18ヶ月点検の判定は？

今日は以前から予約してあった18ヶ月点検の日です。
朝10時に乗っていく予定ですので少し早く起きて準備です。

準備といっても大した事をした訳ではないのですが、
まず、サドルバッグに入れっぱなしにしてあった、
レインウェア関連を取り出します。
ちなみに常時いれたあるのは、
・私と妻のレインウェア（上下セット）　二人分
・デグナー製のFLSTC専用サドルバッグレインカバー
・GOLDWIN製レインブーツカバー
・雨用グローブとイボ付軍手　　です。

他に取り出して置いたのは、携行している独自の車載工具セットと
空のサドルバッグの型崩れを防ぐ為の詰め物（低反発マクラ）です。
ちなみにこのマクラは、
いつものツーリングの時にももちろん置いていきます。

それと整備の時に邪魔になるかなと思って、
ファントムフェアリングも外しておきました。

久しぶりのカウルレスでディーラーに向かいます。
最近、カウル、特にヤッコカウル付で走る機会が多かったので
何も無い状態だと、風をモロに受けるのもそうですが、
何か無防備のようなちょっと心細いというか、
前から丸見えではずかしいというかそんな気分です。

18ヶ月点検はハーレーの「CS36ヶ月プログラム」に基づくものですが、
法定点検は12ヶ月点検と24ヶ月点検、それに車検だけなので、
6ヶ月、18ヶ月、30ヶ月点検はやらなくても
「新車3年保証」の対象外になってしまう事はないのですが、
ペアライドで二人の命を預けて高速走行するバイクですから、
安心のために点検する事にしました。

18ヶ月点検といっても、点検項目は6ヶ月点検と同じです。
費用も（ディーラーによって若干異なるのでしょうけど）
私のところでは、6ヶ月点検は基本整備料がほぼ１万円でした。

今回、整備にあたってディーラーさんから
何か気になる所はありますか？と聞かれましたが、
リアタイヤの減りとアクセルワイヤの遊び位であとは好調なので
その２点だけ伝えました。
エンジンオイルは12ヶ月点検の時（8,800km）に、
フィルターと一緒に交換してありますが、
それから今回（12,900km）まで半年で4,100km乗っているし、
まだこれから秋冬と走るつもりなので、
一応エンジンオイルだけ交換を依頼しました。

点検には数時間かかるので、今回も台車のスクーターを借りて
一旦自宅に戻りました。
久しぶりに乗る軽量でニーグリップの出来ないバイクは
道路を走っていてもとっても怖いですね。
特に原付二種なんで右折レーンで待って入るときは
横を大きなトラックが来ると不安です。

途中で一回、ディーラーさんから私の携帯に電話がありました。
「整備をしている途中ですが、リアのブレーキパッドの残りが
　あと２mm程度なので、まだ大丈夫ですが安心のために交換しますか？」
という内容でした。
えっ！でも前回の12ヶ月点検の時に残り少ないからと交換したばかりなのに！！
前回は、8,800kmで交換、
今回は、4,100kmでまだ残っているとはいえ、減りが早すぎませんかね？
半分しか持ってないです。
以前からペアライドしてるし、走り方やブレーキの掛け方が
急に変わったつもりもないのですが、どうも理解できません。
前回、パッド交換でパーツと工賃で12千円弱かかっていました。

まだ２mmあるという事と、もうじきリアタイヤの交換をするつもりなので
その時一緒にやった方が工賃も節約出来るので、
今回はそのまま乗り続ける事にしました。

その後、ほぼ予定どおりの時刻に「整備、終了しました」の電話があったので
また代車スクーターでディーラーに向かいました。

整備内容については「定期点検明細書」を見ながら、
一項目づつ丁寧に説明してくれました。

・エンジンオイル交換
　　　今回、オイル代が安くなった。
　　　（前回の1L単価2,990円→今回1,640円　45%off！）
・P/mオイルとT/Mオイル点検
　　　若干の滲みはあるけど規定量あって問題なし
・クラッチ調整／クラッチケーブル調整・給油
　　　ケーブル自体は問題なしですが、取付け部にオイルの滲みあり。
・スロットルケーブル調整・給油
　　　私はいつもハンドルをまっすぐにした状態で遊びを調整していたのですが、
　　　実はそれは正しくなかったようです。
　　　ハンドルを右にいっぱいに切った状態でケーブルが張ってくるので、
　　　その時に適正な遊びにするのが正解のようでした。
　　　そうでないとまっすぐの状態やハンドルを左に切った時に、
　　　アクセルが引っ張られていたり戻しすぎていたりするそうです。
・ドライブベルト点検
　　　ペアライドが多くて、加速減速があるので伸び等が心配でしたが、
　　　問題なかったようです。
・スパークプラグ点検
　　　これも、走行距離の割りにエッジも出てるし、ギャップも正常との事。
・エアクリーナー清掃
　　　排気ガスのひどい都心部や、土砂埃の所を走る機会が少ないのと、
　　　排気をキレイにするためのブローバイガスも、
　　　低速走行があまり多くないので
　　　距離の割りには清掃だけで交換はまだ不要との事。
・F/Rタイヤエア調整
　　　自然減程度で問題なし。
・F/Rブレーキ点検
　　　フロント側のパッドはまだ大丈夫ですが、リア側は前述のとおり、
　　　走る度に自己チェックをした上で、早めに交換した方がいいでしょうと
　　　言われました。
・ステムB/g点検
　　　納車直後に、ステムあたりのガタつきがあったので
　　　すぐに整備してもらったのですが、それ以上は問題なく正常との事。
・BT充電圧／ターミナル増し締め
　　　バッテリーは12.5V出ているし、オルタネーターも14.2V発電している。
　　　整備中はリフターの上でずっと充電していたようだけど、
　　　私も毎週乗っているのでバッテリーの調子もいいらしいです。
　　　でもハーレーの整備では、バッテリーの交換は2年程度のようなので
　　　来年あたりには交換が必要かも。
　　　純正バッテリーは多少安くなったとはいえ、19千円位するらしいですね。
・灯火類点検
　　　問題なし。

そして最後に、洗車とテストランで定期点検終了です。

参考までに、「プラグインEFIエンリッチナー」を接続したまま点検をやってもらったので、
毎日いろんなハーレーに乗っているプロのメカニックの方に、
発進加速やトルク等、乗り心地に変化あるか聞いたところ、
「う～ん、顕著な変化はないようですね」との事でした。
やっぱり私だけが鈍感で感じなかったようではないですね。
まあ製品自体には、それぞれのハーレー、特にノーマルの給排気系か改造かで
効果の現れ方が違うかもしれないのでなんとも言えませんけど。。。

クラッチの取付け部の滲みはこんな程度です。

私自身はほとんど気にしてなかったのですが、
事務所での点検項目の説明を一通り聞いた後で、
実際にハーレーのこの箇所を見ながら説明してくれました。
（そのためにあえてここだけ掃除しなかったようです）
「SIX SPEED」のボックスの中からの滲みか、ホースの接続部なのか、
説明後、綺麗に清掃してくれて、
「しばらく乗ってみてどちらからの滲みかわかったらパーツを取り寄せます。
　毎回定期整備をやっていただいているので無償で修理します」との事でした。

点検整備とオイル交換でトータル15千円ちょっとです。
これでまたしばらく安心して走れます。

ただリアタイヤとブレーキパッドだけは早めに交換しないとマズイですね。
普通にディーラーで交換するとリア側だけでパーツと工賃で、
47～48千円位かかりそうです。
ディーラーでやってる「タイヤ３割引」の時があれば、
ここでの私の「整備ポイントカード」が１万円分あるので、
それを使えば３万円しないで出来そうです。
それでも結構痛い出費ですね。