1000円でノートパソコンを冷やす

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自宅サーバーの内の一台で、ライブカメラ用で24時間稼動させているノートパソコンを少しでも冷やしたくて簡単な冷却装置(?)を作ってみました。
出来るだけ材料費を抑えて何とか1000円ちょっとで揃えてみました。


現在の自宅サーバーの構成は、
1.メインサーバー:キューブ型機にLinux(Fedora Core5)を導入し、webサーバー、メールサーバー、FTPサーバーを構築
2.サーバー予備機:ディスクトップ機にWindowsXPを導入。最近は出番があまりない。
3.ライブカメラ用機:外出時の自宅監視用に屋内外をライブカメラでチェックする為に複数のUSBカメラを接続し、一定時間毎にメインサーバーに静止画をFTP転送している。
4.玄箱HG:最近導入したもの。

このうち、複数のUSBカメラを接続し1分間隔で静止画を送信しているサーバー機は、消費電力の少なさと静かさでノートパソコン(中古の東芝DynaBook Satellite)を使用していますが、結構発熱する上にパソコンラックに押し込められている為、筐体自体がかなり熱くなっています。
熱暴走や機器が壊れるまでにはいたっていませんが中のHDD等は確実に寿命を縮めますし精神衛生上も良くないので何らかの熱対策が必要と思われます。
在宅時に他のパソコン操作時は部屋自体を冷やしていますので問題ないのですが外出時、就寝時を考え対策を施しました。

市販のグッズを見てみると、熱伝導の良い台座や冷却ファンを付けたスタンド、熱伝導ジェルなどがあります。他にはソフト的にアイドルタイムのCPU稼動を抑えるものもありますね。ソフトは(過去にデスクトップ機で試した限りでは)効果がありますが対応するCPUが限られています。ハードのものはいずれも価格が5~6千円から1万円以上もします。
これらの中から効果がありそうな、ファンによる冷却台を出来るだけ安価に製作することにしました。

用意したもの
1.スタンド:ノートパソコンを載せ、下部に空気の流れを作れるもの。考えかたとして熱伝導の良い金属にするか、空気の流れの良いスケルトンにするか悩みましたが、金属の場合熱伝導が良いのは銅で加工もしやすいのですがある程度の強度を保つ為には厚さが必要でそうなると価格と加工性に問題が出そうです。
今回は現在使用しているネット製のスタンドを転用することにしました。
材料費:100円(100円ショップで購入)
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2.電動ファン:AC100Vかパソコンの12/5Vで動作するファンのどちらかですが、価格・入手のしやすさ・長時間稼動・静音性から、パソコンケース用に12Vのものにしました。USB接続では5Vの取り出しはできるのですが市販のケース用ファンのほとんどが12V用になります。最近増えているUSB接続のミニ扇風機を加工することも可能でしょうが長時間稼動と静音性に問題があります。今回はケース用の12Vファンで直径8cmの静音タイプのものを使いました。
12Vだとノートパソコンからの取り出しは内部の加工が必要となるので、今回は簡単にできるメインサーバー機からの電源ケーブルを分岐して取り出しています。
材料費:800円程度(地元のパソコンショップで購入)
fan01.jpg

ノートパソコンだけで製作する場合には前述のUSBミニ扇風機の加工か、簡易なAC100V-DC12Vコンバーター(キットで数百円から)やラジオ等のDCアダプターを使用するのがよいと思います。

3.電源ケーブル:上記のようにデスクトップ(キューブ)のメイン機からの電源分岐となりますのでこのケーブルが必要となります。
材料費:250円程度?(自宅にあったもの)

製作方法
特に難しい点はないですが、私の場合は下記のように製作しました。

1.スタンドは、100円ショップで購入したワイヤをビニールコーティングしたネットで、太さの太いもの。(そのせいで折り曲げは大変でした)
サイズは60cm×30cmのものでこれの両端はコの字に曲げ、ノートパソコンを浮かせるようにしました。

2.電源は、メイン機の電源ケーブルを分岐しケースの後隙間から外部に取り出し電動ファンにつないでいます。
常時稼動を前提としていますので特に中間スイッチ等は設けていません。
注意することは絶対にショートさせないこと。ショートするとサーバーが落ちます(経験談)
4ピンのコネクタから分岐または延長するタイプのものでいいと思います。
ケースからの取り出しは適当な穴から出せばいいのですが、作りの悪いケースだと穴の周りの金属のバリでこすれて電源ケーブルがむき出しになるおそれがあるので注意が必要。

3.電源ケーブルと電動ファンのケーブルを接続します。コネクタから端子を外して接続、絶縁テープで保護しておきます。
pin01.jpg

pin02.jpg

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conect03.jpg

conect02.jpg

conect01.jpg

4.あとは実際のノートパソコンの裏側で一番熱をもちやすい所の近くに電動ファンがくるようにネット式のスタンドにファンを固定します。

set01.jpg

この時の注意点は電動ファンはノートパソコンに対して排気(風を送る)する方に向けることと、ファンの下側(パソコンの反対側)に隙間ができるようにすることです。ファンが床の上に直接のるような形で設置すると十分な風を送ることができません。
固定には結束バンドを使いますが、ビニタイで暫定的に取り付けて効果を確認してから位置合わせをしてバンドで固定します。

set02.jpg

setting01.jpg

これで材料費、約1000円でノートパソコンを冷却するスタンドが完成です。
効果は、今までかなり熱買ったノートパソコンの底面の温度が多少ですが明らかに低下しています。

コメント

  1. ノートPCの冷却

    PCの冷却は皆気を使っていると思いますが、参考、メモの為に調べてみました。
    ほとんどのサイトが参考になります・・・勉強勉強。

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