「前編」の続きです。
日本国道最高地点、渋峠を越えてきました。
今回のツーリングでは、榛名、嬬恋、志賀草津道路と走ってきましたが、この後のルートについては、事前のコース設定の時にいろいろ考えました。
このまま志賀草津道路を走り、信州中野から上信越道に乗って帰るルートが、時間的にも費用的にも考えられますが、それでもどうもおもしろくないのです。
それで、一旦ここから引き返して、万座ハイウェイ、鬼押しハイウェイという観光道路を走り、中軽井沢から上信越道に乗る事に決めてありました。
それでもせっかくのいい天気なのでもう少しこの志賀草津道路を先まで行って楽しみます。
こんな景色ですから走っていて楽しくない訳、ありません。
思わず、誰カレ構わずピースサインや手をあげて挨拶しましたが、いつもよりは返ってくるのが多かったようです。
みんな気分がいいんでしょうね。
遠くの山には雲海のように雲が広がっています。
11時10分、横手山へ登るリフトの駐車場です。
天気もいいので、大勢の観光客が上へ登っていってました。
実はちょっと失敗しました。
ここに来た事のある方ならわかるでしょうけど、この駐車場はかなり急な斜面になっているのです。
しかも前方の谷に向かっても下がっているのです。
自動車や軽いバイクなら問題ないのでしょうけど、400kg近い私のハーレーをこの向きに停めたのは失敗でした。
左上が山側の斜面の停めるとサイドスタンドだけではバイクが直立してしまい、右側に倒れてきそうになってしまいます。
かと言って左側を谷側にして停めると、ハーレーのサイドスタンドは左側に大きく傾いているので、引き起こしが難しくなります。
さらに今回、前方が下がっている所に停めたので、駐車スペースからバイクをバックして引き出すのにエラく手間取ってしまいました。
こんな時、相棒が居てくれたら手伝ってもらえたのでしょうけど。(ウチでは「人間バックギア」と言ってます)
そんな事もありましたが、もう少し先へ進みます。
ここからは峠を下る感じで、尾根沿いの景色から斜面の景色に変わります。
それでもこのビロードのような、鉄道模型のジオラマのような風景は最高ですね。
駐車場があったのでここで引き返す事にしました、時刻は11時20分になっていました。
今回はミニ三脚を持っていったので、こんなローアングルでの自分撮りを何回かしてみました。
ここで休んでいたらバイクの周りや手に、タテハ蝶が何度もとまってきました。
引き返すルートも快晴で気分がいいですね。
11時半、渋峠の石碑の所でさっきより天気がよかったので撮影リベンジです。
ローキン乗りのハーレーの方が、自動車に乗ってご夫婦の方に話しかけられていました。
110のCVOでしたが、きれいに輝いていましたね。
上から見た志賀草津道路も、走りゴコロをくすぐります。
写真を撮っている横を、BMWのサイドカー付きを運転している女性ライダー三人組がすれ違っていきました。
志賀草津道路の分岐から万座方面に分かれて行きます。
万座温泉はイオウの香りがいかにも、って感じでした。
このルートを走る時、いつも立ち寄る弦ケ池です。
いつもならもっときれいなコバルトブルーが広がっているのですが、今回は周囲に藻が繁殖してしまっているようで、中央部分だけきれいな色を見せていました。
12時過ぎ、嬬恋牧場に到着しました。
つまごいパノラマラインだけですなく、ここにも愛妻の門と鐘があるようです。
第一の門から第五の門まで、ゲートになっています。
おしおきの門もありました。
この写真に写っている方たちとは、何度も会いました。
前日に横浜を出て停まられたCB400にタンデムで乗っていらした方々です。
最初は、万座温泉、空吹の駐車場で停まっていたお二人に、通る時に私が手を振って挨拶しました。
その後、私が弦ケ池の写真を撮っている時に、今度はこのお二人から思いっきり両手を振って挨拶を返されました。
ちょっとした事ですがとてもうれしくなりました。
ところで愛妻の門の最後は、二人が向かい合ってハグする足の位置が書かれたマットの上に、鐘が下がっていました。
やはりここは一人で来る所ではないようですね。
万座ハイウェイは、一部ゴルフコースの横も通ります。
平日ツーリングだと、のんびりマイペースで走れます。
13時10分、鬼押出しに到着です。
ここでちょっと水分補給とトイレ休憩です。
小学生達の遠足です。
この子達の中に、将来バイクに乗って自分の足でココに来る事を考えている子がいるのでしょうかね。
こういう、空に登って行くようなストレートな道はいいですね。
13時半、浅間六里ヶ原休憩所にて休憩です。
浅間山は上の方が雲の中に入ってしまい、全容は見えません。
鬼押しハイウェイは直線のまっすぐな道がいいですね。
軽井沢のアウトレットは、平日にもかかわらず駐車場もいっぱいで混雑していました。
この後の三連休だと、おそろしい事になりそうですね。
上信越道に向かう道も、適度なアップダウンのコーナリングが楽しめます。
登坂車線があるのに、走行車線のマイペースで登っていく乗用車には閉口しますね。
14時半、あまりの暑さに関越道の上里SAで休憩です。
ここで休んでいると、観光バスに乗ったオバサンが近寄ってきて「私はハーレーが好きなんですよね。 男だったら絶対こういうバイクに乗っていたかった。」と話しかけてきました。
けっこう、年配の女性、いえ「昔昔はギャルだった方」ってバイク好きで話しかけてくる方が多いようです。
ついには、観光バスからオジサン達まで引き連れて話しかけてきました。
私の方は、マッハ3とモトグッチに乗ってこられたご夫婦に声を掛けて話し込んでいました。
そんなこんなで、暑かったせいもあり休憩が長引きましたので、ツーリングの前半で計画より早めのペースで走っていましたが、家に帰ってきたのは結局予定より30分ほど早いだけになってしまいました。
全行程で450kmには届きませんでしたが、休憩含めて11時間のツーリング。
雨にも降られず天気にも恵まれた最高の気分でした。
後編で走ったルートです。
このマップは、前編と異なりi-gotU GT-600 でログを取ったものから作成しました。
※通った軌跡を地図上に残すならGPSロガーがオススメです
コメント
ichirou さんへ、
連休中は高速道路だけでなく
観光地はどこも混雑がすごいですね。
ハーレーですり抜けは、
出来ればしたくないですが、
30キロ、40キロの渋滞と聞くと
仕方ないですね。
重量級のバイクの斜面での駐車は
誰も助けがいないと悲惨な目に遭います。
このあとの三連休で大渋滞に遭いました。
ずぅ~っとすり抜けしっぱなしで疲れ果てましたよ。
ハレは駐車する時に考えますよね~
僕も一度、車体前方を下りに向けてしまい苦労した事あります(苦笑)
DON さんへ、
平日の休みはなかなか取れないので、
今回は天気にも恵まれ、ラッキーでした。
きっとシルバーウイークの三連休だと
渋滞とか凄そうです。
北海道にも何度かレンタカーで回りましたが、
平日はそうなんですね。
ウシ子 さんへ、
どうせ行くなら!と欲張っちゃいました。
行程表を作る目的は、
事前では「このルートで無理なく行って来られるか?」の検証に、
ツーリング中では「計画より早めなら、ちょっと寄り道、
ゆっくり観光」とかに使ってます。
志賀草津道路は霧が出やすいので、
晴れている時に走れてよかったです。
私は写真のように、完全に斜面で停まってしまったので、
出るときは、両足で後ろに踏ん張ってもビクともしないので
ハーレーにまたがったまま、ハンドルに体重を掛け、
後ろに反りながら反動で少しずつバックしました。
時間もかかりましたし、かなり必死でしたよ。
こんばんは~♪
ホントに欲張りツーリングでしたね(^◇^)
これだけ走るにはやはり綿密な計画あってこそですね!
さすが!メカ好きおじさん♪
草津白根道路の写真キレイです!
先日行ったばかりなので見覚えのある風景が沢山でした。
そういえば、傾斜のある駐車場の件、うちのパパさんも同じ経験あるって
言ってましたよ!
うちは停車する直前にハンドルきって何とか傾斜の所での駐車を避けられたけど
すごい必死だった!って言ってました。
メカ好きおじさんさんはどうやって脱出したのかな?(^_^;)
キレイな景色と絶好の天気!平日のツーリングは良いもんですね^^。
北海道の平日はダンプや営業者が多くて、スピードも遅めです。
安全運転にはいいのですが。