50年間愛用のテスター

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私が使っているテスターは45年以上50年近く昔のものです。
もともとは私の父が購入したものですが小さい頃から電気モノ好きでラジオやアマチュア無線、オーディオやラジコン、鉄道模型好きだった私が主に使っていました。
今でも何の問題もなく実用的なテスターがコレです。
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三和電気計器株式会社のマルチテスターMODEL U-50D です。
サンワといえば今でもアナログ、デジタルのテスターメーカーとして有名な会社です。

今から半世紀近く昔のテスターがこうして現役で使え精度にも狂いの生じないというのは凄いと思います。
トランジスタやコンデンサのチェック機能等はありませんが交流直流の電圧・電流、抵抗が測定可能です。
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内部には基盤は無く測定レンジに合わせて巻き線抵抗をロタリースイッチで切り替えています。
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抵抗測定用のバッテリーは単三電池が二本。
実はかなり昔、私が測定レンジの設定を間違えて内部の抵抗とセレン整流器をダメにした事があって購入して十数年経っていたのですが、メーカーに手紙を書いたら(当時はインタネットもFAXも無かった)パーツ代(セレンが85円、抵抗が65円)で送ってくれました。
今から40年前の昭和46年(1971年)の事でした。
その時の領収書がコレです。
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テスタ棒も自分でワニ口タイプやピンタイプ等を自作して活用しています。
取り扱い説明書も親切です。
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付属品の価格も50年前のものですね。
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実は昨年、ようやっとデジタルテスターを購入しました。
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細かいレンジでの測定にはデジタルは便利ですが、アナログテスターの方が「量」をイメージ出来るし、電圧や抵抗の変化、針の動く速さで上昇下降傾向を表示出来るのでとても便利です。
以前、バイクナビのRM-A400での瞬断対策のためにコンデンサで対策を取った時などは、この「針の動き」が重要でした
そういう意味ではアナログテスターの活躍する場面はまだまだありますね。

それともう一つ、こんな「テスター」も持っています。
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赤い本体の中に単三乾電池を入れ、テスター棒を接触させて導通をチェックするものです。 メーターは電圧計ですが目盛りがなく、赤と青にエリアがあるだけで青い右端まで針が振れれば電気がよく流れている事になります。
ほかにチェック出来るのは本体の電池が新品なら他の電池を接続してみて電位差からその電池の電圧があるかどうかわかります。
これもたぶん40年以上昔、たぶん科学教材社で買ったものだと思います。

コメント

  1. わからないでしょうね さんへ、
    デジタルでないノギスといい、このミラー指針といい、
    細かい目盛りを正確に読み取る工夫って
    すごいですよね。
    >テスター棒?を抜き差しする時の何とも言えない微妙な力具合
    >ケーブルの堅さとぬめり感
    超マニアックですね(笑;
    そういわれてみれば、テスター棒の差し込みは
    普通のピンジャックより強めで、
    なんとも言えない感触かもしれませんね。

  2. デジタル派はメモリ上部のミラーの意味が。
    それと、このテスターのいい所は テスター棒?を
    抜き差しする時の何とも言えない微妙な力具合
    ケーブルの堅さとぬめり感 分解できる構造
    やっぱ ぬくもりがあるなぁ アナログは・・・

  3. 匿名 さんへ、
    今のテスターはブリスターパックか、
    ビニールの袋なんでしょうか。
    昔の段ボール箱の方が長持ちしますね。
    デジタルでは表現出来ない針の動きや
    メモリ上部のミラー部分に映る指針と影を
    一致させて正確に読み取る事など、
    今のデジタルテスター世代の方にはわからないでしょうね。

  4. 懐かしいです そのテスターの段ボール箱 
    まだ家にあるかな~ 父が買ったテスター
    デジタルよりアナログが数字がチラチラしないので今でも好きです
    でも導通の時は音が鳴って便利ですけど・・

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