「秋のお泊り、菅平・上田・軽井沢 ~ 前編」 からの続きです。
菅平高原というのは、上信越高原国立公園にあって標高が1300から1500mの高原になります。
夏でも平均気温が20度以下と涼しい場所なので学生の合宿、特にラグビーなどが有名です。
でも観光客としてみた場合には、見るような場所は少ないようです。
菅平はスイスのダボスと姉妹都市となっているようですが、行った時が曇っていたせいか、どうもスイスらしさはあまり感じられませんでした。
(※ 前編記事内の「ようこそ菅平高原へ」のモニュメントの写真には、日の丸と一緒にスイスの国旗も写っています)
そんな中でも、ダボスの丘というところに、日本に近代スキーを伝えたとされるオーストリアのハンネス・シュナイダーという人の記念碑があるというので探してみました。
しかし地図やナビで調べてみても場所がわかりません。
何度かクルマで行きつ戻りつこの周辺をウロウロ走り回ったあとでスマホのGoogle Maps だけを頼りにたぶんこの辺だろうと思われる駐車場にクルマを停め、目の前の丘を登っていきました。
駐車場の中ほどにあった階段状のところからまっすぐ斜面を上がって行ったのですが最初の頃こそ何となく人が歩いた跡で草が倒れて道のようになったいたのですが段々それが狭くなり、笹ヤブやススキ野原の中に入って行きます。
斜面も結構きつくて普段歩きなれていないオジサンにはかなり厳しかったです。
そのうち人が通った跡もなくなり、胸の高さまであるようなヤブのような中をとにかく上を目指して登っていく感じになりました。
途中でなんども引き返そうかと思いましたが、スマホの地図で見るとすでに1/3以上来ているので、ここまで来たのだからもう少し!という気持ちでさらに上を目指しました。
歩き始めて15分ほどでやっと先の方にとがった碑のようなものが見えてきました。
自分としてはもっと長い時間登ってきたような印象でした。
ようやく頂上に着きました。
開けた場所に石を積み上げて固めた石碑が建っていました。
そこにはレリーフに人の顔が見えました。
ニコニコ顔の彼がハンネス・シュナイダーなんでしょう。
周囲をぐるりと見渡せます。
(※ ↓ クリックで拡大します)
夏の暑い時に都会を離れてこの涼しいところに来てきれいに晴れ渡った景色を眺めたら、もっと気分がいいでしょうね。
この写真の右奥の少し離れたところにに緑色の円柱状のものが見えると思いますが、これがダボスの塔です。
この塔のある場所の1㎡の土地は、スイスのダボスと姉妹都市提携の際交換し合った場所なのだそうで、ここは「スイスの国」のものだそうです。
ひととき、まわりの景色をながめて満足した後でここを下る事にしました。
またあのヤブの中を行かなければならないかとちょっとウンザリしていましたが、見渡せばすぐそばに、斜面に階段状になった道があるではないですが!
これがずっと下まで続いています。
私は駐車場からここまでほぼまっすぐ上がってきたのですが、大きく迂回する形で「登山道?」が出来ています。
当然ながら帰りはここを通っていきました。
遠回りにはなりますがはるかに歩きやすいルートがあったのです。
ずっと下ってきて、さっき通った道に出た先には、ここ菅平で有名な「焼きカレー」のお店があります。
店の前にはバイクが飾ってあります。
駐車場の停めてあったクルマに戻ったころにはかなり疲れていました。
チェックインの時間になったのでホテルに向かいました。
こんな台風が来ているような時期にはみんな予約をキャンセルしてしまい、お客さんはいないかと心配していましたが、そこそこ来ているようで安心しました。
部屋について一休みしたあとでまずはお風呂に入ってきました。
やっぱり天然温泉で、しかも露天風呂に手足を伸ばして入るのは最高の気分です。。いやぁ極楽ゴクラク!
思わず「ふぅ~~~」
途中でポツリポツリと落ちてくるものがありましたが、露天風呂に一部には屋根も付いているので雨に濡れずに入っていられました。
部屋でしばらく休んでいましたが、そろそろ食事の時間になりました。
先付け、前菜、お造り、焼き物と次々に料理が運ばれてきます。
そのどれもがおいしかったですね。
信州牛のしゃぶしゃぶも食べでがあり満足出来ました。
この頃には窓の外には雨がかなり降ってきました。
そりゃあ台風が来ているんですから当然ですね。
ここのホテルに泊まった目的の一つは、前回来た時に星が良く見えたからです。
でもさすがにこの天気では無理でしょうか。
寝る前にもう一度露天風呂に行った時は雨が強く降っていました。
ちょうど長野の近くを台風が通っていたころのようです。
夜中、2時に目が覚めました。 外はまだ雨が降っています。
3時、雨は止んでいるようですが、空には雲が広がっていますが上空は風が強いようで雲は早く流れています。。
一部は雲の薄いところもあるようです。
4時、雲の切れ間がだいぶ広がってきました。
出窓のところに三脚をセットしてカメラを構えます。
この時間だとホテルの外には出られませんので、部屋のガラス窓越しにしか取れないので、写せる範囲は限られるしピントもうまく合いません。
それでも何枚か撮影してみました。
↑ 木々や雲が明るく見えるのは長時間露光だからです。
撮影したのは日の出よりかなり前の4時半ころです。
台風直撃の日に、星空が見れただけでも良しとしましょう。
天気予報では、明日は曇りの予報。
でもきっと妻の晴れパワーで、台風一過の晴れ間が出てくれる事を期待しましょう。
後編へつづく。。。(まだ、引っ張りますよ(笑;
※ 移動ルートを記録するなら「GPSロガー」がお勧めです。
コメント
DON さん へ、
やはりいろいろと気を使う事があるんですね。
それでもあの重量級のウルトラを乗りこなしていらっしゃるなんて
やっぱり凄いです。
ウチでは一年中、ツーリングでも日帰り風呂に行ってます。
でもさすがに帰りには、
夏はせっかく入ったのに汗かくし、冬は湯冷めしちゃいます。
ウシ子 さん へ、
夜中に外に出る事が出来なかったので、
部屋も窓越しでの撮影となってしまい、
きれいな写真が撮れませんでした。
つまごいパノラマラインは、
ウシ子さんもソロツーで行かれたんですよね。
通行量も少なくて気持ちよかったです。
星空キレイですね~!
台風の通り過ぎた後で余計にきれいな空になったのでしょうか
ヤブの中をどんどん登るメカ好きおじさん御夫婦、ウシ子家には絶対マネできません(^_^;)
そうそう、前編の画像、先日のソロツーで走った場所ばかりだったので
とっても親しみを感じつつ読ませていただきました
嬬恋パノラマライン、まだキャベツあったんですね
あの直線道路はホントに気持ちが良かったです
菅平は近くは通っていますが実際に行ったことがありません。
結構、標高が高いんですね
我が家も以前はハーレーだけでなく、車でも結構行っていましたが、ストーマになりお湯に浸かるということがあまり出来ないので、温泉は女房だけが何度も浸かるという現状です。
しかし、温泉や旅館での食事や心の開放感はストレスの発散には最高ですよね!