車用レーダー探知機をハーレーに取り付け

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バイクにリターンしようと思った時に、これからはのんびりトコトコ流すツーリングがやりたくて今のハーレーを買った訳ですが、それでも正直に言っていつも制限速度で走っている訳ではありません。

クルマの流れに乗って走っているだけでも、制限速度+になってしまうのは仕方ないと思います。

もし仮りにツーリングに行くような山道や郊外の片側一車線、はみ出し通行禁止のところで制限速度、例えば40km/hをかたくなに守って走っていたら、後ろには大行列が出来、たぶん皆さん相当カリカリしてしまうことでしょう。

でもだからといってやみくもに飛ばしていたら危険ですし、よく行くルートにもネズミ捕りは実施されています。

 

そんな事もあって、以前からハーレーにはレーダー探知機を取り付けていました。

今まで使っていたものは、以前クルマに載せていた機器で無線などの音声も聞けるもので速度超過に対して三段階のLEDランプと音声で警告を発するものでした。

実際にはクルマと違って明るい陽射しの中、走行風の激しいバイクで、LEDや音声だけで警告を感知するのはなかなか難しく、前方に目視出来た取り締まり機が動作しているかどうかの確認くらいがやっとという状態でした。

 

今回、ハーレーのインナーフェアリングを付け替えたのを機会に、新しいレーダー探知機を取り付けました。

バイク用のものも検討したのですが防水機能は大いに魅力的なのですが、それ以外の基本的な感知性能や表示画面、便利そうなブルートゥースもすでにインカムやナビ、スマホで使っているのでたぶん無理、それに価格面においてのメリットよりデメリットの方が気になってしまいました。

結局、今回もクルマ用のレーダー探知機を購入することにしました。

 

最近の主流は、単に取り締まり機の発する電波を受信して警告するだけでなく、GPSで現在地を捕捉することであらかじめ登録されてある取締り場所を表示するようになっています。

これなら常時電波を発していないループ型やステルス型、新機種にも対応出来ます。

さらに単にランプが光って警告音がなるのではなく、大型液晶画面にその取り締まり機の種類や距離、方向なども表示してくれます。

その上、普段はGPSデータを基にした待受画面として、デジタルやアナログの速度計や時計などを表示させておく事が出来ます。

これを使えばインナーフェアリングのメーター部分に、速度や時刻などを表示させておく事が出来るので私の目的に最適です。

 

レーダー探知機は各社から発売されていて、大所はYUPITERUやCELLSTAR、COMTECといったメーカーが有名です。

数多くある機種の中でいろいろ検討してみました。
・上で述べた「GPS」による警告表示は必要
・そのGPSデータは更新しないと意味がないので、更新料無料がよい
・地図表示はナビが別にあるので不要
・受信するバンド数は、取り締まり機に関する5波でよい。それ以上は各種業務交信用無線波なので不要
・加速度検知「Gセンサー」はバンクさせるバイクでは不要
・走りながら操作出来ないからリモコンは不要
・画面はそこそこ大きくないと瞬視出来ないので3インチ以上
・待受け画面は、バイクのメーターとして使えるものが欲しい
・遊びの機能など、高機能はいらない

これらの条件から選んだのは、CELLSTARのVA-310Eという機種です。

VA-310E_main.jpg

 

もともと1万円以下のネット通販で購入しましたが、溜まっていたポイントを使いましたのでかなり安く手に入れられました。

レーダー探知機

 

まずは、内容物と基本動作の確認です。

レーダー探知機

 

レーダー本体とダッシュボード取り付け用スタンド、シガーソケット用電源コード、それに取り扱い説明書です。

本体のサイズはカタログデータでわかっていましたが、実際に手にしてみるとかなり小さめです。

スマホというより大きめの携帯電話並みです。

レーダー探知機

 

CELLSTARの製品は、日本国内で企画、設計、製造、品質チェックをしているそうですが、前面の銀色のプラスティックの枠の質感は、あまり高級という感じではないように思われました。

私の場合にはこの部分は埋め込んでしまいますので見えなくなるのでよしとしましょう。

でも本来の目的のクルマに積むとなると、あの質感は目に付きますし、銀色はフロントウインドウに反射するので検討すべき要素です。

カタログを熟読して操作方法を一通り覚えました。

設定画面が多数あるので最初に設定したあとでしばらく使ってみてさらに自分にあった内容になおすつもりです。

 

さて、次にこれをハーレーのインナーフェアリングの中に埋め込みます。

大きな左側のメーター部分に取り付けます。

インナーフェアリングの中ですので直接雨に濡れる事はないと思いますが防水機能が無いので、黒い塩ビ板のカバーの下に透明アクリルを挟んで防水対策をします。

データ更新用のマイクロSDカードを取り出しやすくするために、固定方法を考えます。

パネル裏側に取り付け用の板を付け、レーダーとタコメーターを支える穴を開けここに固定します。

レーダー探知機

 

切り出した板は防水塗装をします。

裏側から見たところです。

レーダー探知機

 

前面部は、インナーフェアリングのメーターに合う大きさにシボ模様の塩ビ板をカットし、表示部をくりぬいた裏側に透明アクリル板を重ね貼りしておきます。

さらにレーダー探知機本体との密閉度を増し、ホコリや水分が入らないようにパッキングを施します。

レーダー探知機

 

製作が完了し、テストしているところです。

レーダー探知機

 

埋め込み式にしたメリットは、「スッキリ収まる」「防水対策が出来る」という事のほかに、盗難対策に有効です。

ツーリング先の駐車場に停めておいた時に盗まれる心配をしなくて済みますね。
かいぎょう

普段の待受画面を、最初のうちはオーソドックスに「デジタル速度計」にしておこうと思います。

設定を変えて時計表示にしても便利です。

radardetector10.gif

この待ち受け画面は、
・デジタルメーター
・アナログメーター
・衛星情報
・デジタル時計
・アナログ時計
・エコドライブ情報
・エリアビュー(前方のレーダーや取締り場所の方向と距離を3Dで表示)
・デジタルフォトフレーム(任意の写真を表示)
・オフ
の中から好きな画面が選べます。

そしてレーダーを探知したり、GPSに登録されている取締りポイントにくると下の図のように表示して警告します。

radardetector10.jpg

 

実際にハーレーのセットしたところです。

レーダー探知機

一番気になっていたのは明るい日差しの元でも見えるかという事でしたが、思ったよりは表示が見えていますのでこれなら大丈夫でしょう。

上の写真では、バイク本体の速度計では50km/h弱を示していますが、GPSによるデジタル表示では41km/hとなっています。

この速度計はリアルタイムで刻々と変わるのではなく1秒位で切り替わるようですが、一定速度で流している時には参考になります。

クルマの速度計は誤差を考慮して数パーセント多めに表示しているのですが、そのつもりになってこのデジタルメーターを見てしまうと、実速度なので安心して余裕をみていると即、速度違反になってしまいそうです。

 

先日クルマで群馬フラワーパークに出かけた際に試しに搭載して走ってみて、一般道と高速道で実際に試してきました。

普段なにげなく通過しているところでも取り締まりポイントになっていたり、レーダーの動作状況がわかったりとかなり有効でした。

今もクルマには別のGPS対応のレーダー探知機を取り付けていますが、それよりはるかに多くの情報を得られるのと自動ドアなどの誤認識が制御されているのが気に入りました。

いずれクルマ用にももう一台購入しようかという気になりました。

 

音声はまだ最大音量にしていませんが、こちらはいずれテストするつもりです。

実際に使ってみて、音声案内には少し改造が必要なようです。

最大音量にすれば少しは聞こえそうですが、市街地や取締りをやっている計測者がいる所では音声が無いほうがいいと思います。

内蔵スピーカーから配線を取り出し、別のスピーカーを増設するとともに、防水トグルスイッチを間にかまして簡単に音声をカット出来るように手を加えるつもりです。

 

写真ではわかりにくいですが、下の写真は取り締まりポイントを通過する際の表示です。

インナーフェアリングの一番目立つ位置に取り付けましたので、走行しながらでも画面が切り替わったのはなんとなくわかるようです。

もう少し大きな画面の製品でもよかったかなと思いました。

レーダー探知機

 

YUPITERUからバイク専用レーダー探知機、Z320Bが発売されていますが、あちらは取り付けステーを別に用意すると4万円を超える金額になります。

今回私が取り付けたものと比べると、私には不要な地図表示とブルートーゥース機能が無いのがマイナスポイントですが、それ以外に表示される機能面では似たようなもので、それでも価格が1/4以下(実際はポイント使ったので1割り程度)で実現出来たので満足です。

これで初めての知らない土地でも少しは安心して走れるかなと期待しています。

 

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コメント

  1. イサカ さん へ、
    お久しぶりです。
    ハーレーのインナフェアリングは、
    もともと6連メーター用なので
    いろいろと取り付ける事が出来そうです。
    最初から付いていたものだと
    加工するのは木が引けますが、
    後付なので気楽です。

    私もオロロンラインや最北端、エサヌカ線を
    走ってくるつもりです。
    7月初めなので、
    たぶんツーレポは書きあがっていると思います。
    お互い、今年の夏は楽しめそうですね。

  2. こんばんは、おじゃまします。

    フェアリングがあるといろんな機器が付いていいですね。
    いつも綺麗に加工されているので感心しています。

    ところで、約30キロの直線道路と宗谷岬まで行ってみようと思い、
    私も8月26日から北海道へ行こう計画してます。
    勿論バイク(MT-01)です。いろいろ情報交換お願いします。
    @イサカ

  3. DON さん へ、
    デジタルもののツーリンググッズは、
    一度その便利さに慣れてしまうと、
    なかなかそれから離れる事が出来ません。
    デジカメ、ナビ、GPSロガー、動画ビデオカメラに続いて
    レーダー探知機まで装備しました。
    どこまで行くんでしょうか。

    純正のインナーフェアリングを取り付けた段階で
    車載用レーダー探知機の取り付けは考えていました。
    普段はデジタル速度計に、そして高機能の探知機になるので
    きっと役に立ってくれると思います。

    北海道は対向車線とかに隠れていて計測して
    U-ンして捕捉すると聞いています。
    過去に何度かレンタカーでドライブしましたが、
    計測しているのに出会った事はありませんでした。
    今回もそんなに飛ばすつもりはないですが、
    安全運転で行きたいと思います。
    情報、ありがとうございました。

  4. いいもの見つけましたね!
    北海道の取り締まりは殆どが同じ場所で行われますので、GPS対応であればすでにインプットされていますね!ただ、パトカーが測定をしている場合は厄介です。
    こんなに走りやすい道が50キロ???などというところは・・・隠れそうな場所があれば潜んでいます!

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