時なのでこれで大丈夫でしょう。
コメント
熊 さんへ、
フォグランプのスイッチのあの場所は
とっても操作しにくいですよね。
走りながらオンにするのも危険です。
ハンドル部への移設がいいようです。
記事にスイッチ部の配線を書いたので
参考にしていただければ移設出来ますね。
パイロットランプ増設いいですねぇ!(^^)!
私は、点灯時にスイッチ入れずらいのでハンドル部分に有れば便利だなぁと
思っているのでいつか挑戦したいと思います。
参考になりました(‘◇’)ゞ