FLHTKでツーリング

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私のヘリテイジは、先日のもらい事故のためにディーラーに入院中です。

先週の週末もバイクに乗れず、ストレスが溜まります。

「えーい、それならいっそFLHTK エレクトラグライド・ウルトラ・リミテッド に乗換えだ!」

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と、いう事を出来る訳もなく、このハーレーはディーラーさんから「レンタルバイク」として借り出したものです。

今回の事故の補償で、相手の保険会社からは、「ツーリング等で、バイクが必要になってもこちらでは代車が用意できませんが、修理していただくディーラーさんの方でハーレーの代車を用意していただけると言う事なので、その費用は負担します」と言われています。

という事で、平日の休みに無理にお願いしてハーレーを借りてきました。

どうせ乗るなら、普段乗れない車種がいいと思い、一番ハイグレードな2010年式のFLHTK エレクトラグライド・ウルトラ・リミテッド を借りちゃいました。

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このハーレー、排気量は103キュビックインチ、1689ccもあります。

私の08FLSTCがTC96の1584ccですから、+105ccです。

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エアクリーナとタイマーカバーに、誇らしげに「103」と輝いています。

さらに重量がなんと413kg、FLSTCの341kgですらかなり重いのですが、それより+72kg重い400kgオーバー。

私のFLSTCは、ファントムフェアリングやキングツアーパックを装備しているので380kg近くにはなっているのですが、それよりもさらにさらに重たいです。

値段も350万円と、これまたかなりヘビーです。

ディーラーでFLHTKを借り出し、ソフテイル系との操作の違いを一通り説明してもらいます。

特にABSの操作については、普段無意識にやっているポンピングブレーキをすると、2回目以上にガクっと衝撃がくるらしいので気をつけます。

駐車場から車の途切れたのを見計らって、いきなり左折して一般道に出ます。

まだ慣れない重量ですが、走り自体は非常に滑らかです。

このFLHTKの感想を一言で表すなら「スムーズ」です。

排気量アップと、シートとフレームの違い、その他いろんな要素があるのでしょうけど、ほんとに「滑らか&スムーズ」としかいいようがありません。

以前、TC96のウルトラに試乗して市街地を少しだけ走った時には、あのハーレー特有の振動は、走り出しても残っていると感じたのですが、このFLHTKの振動はほんとうに60km/h、70km/hを超えたあたりになるとほとんど無くなります。

ある意味、バランサー内蔵のソフテイルより振動を感じません。

ライダーシートもふかふかな中にも適度な堅さがあり、いい感じです。

このバイクで高速を流したら、本当にラクチンでなんの気負いをいらないでしょう。

例えるなら、ウチの自動車はV6、3500ccなので一般道や高速を普通に流している時はエンジンの振動をほとんど感じずに乗っていますが、まさにあんな感じです。

でもこれだけのんびり出来るとかえって緊張感が無くなって眠くなってしまいそうで怖いです。

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このウルトラ・リミテッドにはグリップヒーターが最初から付いています。

走り出してしばらくして「なんか手袋が暖かいな」と気がついて見てみたら、スイッチが入っていました。

今日は山の方は涼しいとはいえ、まだ必要ないですね。

少し山道に入って、ゆるやかなコーナーをクリアしていく分には、問題無いのですが、それでも慣れない私は緊張してしまいます。

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いつもの名栗の有間ダムの上で何カットか写真を撮ったら、今日はもう引き返します。

ここからさらにアップダウンのあるクネクネ道を超えて正丸、秩父方面に行く勇気はまだ無いですね。

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確かにロングツアラーとしての究極の形の一つがこの FLHTK エレクトラグライド・ウルトラ・リミテッド なんでしょうけど、相棒としてツーリング特にペアライドに使うのは、残念ながら私には向いていません。

やはり重過ぎました。

以前、一時今のヘリテイジを乗り換えてウルトラかエレグラを考えた時期もありましたが、今回このFLHTKに乗ってみて、改めて私向きでは無い事を痛感しました。

たぶん、私がもう少し若いか体力があって、あるいは自分のバイクとしてしばらく乗り慣れれば、このFLHTKでもそこそこ行けるとは思いますが、でもやっぱり緊張度合いが違うので、正直「ツーリングを楽しむ」というのから遠ざかってしまうような気がします。

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来た道を戻って、無事にハーレーを返した時には正直、ほっとしました。

「転ばずに帰ってきたどぉー!!」

もう一度、私のヘリテイジとこのウルトラ・リミテッドを比較してみました。

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リアにキングツアーパックの取り付け高さがだいぶ違います。

私のはずいぶん高い位置にあるのが初めてわかりました。

でもそのお陰で、かろうじてリアのナンバープレートを移設しないで済んでますし、サドルバッグの蓋も開けやすいんだと思います。

そのサドルバッグですが、FLSTCの方が容量が大きいと聞いたような気がしたのですが、横からみたサイズはだいぶ違いますね。

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やはりロアフェアリングの存在感は大きいですね。

あれは私も付けたいのですが、車庫からの出し入れで擦ってしまいそうなので、自作のソフトロアーでガマンしてます。

ウインドスクリーンも私のは低めのサイズですが、冬には12インチの高いのに交換しています。

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リア周りはFLHTKの左右二本出しのマフラーは存在感があります。

バランスもよく見えます。 憧れますね。

キングツアーパックについては、FLHTKもラゲージラックを付けていますが、私のFLSTCにはさらにハイマウントストップランプとコーナーランプを付けているので、見た目の豪華さ(ハデハデさ?)はこちらの方が上でしょう。

唯一勝っているところですが、サドルバッグとのバランスが悪いとも言えます(笑;

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上から見たところでは(って、普通はこんな角度で見ないでしょう!)、ロアーフェアリングの有無が目立ちますが、実際にはそれ以上にメーター周りが全く違います。

私のは夏休みの工作レベルの手作り感満載ですが、さすが純正は豪華ですね。

比較する事自体、失礼です(笑;

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バガースタイルの原型になっただけあってツーリングモデルは、低く後ろに流れるボリューム感があるのに対して、私のは尻上がりになっているように思われます。

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リアシートはかなり幅広で、座り心地が良さそうですね。

長時間のツーリングでは効いてきそうです。

上でも書きましたが、私のFLSTCはツアーパックと肘掛けの位置が上過ぎますね。

その為にソファに座ったように肘を置くことが出来ないようです。

スピーカーについては、走りながら音楽を聴くということが(私は)無いので、特に必要性は感じません。

コメント

  1. ichirouさんへ、
    基本のフレームやホイールは、
    ビッグツインならそれほど変わらないと
    思っていましたが、カウルやバッグで
    あれだけ変わってくるんですね。
    ABSの効果は、私が鈍いせいかよくわかりませんでしたが、
    ギアポジション表示は楽しいですよ。

    KENT☆彡さんへ、
    貫禄十分ですし、
    気のせいか、信号待ちでも
    周りの視線を感じます。
    停まった時の足つき性は
    ソフテイルとそれほど変わりませんが、
    重いだけに気を使います。

  2. いいですねー、FLHTK!

    ヘリテイジとの比較写真が分かりやすくてGoodです(^^ゞ
    横から見る通り、足着き性も違いますか?

  3. FLHTKは流石にでかいですね?
    恐らく数値的な寸法はFLSTCと大差ないんだと思うんですが。
    妙にでかく見えます。

    そうそう、’11ソフテイル系にもABSが装着されたようですね?
    メーターの液晶にはシフトポジションが表示されたりとか細かな点が変わった様です。

  4. nakaさんへ、
    私の行っているディーラーでは、
    この2010 FLHTK は去年までは普通に
    試乗車として貸し出していました。
    2011年モデルが出てから、
    今は試乗車がすべて新型にかわり、
    こもFLHTKは、中古車として販売対象車に
    なっているのを店長にお願いして
    お借りしました。
    やはり410kgという重量は数値以上に重く、
    とてもくねくね道に行く気にはなれませんでした。
    ちょっと弱気になったヘタレな私です(笑;

    NORIさんへ、
    直線を走っていれば、
    なんてことないんですが、
    信号待ちで停まった道路が、
    カマボコ状になっていたり、
    砂利が落ちていると、かなりヒヤッとします。
    試乗会で借りて、ほんの数キロ楽しむのが
    私には一番です。
    所有するのは(費用も含めて)無理です。

    オノジさんへ、
    そうですね。
    ライダーシートまわりのスタイルは、
    ヘリテイジの方がすっきりしていますね。
    リアのボリューム感はさすがで、
    後ろについた車やバイクから見ると
    迫力あるでしょうね。
    私の気軽に流すツーリングにも、
    向かないでしょうね。
    あの巨体を乗りこなしている方々は
    すごいと思います。

    仙人さんへ、
    こういう比較写真や、ビフォー・アフターの写真、
    好きなんです。
    出来ればもっと、同じ位置・角度で写真撮りたかったです。
    風除け・寒さ除けを考えればやっこカウルが、
    荷物の積載を考えたトップケースならツアーパック、
    行き着く先は同じ形になりました。
    カウルは専用品なので取り付けは楽でしたが、
    キング・ツアーパックの取り付けは、
    参考になる資料・ネット情報もなくて
    試行錯誤でなんとかやりました。

    まさかずさんへ、
    ありがとうございます。
    この日は少し肌寒かったので、
    背中に大きなハーレーロゴの付いた、
    オレンジのメッシュジャケットにして
    わざと目立つようにしました。
    この写真(1枚目)はまだいいですが、
    跨って引き起こしている写真は
    かなり顔が引きつっていました(笑;

  5. でも・・・

    似合ってますよ?FLHTK(^^)

    最近ソフテイルのサスってどれぐらい耐久性があるの???
    って考えてます(^^;

    ちなみに
    FLHTCUとFLHTKの違いが分からない・・・

  6. 比較、同じ場所で同じ角度で!
    まさしく雑誌のインプレッション♪
    しかし、あのヘリクラが良くここまで似てきているとは!
    メカ好きさんのセンスの良さが光りますね?♪
    やはり重さは大柄なアメリカ人向けなんですね!
    わたしなんかスポスタでも重いと思ってるのに(^^;
    わたしもなんか借りて一日はしりたいですが、ほんと気を使いそう

  7. 真横からの比較対照でソフティールの造形美が益々気に入りました♪

    それにしても
    ウルトラのボリューム感はすごいですね

    オノジのツーリング・パターンでは持て余してしまいそうです

  8. 乗ってみたいですけど、絶対に立ちゴケしますよ私…
    試乗会でチャレンジしてみたいですね。

  9. 比較対照よく参考になりました。
    レンタルでこの車両を出してくれるなんていいね。
    重量はあるのでしょうがフロントフォークのトレール角がソフティルと
    違って起きているのでくねくね道も楽ではないですか?
    乗ってはみたいけど自分の体格ではもてあましそうで怖いですね。

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